ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『死闘!南太平洋』アメリカ軍戦時情報局:製作

DVD>死闘!南太平洋 [ドキュメント第二次世界大戦15] (<DVD>)メディア: 単行本 このドキュメンタリーは太平洋戦争中、アメリカ軍戦時情報局によって作成されたもので、1943年の12月に開始された連合軍(もちろん、このドキュメンタリーではアメリカ軍を中心</dvd>…

2020-06-29(Mon)

労災で4月分丸ごとの休業補償が振り込まれていた。本来の給与の80パーセントが支給されるのでけっこう大きい。これもある意味ではわたしの所属する会社がいいかげんだったおかげ、ということもできる。会社からの5月分の休業補償が奇妙にカットされてい…

『映画に愛をこめて アメリカの夜』(1973) フランソワ・トリュフォー:脚本・監督

映画に愛をこめて アメリカの夜 特別版 [DVD]発売日: 2015/12/16メディア: DVD わたしはトリュフォーの映画というものをわずかしか観ていない。そういうところで、トリュフォーの作品の特徴とかいうような「作家論」めいたことを書くことなどできない(わた…

2020-06-28(Sun)

今朝目覚めたら、窓の外から雨だれの音が聞こえる。外を見ると水たまりに雨粒のつくる輪っかがあらわれては消え、あらわれては消えしている。雨だ。「今日は一日家にこもっていようか」と思ったが、ケータイの地域ごとの天気予報ではこのあたりも午後には雨…

『動物好きに捧げる殺人読本』パトリシア・ハイスミス:著 中村凪子・吉野美恵子・榊優子・大村美根子:訳

動物好きに捧げる殺人読本 (創元推理文庫)作者:パトリシア ハイスミスメディア: 文庫 動物が主人公の13編の短篇集。収録作は以下の通りで、末尾のカッコ内はその作品に登場する動物。・コーラス・ガールのさよなら公演(ゾウ) ・駱駝の復讐(ラクダ) ・…

2020-06-27(Sat)

今日の東京都の新たなCOVID-19感染者数は57人になったと、夕方に報道されていた。特に20代、30代の若い人に感染者が多いのだという。長いこと長いこと「緊急事態宣言」がつづき、外で遊べなかったうっ憤した気もちが、緊急事態の解除で爆発して遊びま…

『たまもの』(2004) いまおかしんじ:脚本・監督

今読んでいるナボコフの『賜物』とは、いっさい関係はない映画。伝説の女優、林由美香さんの最晩年の主演作なのだけれども、実は6月26日はその林由美香さんの15回忌の日なのだった。改めて追悼。 ただこの作品、その映像、演出とストーリー展開とがうま…

2020-06-26(Fri)

仕事を終えてから、「そろそろ頼んであった労災の書類ができている頃だろう」と、勤務先近くの病院へと立ち寄る。どうせ寄り道するのだから、湯島でちょうど今開催されているKさんの個展も観に行くことにした。それで昼食はどこかで外食しようかと思ったの…

『カブトガニの不思議 ー「生きている化石」は警告するー』関口晃一:著

カブトガニの不思議―「生きている化石」は警告する (岩波新書)作者:関口 晃一発売日: 1991/10/21メディア: 新書 わたしは北九州で育った。幼い頃に両親に海に連れて行ってもらったとき、浜辺には数えきれない数のカブトガニがいた。聞いた話では、カブトガニ…

2020-06-25(Thu)

昨日、東京では新たなCOVID-19の感染者数が55人になったという。今日も夕方には48人との発表があった。今(今に限らず)、日本ではPCR検査の数を出来る限り抑えていることは誰もが知っていることで、そんな状況下で55人とか48人とかの新たな感染…

『フランシス・ベイコン・インタヴュー』デイヴィッド・シルヴェスター:著 小林等:訳

フランシス・ベイコン・インタヴュー (ちくま学芸文庫)作者:シルヴェスター,デイヴィッド発売日: 2018/06/08メディア: 文庫 フランシス・ベイコンに、ベイコンの友人でもあった美術評論家のデイヴィッド・シルヴェスターがインタヴューをする。それも、19…

2020-06-24(Wed)

ということで、今日は仕事を休んで、いつもの通勤途中のターミナル駅にある「労働基準監督署」に相談に行く。 朝8時過ぎに家を出て、「もうラッシュアワーも終わってるか?」と思っていたのだが、近年体験したことのないような電車の混み方だった。わたしは…

『11の物語』パトリシア・ハイスミス:著 小倉多加志:訳

11の物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者:パトリシア ハイスミス発売日: 2005/12/08メディア: 文庫 1970年に刊行された、ハイスミスの第一短篇集。ハイスミスが『見知らぬ乗客』でデビューしたのは1950年だから、第一短篇集を出したのはけっこう遅く…

2020-06-23(Tue)

梅雨。今週はずっと曇りか雨になるみたいだ。仕事の帰りに雨は降っていなかったけれども、自宅駅を降りて家へ向かうとちゅうに空を見上げると、不安感をあおるような大きな黒い雲が拡がっていた。 歩いているとついにぽつぽつと雨が降り出し、そのうちに傘が…

『奥さん、同窓会に行く』(2004) 小林政広:脚本 サトウトシキ:監督

公開時、およびDVDリリース時のタイトルは『団地の奥さん、同窓会に行く』。いわゆる「団地妻」シリーズに組み入れられるのかとも思ったけれども、「団地」という条件はそこまでに作品に活かされるわけではない。 団地住まいの夫婦の夫(川瀬陽太)はピン…

2020-06-22(Mon)

朝起きてニェネントに「おはよう」と声をかけ、朝ごはんを出してあげる。わたしも今はもう暑いのでパジャマも夏用の短かいものをはいているのだが、ニェネントのごはんを出そうとしていると、ニェネントがわたしのすねをペロリとなめる。わたしがごはんを出…

『夜のみだらな鳥』ホセ・ドノソ:著 鼓直:訳

夜のみだらな鳥 (フィクションのエル・ドラード)作者:ドノソ,ホセ発売日: 2018/02/01メディア: 単行本 海外文学で一大ブームとなった「ラテンアメリカ文学」。そのさまざまな作品の翻訳を一手に引き受けられ、ブームの影の立役者であられたのが去年亡くなら…

2020-06-21(Sun)

ニェネントも10歳になったか。やはり感慨深いものがある。この頃は陽気も暖かくなったので、以前のようにわたしが寝るときにベッドにあがってくることもなくなってしまって、ちょっと寂しいし、お誕生祝に買ってあげた「シェルター」にも「けりぐるみ」に…

2020-06-20(Sat)

今日はビッグイヴェント、ニェネントくんの10歳の誕生日を祝う(ほんとうは生まれたあとになって母ネコのミイがウチに運んできたので、じっさいに生まれたのは19日だか20日だか21日だかよくわからないのだが、まあ真ん中をとって「20日」というこ…

2020-06-19(Fri)

明日はニェネントの10歳の誕生日。ちょうどネコ缶の買い置きもなくなって来たし、明日ニェネントを祝ってあげる食材その他を買いに出た。ついでにわたしの欲しかったもの、生活用品も買う。 前から買い始めた新しいネコ缶はニェネントも気に入ってくれたよ…

『複製された男』(2013) ジョゼ・サラマーゴ:原作 ドゥニ・ヴィルヌーヴ:監督

複製された男 (字幕版)発売日: 2014/12/24メディア: Prime Video わたしは、このドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が苦手である。さいしょに観た『プリズナーズ』の演出は多岐にわたって『羊たちの沈黙』の模倣だと思い、「ここまでやっていいものだろうか」と疑問に…

2020-06-18(Thu)

ようやく、労災から3月の入院費が振り込まれたようだ。まだ明細通知が来ないので内訳は不明だけれども、じっさいの入院費よりも1万円ほど額が少ないようだ。 夜になって損保会社の方からも電話があり、COVID-19禍で延び延びになっていた調査を、これから始…

『ウィンド・リバー』(2017) テイラー・シェリダン:脚本・監督

ウインド・リバー(字幕版)発売日: 2018/12/04メディア: Prime Video ウィンド・リバーというのは、ワイオミングに実在する「ネイティヴ・アメリカン(インディアン)居留地」の地名。冬は雪に覆われる厳寒の地である。 この地で家畜を襲うピューマなどの駆除…

2020-06-17(Wed)

朝、家を出てしばらく歩いたところで、ニット帽をかぶってくるのを忘れたことに気づいた。頭の手術あとの傷もとっくに癒えたし、ニット帽などかぶらなくてもいいのだけれども、年末の交通事故で頭部にケガをしたあとに東のスーパーでなかなかにイイ感じのニ…

『話の話』(1979) ユーリー・ノルシュテイン:監督

現時点でのノルシュテインの最高傑作*1というにとどまらず、「アニメーション映画」というもののたどり着いた至高の作品、ともいえるのではないかと思う。 「アニメーション」というにとどまらず、「映像」というものがどれだけ「詩的表現」になりうるか、と…

2020-06-16(Tue)

今日はいちにち「晴れ」。仕事を終えて帰路に着くときには夏の陽射しだ。先週までわたしの下車駅の付近でたくさん電車に乗ってきた高校生たちの姿は見かけなくなり、電車はずっといい感じで空いている。きっと高校の授業時間も変更になったのだろう。 帰宅し…

『黄金の壺』ホフマン:著 神品芳夫:訳

黄金の壺 (岩波文庫)作者:ホフマン発売日: 1974/05/16メディア: 文庫 この本は、むかし高校生ぐらいのときに『黄金宝壺』とのタイトルの文庫本で読んでいた。古文調だけれども「おとぎばなし」風の楽しさにあふれた本だった。この岩波文庫版の「あとがき」で…

『四畳半襖の裏張り』(1973) 神代辰巳:監督

四畳半襖の裏張り [DVD]発売日: 2006/12/22メディア: DVD 冒頭の、宮下順子の芸者が人力車で遊郭に着き、人力車を降りて遊郭に入っていくワンカットのシーンは溝口健二を彷彿とさせ、「おお!いいね」とか思ったし、その宮下順子と客の江角英明とのからみの…

2020-06-15(Mon)

昨夜にまた雨が降ったようで地面が濡れていたが、だんだんに天気も回復して昼には日も照って、気温もあがってきた。朝、勤務先に向かうとき、歩道にタマムシの死骸があった。ちょっとぐちゃっとなってしまっているけれども、こんな都心にまだタマムシなどが…

『ギャラリー 欲望の画廊』(2009) ダンカン・ウォード:監督

ギャラリー 欲望の画廊 [DVD]メディア: DVD 原題は「Boogie Woogie」で、これは作品中で登場するピエト・モンドリアンの作品題名。でもモンドリアンには「Broadway Boogie Woogie」という作品はあるだろうけれども、ただの「Boogie Woogie」というタイトルの…