ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-06-21(Sun)

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 ニェネントも10歳になったか。やはり感慨深いものがある。この頃は陽気も暖かくなったので、以前のようにわたしが寝るときにベッドにあがってくることもなくなってしまって、ちょっと寂しいし、お誕生祝に買ってあげた「シェルター」にも「けりぐるみ」にもすぐに無反応になってしまって残念でもある。

 今朝は目覚めてニェネントの食事に「昨日の残りもの」で悪いけれども、あまりに量が多すぎて食べ残していた分を出してあげた。けっこうしっかり食べてくれてわたしも満足。

 今日はまた午後から天候が崩れるというので、昼前にまた東のスーパーへ行き、Tシャツとボディシャンプーとを買った。帰宅して自分の昼食(スパゲッティ)をつくって食べ、なんだかそのあとは腑抜けてしまったような気分になって何もする気分にならず、ベッドで本を読んでいてそのまま午睡になってしまった。自分なりにニェネントの誕生日が「一大イヴェント」という気分でもあったので、誕生日が過ぎて「終わった終わった」という気もちになったようだ。
 実は昨日から友人が湯島で個展を開催しているし、その他にも観たい展覧会も来週から始まる。特に友人の個展は「行かなくてはなあ」と思う。それに今はジム・ジャームッシュの新作『デッド・ドント・ダイ』も公開されているし(あんまし評判は良くないようだが)、そろそろ通勤以外にも出かけるときがきたかという感じだが、やはり考えると「出かけたくない!」という気もちが強い自分がいる。

 夕方になって目が覚めると、天気予報の通りに外は雨になっていた。目覚めてから、ツイッターで知った「オランダ国立オペラ」の『グレの歌』(シェーンベルク)をYouTubeから録音しながら、全篇真剣に観たわけではないけれども通して観た。「歌劇形式」の演出で、時代を原作から離れてヒトラー台頭期のドイツとしている。っつうかかなり本格的な舞台というか、場面転換も見どころ。「山鳩」がカッコよかった。しかし、これだけ舞台全体を「歌劇」に使ってしまったら、あの大規模なオーケストラはどこで演奏するのかと思って観ていたら、カーテンコールでじっさいの舞台の前にオーケストラが陣取っているのがわかった。まあ合唱の人員は舞台上に上がって「演技」の一環を担うとはいえ、これでは客席は相当に後ろの方になったことだろう。
 最近はCOVID-19禍の影響で、こういう大がかりな舞台作品がネット配信されるケースが多いのだけれども、気がついてみるともう消えてしまって観られなかったりする。まだしばらく公開されているならば、もういちどしっかりと観てみたい。

 夕食はまた経済的に野菜サラダと目玉焼き。もうちょっとで読み終わるところだったドノソの『夜のみだらな鳥』を、ようやく読み終えた。