ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『プレステージ』(2006) クリストファー・ノーラン:監督

プレステージ [DVD]発売日: 2014/12/02メディア: DVD ライヴァルとして競い合ったふたりのマジシャン(ヒュー・ジャックマン&クリスチャン・ベール)のエグい舞台裏(の、命を賭けた抗争?)を描く作品。 このふたりの確執は、まずは舞台でのヒュー・ジャッ…

2020-09-29(Tue)

今日も、昨日の「殿様ネコ」に同じ場所で出会った。やはり凛として威厳がある。さすがに「殿様」である。 読んでいたナボコフの『プニン』をいちおう読み終えたのだけれども、わたしは「読み方」に失敗をした。普通にストーリーを追うような読み方をしてしま…

2020-09-28(Mon)

いい天気だった。ようやく秋になったかと言いたいところだが、ちょっとだけ気温が高かった。 仕事からの帰り道、駅から自宅への「野良ネコ通り」での駐車場の奥に、前にいちど出会ったネコがいたのに出会った。堂々として殿様のような風采ではないか。 跨線…

2020-09-27(Sun)

日曜日。天気予報ではこの週末は「雨」という予報だったが、けっきょく降らなかった。今日は午後からは晴れ間ものぞいて、ようやく「秋」という感じだ。明日からはしばらくいい天気だというが、ちょっと気温は上がるみたいだ。 今日もずっと『ナボコフ=ウィ…

『ナボコフ書簡集2(1959-1977)』ドミトリー・ナボコフ/マシュー・J・ブルッコリ:編 三宅昭良:訳

ナボコフ書簡集2作者:ウラジミール・V. ナボコフ発売日: 2000/07/04メディア: 単行本 ナボコフの『ロリータ』は紆余曲折の末、ついにアメリカでも刊行されて「超」ベストセラーになる。経済的問題から解放されたナボコフはコーネル大学を辞め、ヨーロッパは…

2020-09-26(Sat)

休日。この日は一歩も外に出なかった。外は曇天で雨の降りそうな天候だったが、どうやら雨にはならなかったのではないかと思う。 午後からはベッドに横になって、「あともう少し」になったナボコフの「書簡集2」を読む。読んでいるとニェネントが「かまって…

『溺れるナイフ』(2016) ジョージ浅倉:原作 井土紀州:脚本 山戸結希:脚本・監督

溺れるナイフ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]発売日: 2017/04/21メディア: DVD 「GYAO!」の無料配信リストにこの作品があり、「どんな作品なのだろう」と調べたら、まだ若い女性監督の作品で、しかも彼女をさいしょに評価したのは井土紀州氏なのだ…

2020-09-25(Fri)

朝起きて、落ち着いてから「そろそろ国分寺のクリニックに予約してある日が近いのではないだろうか」と思って確かめてみると、なんと今日、この日が予約日なのだった。いちおう仕事のあとに行く準備はしたけれども、予約時間は2時半。診察を受けて帰って来…

2020-09-24(Thu)

突然に涼しくなり、夜中とか寝ていてからだ(足とか)が布団からはみ出していると肌寒い。台風は予想よりもさらに東側にコースを曲げ、もう関東にはちょくせつの影響はないだろうけれども、これが秋雨前線を刺激してか、やはり予報では土曜日ぐらいまで雨模…

『ヘルボーイ』(2004) ギレルモ・デル・トロ:監督

ヘルボーイ [Blu-ray]発売日: 2019/04/24メディア: Blu-ray さいしょの頃、ベニチオ・デル・トロとギレルモ・デル・トロとがどっちがどっちだかわからなくなっていた。そのあとはこんどは、なぜかアルフォンソ・キュアロンとギレルモ・デル・トロとを混同し…

2020-09-23(Wed)

今日からまた仕事が始まる。「仕事に行かないですんだらどんなにいいことだろう」とは思うけれども、「仕事に行かない」と、それではすまないことになるので、こういう休み明けの朝にはいやいやながら家を出る。ニェネントとも四日間いっしょに過ごしたわけ…

2020-09-22(Tue)

台風が関東を狙っている。天気図のままなら、木曜とか金曜に東京の真上を通過しそうだ。去年の台風15号もかなり近いコースを取って、あのときはウチの真上を台風が通過したようだったし、千葉県では南部を中心に大きな被害が出た。幸運にもウチには大きな被…

2020-09-21(Mon)

4連休も3日目。天気予報は「この4連休は雨が多いよ」と言っていたのだけれども、昨日一昨日とさほどに天気も崩れなかった。それでこの日は連休に入ったときから「この日だけ晴れるよ」と予報で言っていて、じっさいに午後からは青空が拡がった。予報も今…

『マーズ・アタック!』(1996) ティム・バートン:監督

マーズ・アタック! [DVD]発売日: 2011/09/07メディア: DVD 1950年代のB級SF映画、とりわけH・G・ウェルズ原作の1953年のジョージ・パル監督による『宇宙戦争』、そしてエド・ウッド映画などへのオマージュにあふれた怪作。しかもそれでいて「豪華キャ…

2020-09-20(Sun)

ニェネントのトイレの掃除をしていたら、いつの間にか猫砂の在庫がすっかりなくなってしまっていた。「猫砂」だと思い込んでいたヴィニール袋はまったく別のものだった。では猫砂を買いに行かなくてはならない。 この4連休はもう買い物にも行かないで部屋で…

『ガラスの独房』パトリシア・ハイスミス:著 瓜生知寿子:訳

ガラスの独房 (扶桑社ミステリー)作者:パトリシア ハイスミス発売日: 1996/12/01メディア: 文庫 ハイスミスの長編9作目で、1964年発表の作品。物語はすべて、主人公のカーターの視点のみから語られていて、「これはカーターの認識はまちがっていて、ほんと…

2020-09-19(Sat)

ニェネントが、出窓の上にあがって外をじっと見ている。出窓の外は狭い駐車スペースがあって、その向こうは雑草のあいだに何台もの廃車が打ち捨てられた空き地が拡がっている。右側にはちょっと先に向かいの家の庭が見えて、いろいろな植物が雑然と生い茂っ…

2020-09-18(Fri)

予報で今日は30度を超える暑さになるというが、ひょっとしたらこれが今年さいごの夏日になるかもしれないという。秋になる。 秋らしく、わたしが家を出るときには真っ暗の真夜中。それでも東の空は少し明るいかと見える。これが10分も歩いて駅に近くなる…

2020-09-17(Thu)

勤め先の近くの路上で、葉っぱといっしょに虫(おそらくは蛾の幼虫)が落ちてしまっているのを見つけた。規則正しい突起がからだじゅうから出ていて、背中には青い筋が走っている。まるで海に棲むウミウシみたいで美しい。珍しい種類の昆虫の幼生なのかもし…

『はるかな国 とおい昔』ウィリアム・H・ハドソン:著 寿岳しづ:訳

はるかな国・とおい昔 (岩波文庫)作者:W.H. ハドソンメディア: 文庫 原題は「Far Away and Long Ago」。ハドソンはこの本をイギリスで、1918年に出版するわけだけれども、この本に書かれているのはアルゼンチンでのハドソンの5歳から15歳までの想い出で、…

2020-09-16(Wed)

今朝目覚めたらかなり涼しかった。スマホで予報をみると今日は30度にもならないというので、この季節初めてTシャツの上にシャツを着て家を出た。もちろんニェネントもだいじょうぶだろうから、エアコンもつけて行かない。 外に出ると夜明け前の空はきれいに…

『岸辺の旅』(2015) 湯本香樹実:原作 黒沢清:監督

岸辺の旅 [ブルーレイ]メディア: Blu-ray この作品はフランスの製作会社も製作にかかわっているようで、単にカンヌ映画祭「ある視点」で監督賞を受賞したからというのではなく、フランスでかなりのヒットになったらしい。 黒沢監督はいわゆる「サイコ・ホラ…

2020-09-15(Tue)

昨日の朝は曇天で真っ暗、真夜中のようだったけれども、今朝の同じ時刻は昨日のような厚い雲はなく、日の出前の薄明の空を見ることができた。しかし、雲はかなり拡がっている。 帰り道、道沿いの草むらに蝶が飛んでいたので、写真に撮ろうとした。しばらくカ…

2020-09-14(Mon)

昨夜は雨になったようで、早朝に外に出ると道路が濡れていた。空はすっかり曇っていて暗く、まだいまどきなら東の空はうっすら明るくなり始めているはずだけれども、今朝は真夜中のように真っ暗だった。気温は低く、涼しい。 仕事を終えた頃には少し気温も上…

『ナイトクローラー』(2014) ダン・ギルロイ:脚本・監督

ナイトクローラー [DVD]発売日: 2019/02/02メディア: DVD 監督・脚本のダン・ギルロイという人のことはまるで知らなかったが、そもそも脚本家として何本かの作品を手掛け、この『ナイトクローラー』が監督第一作だったということ。このあと2本ほどの作品を…

2020-09-13(Sun)

朝から、黒沢清監督の新作『スパイの妻』がベネツィア映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞されたというニュース。うれしいニュースだ。 この作品は前からいろいろと情報を読んで、黒沢監督も裾野を拡げたような印象を持っていて、ベネツィアに出品される…

『ナボコフ書簡集1(1940-1959)』ドミトリー・ナボコフ/マシュー・J・ブルッコリ:編 江田孝臣:訳

ナボコフ書簡集1作者:V.V. ナボコフ発売日: 2000/02/26メディア: 単行本 この本は「2」の(1959-1977)と合わせての書物ということで、「索引」も「訳者あとがき」も2巻目の末尾にしかない。だから「2」まで通読して、「1」「2」を合わせての感想を書こ…

2020-09-12(Sat)

昨日書いた、ある美術館での「クレカを持たない人への対処」についてだけれども、ツィッターで人に教えてもらったところでは、アメリカでもこのことは問題になっているようで、やはりその根本には「他人の触れた紙幣・貨幣の現金を触らない」という、COVID-1…

『髪結いの亭主』(1990) パトリス・ルコント:監督

髪結いの亭主 [DVD]発売日: 2018/07/25メディア: DVD 「髪結いの亭主」とは、日本で江戸時代から落語などでも語られた成句で、わたしたちにはなじみ深い言葉だった。それがフランス映画のタイトルになったりして、それでこの映画は日本で観客を増やせたのだ…

2020-09-11(Fri)

来週の土曜日からはわたしも4連休になる。そろそろ外に出かけてみようかと思いはじめてもいたので、連休前の金曜日にでも、まずは観たかった美術展を観に行こうかと考えた。今は先に観に行く期日を指定して予約しないといけないことが多いので、その美術展…