2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
出勤時、家を出るときは外は真っ暗闇の深夜なのだけれども、勤め先の駅で降りて外に出る時間になるともうすっかり明るくなっている。しかし、これも12月になるとこの時間でも真っ暗になってしまう。出勤時に明るい道を歩けるのも、もうそんなに長いあいだ…
セバスチャン・ナイトの真実の生涯 (講談社文芸文庫)作者:ウラジミール・ナボコフ発売日: 1999/07/09メディア: 文庫 書き手である「V」は、1936年に夭折した兄の小説家、セバスチャン・ナイトの精緻な「伝記」を書こうとしている。その背後には、セバスチャ…
昨日は少し雲の出ていた空だったけれども、今日は雲も少なく、午後からはすっかり晴天になってしまった。これがもうちょっと先ならば「小春日和」というところだろう。 今日は「野良ネコ通り」の、いつも「殿」のお出ましの駐車場で「殿」の姿を見た。それが…
二つ利用している銀行の、一方の銀行の通帳に余白がなくなってしまったので、今日は東の駅の近くにあるその銀行の支店へ行く。ついでに近くのショッピングセンターへ行き、包丁を買いたいと思っている。 わたしは冷凍肉を切り分けるのにも包丁を使っていたも…
ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男 [DVD]メディア: DVD パトリシア・ハイスミスが1954年に発表した、長編第2作(ハイスミス名義で出版出来なかった『キャロル』を数えれば3作目)『妻を殺したかった男(原題:The Blunderer)』の映画化。『ライク・…
早朝、家を出て「もうあと5分で駅に着く」というところで、家にスマホを忘れてきたことに気づいた。 わたしの場合、スマホは仕事中の時計代わりで、時計がないと時間配分とかいろいろと困ったことになってしまう。それで勤務しているビルの中にはなぜか時計…
特に朝の出勤時の気温が下がってきて、ジャケットを着て出かけるようになった。同じ時間に電車に乗る人たちも、皆さん厚着になってきた。いまだに半袖Tシャツ1枚でがんばっていらっしゃる猛者(もさ)の方もいらっしゃるけれども、中にはもう、オーバーコ…
今日も天気はいい。朝にわたしがベッドから抜け出してまずはニェネントに朝食を出してあげ、そのあと自分の朝食(ハムとチーズのトースト)を食べていると、自分のをさっさと食べ終えたニェネントがわたしのそばに寄ってきて、「あんたの食べてるの、わたし…
良い天気。今日は再び、亀有に『スパイの妻』を観に行く。こうやって仕事が休みの日に電車に乗って出かけるというのも、ずいぶんと久しぶりになると思う。『スパイの妻』上映の初回が11時45分からなので、10時前に家を出て早めにシネコンへ行き、先に…
ナボコフ自伝―記憶よ、語れ (1979年)作者:ウラジーミル・ナボコフメディア: - 1951年に刊行された、ナボコフ一家がアメリカに渡航するまでの回想録なのだけれども、一冊の本としてまとめられる前に、全十五章はそれぞれ単独で、主に「ニューヨーカー」など…
金曜日。今日はまた仕事の帰りに寄り道して、『スパイの妻』をもういちど観ようかと考えたのだけれども、公開から一週間経って上映スケジュールが変わってしまっていて、仕事の帰りに寄ってちょうどいい時間からの上映が、どこの映画館にもないのだった。そ…
この映画は当時日本でも『悪魔のような恋人』のタイトルで公開され、わたしも観たような記憶もあるのだけれども、何しろ前世紀のことなので何も記憶していない。それでその後なぜか、この作品は日本はおろかイギリスでもアメリカでもいまだにDVD化されて…
久しぶりに、「野良ネコ通り」で「殿」の姿を見た。やはりこちらを見返す姿勢や目線など、「殿さま」らしい威厳があるではないか。 「おや、近づいて行っても平気みたいだな」と近づくと、やはりむっくと起き上がって移動して行ってしまった。その姿もあわて…
夢をみて、久しぶりにその夢のことを少し記憶していた。 夢の前半の記憶は消えてしまったけれども、わたしはKさん(女性)といっしょである。何か教室のようなところでのレクチャーのあとだったような記憶もあるけれども、とにかく何かのイヴェントが終わっ…
今、ナボコフの自伝『記憶よ、語れ』と、同じナボコフの小説『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』とを同時に読んでいて、電車の中とかでは『記憶よ、語れ』、仕事の空いた時間とかには『セバスチャン・ナイト』を読むのだけれども、『セバスチャン・ナイト…
昨日書き忘れていたが、夕方に買い物に出たときに西の空に薄い、鋭いエッジの刃物のような月の姿が見えた。夕暮れ時の空の色も、月の上にかかる黒い雲とのコントラストも美しかった。 満月は満月で美しいもので、それこそ「月を愛でる」ことができるのだけれ…
ナボコフ=ウィルソン往復書簡集 1940‐1971作者:ナボコフ,ウラジーミル,ウィルソン,エドマンド発売日: 2004/12/01メディア: 単行本 エドマンド・ウィルソンは、実は読んだことはない。『アクセルの城』を読んでみたいと思ったことはあったが、けっきょく今ま…
朝起きて、そのままこれまで読んでいた『ナボコフ=ウィルソン往復書簡集』を一気に読了した(まあ、残り少なかったしね)。朝食のあとはナボコフの自伝『記憶よ、語れ』を読み始めた。この10月はナボコフ三昧である。 今日は意外と天候も良好なようで(ま…
人間の文学〈第9〉マルゴ (1967年)作者:ウラジミール・ナボコフメディア: - 1932年に発表された『カメラ・オブスクーラ』を、1938年にナボコフ自身が英語訳してタイトルも『Laughter In The Dark』として刊行したもの。その後ナボコフはロシア語時代の自作…
寒い。冬の訪れかと思うほどに寒い。外は冷たそうな雨がずっと降っている。わたしは押し入れから毛布を引っぱり出して布団の上にかぶせ、ふとんの中にもぐり込んで本を読む(毛布は、布団の下に敷くよりは布団の上にかける方が、ずっと布団の中は暖まるのだ…
こうやって本編を観る前に予告を観たり、黒沢監督や主演二人のインタヴューを観たりもしていたのだけれども、これはまったく予想外の作品だった。脚本は先日観た『寝ても覚めても』で脚本と監督をやっていた濱口竜介と、野原位という人物。もちろん黒沢清監…
今日は映画館に行くので、多少気もちが高ぶっている。今日の天気も薄日がさしている感じで、近ごろのように寒さを感じることもないようだ。仕事を終えてゆっくりと昼食を取って電車に乗れば、だいたいちょうどいい時間に目的のシネコンに到着しそうだが、そ…
よく考えてみたら、自分の通院している病院のこともあるわけだし、そんなに簡単に「移住」などということもできるわけもない。それに今のところは健康状態に問題もないようだけれども、いつ、どんな病気で療養しなければならなくなるかもわからない。今回の…
朝、というかまだ外は真っ暗な未明どきに目が覚めると、「面白い夢をみていたな」ということがよくあり、そのときにはその夢のことを何となく憶えているのだけれども、それで起き出してあれこれと朝のルーチンワークをやっているうちに、み~んな忘れてしま…
セブンスコード発売日: 2016/07/01メディア: Prime Video 「前田敦子は、周囲の何ものにも頼らず、たったひとりでその場所に堂々と存在することのできる、日本ではめずらしいタイプの俳優だ」というのは、黒沢清監督の言葉。わたしは去年の黒沢監督の前田敦…
書き忘れていたのだけれども、日曜日のこと。昼間にリヴィングから外を眺めてみると、窓のすぐそばに焦げ茶色のネコがいてわたしのことを見上げ、わたしに気づいたせいか逃げていってしまった。 初めて見るネコなのか、それとも前にこのあたりで見かけた、首…
今日からまた仕事。朝、「そろそろ出ようか」と立ち上がると、それまで近くで伏せっていたニェネントが起き上がり、わたしを見上げて「にゃお~」となく。「出かけるのかよ!」と言っているのだ。玄関で靴を履いていると近くまできて、グルグル回りながらに…
ニェネントがこの頃かわいい。とってもかわいい。鼻のまわりの黒ずみもすっかり取れてきれいな顔に戻ったし、動きも活発でよく食べていっぱいウンチをする。「かわいい」というより「健康」というか、元気いっぱい。今はちょっと気温も下がったので布団の上…
パンズ・ラビリンス スペシャルプライス版 [DVD]発売日: 2017/06/21メディア: DVD 1944年スペイン。内戦は終わっているがフランコの政府軍と山にたてこもるゲリラ軍との抗争は継続している。 スペイン内戦と幼い女の子、女の子の見る妖精(精霊)というとど…
台風チャンホンも接近してきて、前から予報されていた通りに、いちにちじゅう雨の日。そこまでに強い雨でもなく、風もほとんどないようだけれども、昨日一昨日からかなり気温が下がっていて、寒いぐらいだ。ついに昨日から薄手のセーターを着こんでいる。秋…