ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-02-21(Wed)

 朝起きて、キッチンの方へ歩いて行くと、「ぐにゅっ」と、ヌルヌルしたものを踏んづけてしまった。もう、踏んだしゅんかんに「ニェネントくんが吐いたな」とわかる。
 たいていは朝食にがっつきすぎて、食後すぐに食べたばかりのものを吐き戻してしまうのだけれども、たま~に、食後でなくっても吐いてしまうことがある。その吐しゃ物によってはヤバいので、吐いたものをよく観察しないといけない。
 この朝は観察するまでもない。透明な胃液の中に大きな緑の葉っぱが見える。そう、昨夜は残ったダイコンの葉っぱをキッチンのそばの扉のない棚に入れっぱなしにしてあったのだ。ニェネントくんはその葉っぱを、「猫草」のようにかじったのだった。葉っぱがでかすぎて、とても消化しきれなかったのだろう。そのまんまのかたちで吐き出していたのだ。

 う~ん、ニェネントくんに「猫草」を与えるということはまるで考えていなかったけれども、こうやってニェネントくんが自分から、緑の葉っぱがあると食べてしまうというのは、彼女の体が「猫草」を欲していることでもあるだろう。こんどペットショップででも、ちゃんとネコ用の「猫草」を買ってあげようと思った。

 わたしは市販の「せき・たんの薬」を服用していたのだけれども、服用するとよけいに「せき・たん」がひどくなるようで、一昨日から服用をやめた。そうするととたんにのどの調子が良くなってしまい、薬服用前よりも状態はずっと良くなった。
 これは薬が効いたのだろうか? 服用しているときは症状は悪化するように感じられるだろうけれども、服用をやめたらその効き目がてきめんにあらわれる、そういう薬だったのだろうか?

 写真は昨日「ふるさと公園」で撮った、早咲きの桜。「三分咲き」にはなっていると思う。来週「ふるさと公園」に行くときには満開になっているのではないだろうか。

     

 昨日は初夏を思わせる陽気だったけれども、今日は一気に気温も下がり、また冬に戻ってしまった。昨日に比べて十度以上も低い気温。わたしもしっかりと厚手のセーターを着込み、ストーブのお世話になった。一歩も外を出なかったのでわからないが、雨にもなったらしい。
 昼食に、昨日のダイコンの葉っぱでなにかつくろうと思ったけれど、米は炊いていなかったし、冷蔵庫にもやしが残っていたので、またインスタントラーメンをつくってキャベツともやしを入れた。1玉買ってあったキャベツも、もうそろそろおしまいだ。今回もフードロスは出さなかったな。次は白菜を買おうかな。
 夕食にはダイコンを使おうと、昼から「下茹で」をして準備した。米を炊き、「鶏肉とダイコンの煮込み」をつくったのだが、またまたダイコンの下茹でに時間をかけ過ぎ、ふにゃふにゃのダイコンになってしまった。もうちょっと歯ごたえがないとおいしくはない。
 明日は昼にはダイコンの葉を使い、夕食には今日の「鶏肉とダイコンの煮物」の残りになるだろう。「おでん」は明後日だ。

 先日観たヴィクトル・エリセの『瞳をとじて』を、やはりもう一度観たくなった。映画館の上映スケジュールをみると、もう上映は金曜日でおしまいのようで、明日ならばやはり朝の8時半からの上映。がんばって明日観に行こうかなとは思う。

 この日は夕方から、先日観た『多摩動物公園の世界』と同じようなドキュメンタリー、『上野動物園の世界』を観た。上野動物園についてはただ「日本一古い動物園」ぐらいの紹介ぐらいしかされず、「動物園自体がどのような特色を持っているか」というようなことは語られず(「サル山」の展示だけは以降の日本の動物園の規範になっているということ)、ただ展示されている動物らを紹介するばかりで、ちょっと物足りなかった。やはり映像を見ても、多摩動物公園のような「柵のない展示」の方が、動物たちものびのびして見える。

 パトリシア・ハイスミスの『太陽がいっぱい』、ついにトム・リプリーはディッキーを殺した犯罪者となったわけで、「第二の殺人」も犯し、これからは「犯罪の隠蔽」にその才能を見せていく展開になる。この原作では、リプリーは偶然にディッキーと「そっくり」だったということで、映画でのようにパスポートの写真の細工などということはやらないけれども、例えば「サインの練習」のシーンを含め、そこは映画での見せ方に一日の長があるようには思える。