ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-04-29(Thu)

 ほとんど今日から、大連休の始まりである。いちおう明日はちょこっと仕事に出るけれども、まあ翌日は仕事も休みだというのは半分休みみたいなものだから、そのあとは5連休が待っている(そういう意味では、明日の朝は早起きして仕事に出なければならないという今日こそ、ゆっくりとは休めないわけで、あんまり「休み」という気分ではない)。
 今日は「出かけようか? 映画でも観に行こうか?」というつもりもあったのだけれども、夕方から天気が崩れて雨になるという予報もあり、映画を観て外に出たら雨だったりしたらイヤなので、「ま、家でのんびりしようか」ということにした。

 せっかくわたしが「休み」で一日家にいるというのに、ニェネントはずっとわたしのことを無視して和室にこもりっきりでいる。食事の時間が近くなればリヴィングに出てきて、わたしがごはんを出してあげるのを待つだけである。これではわたしとニェネントがいっしょに暮している意味がないではないか、とか思う。なんという悲しいことだろう。
 午後のあいだ、ニェネントはキャットタワーの上からずっと窓の外を眺めているばかりだ。「世界がどんな風に変化していくのか」、ウォッチしているのだろうか。意外と哲学者なのだ。

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 それでも夜になってわたしがベッドで寝ると、今でもベッドの上に跳び乗ってきて、わたしと「危険な濃厚接触」をする。この、わずか10分間ぐらいの時間だけが、わたしとニェネントのすべてのリレーションシップなのだろうか。

 昼間、ネットで先日までの大阪の「文楽劇場」での公演が配信されていることを思い出し、「それは観なければ」とアクセスしてみたのだが、閲覧料で3千円ぐらいかかるわけで、わたしにとってはそういう「閲覧料」の金額よりも、それを支払うためのクレカを持っていないわけだから観られない。残念である。
 それで「そういえば」と、今はDumb Typeの"S/N"もまた配信されていることを思い出した。わたしはてっきり、コレは5月1日からだと思っていたのだが、それは別のトーク・イヴェントだかのことで、本公演の映像はもう観ることが出来るのだった。こっちは予約さえしてあれば完全に「無料」なので、わたしにもOKである。
 ということで、午後からはこの公演のネット配信を観た。

 今夜は雨になっても、明日はいい天気になるらしく、わたしは予約してある表参道の美術館へ行くつもりだ。明後日には映画でも観に行こうか、それとも東京の下町を散策してみようか。それは天候次第である。

 先日のニュースで、東京オリンピックパラリンピック組織委員会日本看護協会に対し、大会期間中の医療人員として看護師500人の確保を依頼したということだった。これは現状でもCOVID-19禍の下で医療体制がひっ迫している中、「今の患者は放置しても<東京オリパラ>に協力してほしい」ということでもあり(ましてや、<東京オリパラ>絡みだと「無休ボランティア」で協力してくれ、ということにもなるだろう)、強烈な<反撥>を呼んでいる(わたしも「#看護師の五輪派遣は困ります」というタグに1票投じたが)。
 この日、ついに東京での「新規感染者」は千人を超えてしまった。政府にせよ東京都にせよ、何らの方策も取らずに(ワクチン接種は大幅に遅延したままである)なりゆきを傍観しているだけで、こ~んな状態ではただ新規感染者は増加するばかり。それで政府も東京都も「あんたら、こらえてくれよ!」というばかりではもううんざりである。これはおそらくは戦時下、例えば空襲激化の下、防空頭巾と精神論で乗り越えようと言われたときみたいなものだろう。しかも、政府も東京都もこ~んな状態でも<東京オリパラ>はやるのだという。もうこの段階ではほとんど<狂気>であろう。
 わたしだって「自分の身は守りたい」という思いはあって「Stay Home」を(気もちとしては)1年以上つづけてきたが、このところ毎日書いているように、もう政府にも東京都にも<協力>しない。自分の身は自分で守る。それはスカ首相のいう「自助」につながることかもしれないけれども、そういうことではなく、政府や東京都の<要請>に逆らい、都県境を越えて動き回ろうと思っているし、映画だって舞台だって展覧会だって観に行くのだ(酒だって飲むぜ!)。