ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-09-12(Sat)

 昨日書いた、ある美術館での「クレカを持たない人への対処」についてだけれども、ツィッターで人に教えてもらったところでは、アメリカでもこのことは問題になっているようで、やはりその根本には「他人の触れた紙幣・貨幣の現金を触らない」という、COVID-19感染防止対策があるようだ。しかしそれでも、「クレカを持たない人も観られるように」という立法・法改正も考えられているらしい。日本では誰も言い出さないようだから問題にもされないようだが、わたしが「言い出しっぺ」になって、まずは美術館宛の手紙を書こうかとも思っている。言っとくけど、それは決して美術館を単に「批判」するものにはならないだろう。

 来週には自民党の総裁選が行われ、もう投票の前から菅氏が総裁になることはわかり切ったことである。その菅氏は昨日のテレビ出演で「(将来の少子化社会を考えて)消費税を上げることは避けられない」などということをのたまったらしい。この人物は政治的思考(に限らず一般的思考)のまるで出来ない人物で、まずはその「少子化社会」をどうするか、ということへの考えはないようだ。
 今の消費税は当初の目的の「社会保障」などのために使われることはなく、大企業の法人税を抑えるためにしか機能していないことは多くの人が知るところである。その結果庶民の生活は圧迫され、今はCOVID-19禍によってそのことに拍車がかかっている。
 わたしは今の若い人たちはかわいそうだと本心思っているのだが、こんな状況ではよほどの富裕層でもなければ「子どもをいっぱいつくろうね!」などとなるわけがない。つまり現行の消費課税だけで「子どもはつくれないね」となっているのに、それが「今は少子化社会だから財源を得るためにまた消費税を増税しよう」というのは、さらにさらに少子化社会を推し進めることでしかなく、国の政策としてあまりに愚かすぎる。
 ツィッターなどのネット上ではこの菅発言に批判が集まり、菅氏は今日になって「今後10年間は消費税増税はない」などと言い出したようだ。予想外の批判が集中してあせったのだろうが、このことでわかるのは、菅という男にはやはり政治的理念の持ち合わせはないということだ。ただ、前任の安倍がシラッと嘘をつき通したのに比較して、今のところは菅という男は安倍以上にチキンハートのようで、「おかしい」と言われるとオロオロしてしまう人物ではないかという印象がある。だから彼は官房長官時代にも記者の質問に「あなたに答える必要はありません」という、「答えない」というやり方で逃げたのだ。
 どうせ彼が総理大臣になってしまうのだろうが、はたしてそういうやり方がまだ通用するのか。そのことには安倍政権に忖度した官僚やメディアのヘルプがあったのだが、菅が総理になったあともそういう「忖度」はつづくのだろうか? このあたりに、この日本の未来がかかっていると思う。

 今日は朝から外は曇天で、昼前には雨が降り始めたようだ。それでもそれなりに気温は上がるのだけれども、寝室から扇風機を移動させ、今日からは扇風機で涼をとることにした。ニェネントもおそらくはこれでOKではないかと思う。そしてニェネントは、「Bean Bear Family」の仲間に入りたいようだ。

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 冷蔵庫の横に、もう一ヶ月近く前に買って放置しっぱなしのダイコンが遊んでいて、「いいかげんいつまでも遊ばせていないでコイツを料理しないといけないな」と考え、検索して「肉ダイコン」というのをつくることにした。
 しかし、いざ料理せんとてそのダイコンをまな板にのせ、皮をむいて輪切りにしてみるとすっかり傷んでしまっていて、その三分の一は捨ててしまわなければならなかった。冷蔵庫保存ならここまで傷まなかっただろうに、失敗だった。
 しかし残ったダイコンでつくった「肉ダイコン」はそれなりにおいしく、かなり大量につくったので明日の夕食の分も残ってしまった。保存しておけばもっと味がしみることを期待しよう。

 今日はまるでテレビとかも見ないで、ナボコフの書簡集(1)を夜まで集中して読み、何とか読了して「さあ寝よう」となったのだった。