ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-10-10(Sat)

 台風チャンホンも接近してきて、前から予報されていた通りに、いちにちじゅう雨の日。そこまでに強い雨でもなく、風もほとんどないようだけれども、昨日一昨日からかなり気温が下がっていて、寒いぐらいだ。ついに昨日から薄手のセーターを着こんでいる。秋を通り越して早くも冬の訪れかという感じである。
 わたしが起き出して朝食をとったりしていると、ニェネントはわたしの代わりにベッドの布団の上で「ヘソ天」で寝ていた。ニェネントもやはり「寒くなったね」と思ってるのだろうか。

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 台風チャンホンはまた進路変更をするようで、なんとこの後、南の方にUターンしてしまうようだ。

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 これは前にも紹介した7日の世界各国の進路予想(スーパーコンピュータでの予想らしい)でいえば、赤色の進路予想がドンピシャ!というか、かなり正解だった。いったいどの国の予想だったのだろうか。青もまた、Uターンするということでは正解。

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 おかげで、今夜から日曜日のこのあたりでの台風の影響はほとんどなくなったと考えていいのだろう。よかったよかった。でも、週間天気予報をみると、来週の週末にはまた雨になるような予報になっている。もっともっと、「秋晴れ」の日がつづかないものだろうか。

 今日も『ナボコフ=ウィルソン往復書簡集』をベッドに横になって読みつづける。三分の二を過ぎたあたりだけれども、ちょっと「ロシア詩」の形式についてのやりとりが多く、しんどいところだ。
 わたしはロシア詩に限らず、19世紀あたりまでのイギリスの詩、フランスの詩その他がけっこう苦手で、それはきっと翻訳で読むそれらの詩の背後に、やはり翻訳不可能に思える「韻律」の問題があるだろうと思ってしまうゆえ、というところがあるだろう。だからそういうことから自由になった20世紀以後の「自由律」の詩がいい。
 ナボコフはT・S・エリオットのことをボロクソにけなすが、それはエリオットがまだ「韻律」に縛られているがゆえだろうか。わたしは『荒地』とか好きだけれども。

 けっきょく、読んでいていつしか眠ってしまい(いつものこと)、また目覚めたらニェネントの夕食の時間だった。
 ニェネントにごはんを出し、わたしもぼんやりしながら自分の夕食を何にしようかと考える。このところちょっと、あまり保存のきかない食材を買いすぎたところがあり、メニューを考えるのもたいへんなのである。それで今日の夕食は、「厚揚げと白菜との煮込み」ということにした。ただ材料を鍋にぶち込んで「めんつゆ」で煮込むだけで、めっちゃ簡単であった。思ってたより美味で、これはレパートリーに加えてもいい。

 食事の準備をしながら、最近「GYAO!」でどんな映画が無料配信され始めたかチェックしてみると、ギレルモ・デル・トロ監督の『パンズ・ラビリンス』の配信が始まっていた。もうじきキューブリック監督の『フルメタル・ジャケット』や、ポランスキー監督の『毛皮のヴィーナス』も配信されるようだ。それでさっそく、食事のあとに『パンズ・ラビリンス』を観るのだった。