ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

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『ジャッカルの日』(1973) フレデリック・フォーサイス:原作 フレッド・ジンネマン:監督

ジャッカルの日 [DVD]エドワード・フォックスAmazon 原作者のフレデリック・フォーサイスは、今ではたいていの人がその名を知っている「スパイ小説」の大御所とされているけれど、当初はロイター通信やBBC放送の特派員として活動を始めた。1967年にはナイジ…

『ワイルドバンチ』(1969) サム・ペキンパー:監督

ワイルドバンチ 特別版【ワイド版】 [DVD]ウィリアム・ホールデンAmazon わたしはこの『ワイルドバンチ』、ペキンパー監督の後期、晩年の作品だと思い込んでいたが、彼のキャリアのなかではけっこう初期~中期の作品なのだった。 そう思い込んだというのも、…

『フランケンシュタインの逆襲』(1957) メアリー・W・シェリー:原作 テレンス・フィッシャー:監督

フランケンシュタインの逆襲 [DVD]ピーター・カッシングAmazon というわけで、『吸血鬼ドラキュラ』の1年前の、『フランケンシュタインの逆襲』も観てみた。邦題は『フランケンシュタインの逆襲』と、なんだか続篇っぽいタイトルだが、原題は『The Curse of…

『吸血鬼ドラキュラ』(1958) ブラム・ストーカー:原作 テレンス・フィッシャー:監督

吸血鬼ドラキュラ [DVD]クリストファー・リーAmazon 「ドラキュラ映画」といえば、古くからいろいろとあるわけだけれども、いちばん古いのは1922年のF・W・ムルナウ監督の『吸血鬼ノスフェラトゥ』だろうか。でもこの映画はサイレント映画だし、「ドラキュ…

『日曜日には鼠を殺せ』(1964) エメリック・プレスバーガー:原作 フレッド・ジンネマン:監督

日曜日には鼠を殺せ [DVD]グレゴリー・ペックAmazon フレッド・ジンネマン監督作品。観る前から、フレッド・ジンネマンにはいわゆる「地味な秀作」が多いという印象があり、この『日曜日には鼠を殺せ』も、わたしにはそんな一本だった。 映画は「スペイン内…

『コレクター』(1965) ジョン・ファウルズ:原作 ウィリアム・ワイラー:監督

実はこの映画撮影時、ウィリアム・ワイラー監督は『サウンド・オブ・ミュージック』を撮ることになっていたらしいのだけれども、ワイラー監督は当初から『サウンド・オブ・ミュージック』の監督には乗り気ではなかったらしい。ワイラーのエージェントは「先…

『サブスタンス』(2024) コラリー・ファルジャ:脚本・監督

サブスタンス [DVD]デミ・ムーアAmazon ハリウッドの「ウォーク・オブ・フェイム」にも名を刻まれたかつてのセレブ、エリザベス・スパークル(デミ・ムーア)は今もエアロビクス番組の主役インストラクターをやっているのだが、その50歳の誕生日に、まさに年…

『ジョーズ』(1975) ピーター・ベンチリー:原作・脚本 スティーヴン・スピルバーグ:監督

ジョーズ (字幕版)ロイ・シャイダーAmazon こうやって何十年ぶりかに観てみると、時代的に1975年に撮られたのならもうちょっと「アメリカン・ニューシネマ」っぽいところがあってもいいように思ったが、ぜ~んぜんそんな「ニューシネマ」な気配はなくって、…

『AKIRA』(1988) 大友克洋:原作・監督

AKIRA 〈DTS sound edition〉 [DVD]岩田光央Amazon 作品の中の、朱色に近い「赤」の色、そしてシアンに近い「青」の色とが、画面のなかで蛍光色のような発色をしていて、まずはそのことが記憶に焼き付くような作品だった。 1988年に第三次世界大戦が勃発し、…

『千と千尋の神隠し』(2001) 宮崎駿:脚本・監督

千と千尋の神隠し [DVD]ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社Amazon 作品の舞台は「この世ならざるところ」にある大きな「油屋」という遊郭を中心とする街であり、そこに集うのは「八百万(やおよろず)の神々」。その「遊郭」を経営しているのは西欧的な…

『カリガリ博士』(1920) カール・マイヤー、ハンス・ヤノヴィッツ:脚本 ロベルト・ヴィーネ:監督

カリガリ博士【4Kデジタルリマスター版】 [DVD]ヴェルナー・クラウスAmazon わたしは今の今まで、この『カリガリ博士』を観たことはなかったのだけれども、その昔、イギリスのニューウエイヴ系バンド「バウハウス」のシングル盤ジャケットにこの『カリガリ博…

『革命児サパタ』(1952) ジョン・スタインベック:脚本 エリア・カザン:監督

革命児サパタ [DVD]マーロン・ブランドAmazon この映画がアメリカで公開されたのは1952年の2月のことだったが、その時代は「赤狩り」真っ只中のときで、元共産党員だった監督のエリア・カザンはその1952年に「下院非米活動委員会(HUAC)」で証言をおこない、…

『深紅の盗賊』(1952) ロバート・シオドマク:監督

真紅の盗賊(字幕版)バート・ランカスターAmazon この作品のプロデューサーのハロルド・ヘクトはバート・ランカスターを見出した人物で、彼の映画デビューの手助けをしたが、この『深紅の盗賊』の頃にはバート・ランカスターと組んでプロダクション会社「ノ…

『情事の代償』(1950) ロバート・シオドマク:監督

情事の代償(字幕版)Amazon この作品はずっと日本未公開で、DVDでリリースされたときには『血塗られた情事』というタイトルだった。それが今、Amazon Prime Videoでは、この『情事の代償』のタイトルに変わっている。映画の中で「血」があふれたり流され…

『大いなる罪びと』(1949) ロバート・シオドマク:監督

大いなる罪びと(字幕版)グレゴリー・ペックAmazon なんとこの映画はドストエフスキーの短編『賭博者』を元にした作品であり、さらに加えて『罪と罰』の要素、そしてドストエフスキーの伝記的要素をも加えたものらしい。じっさい、主人公はフョードル(・ド…

『裏切りの街角』(1949) ロバート・シオドマク:監督

裏切りの街角 [DVD]バート・ランカスターAmazon な~んか、昭和のニューミュージックの曲名みたいなタイトルの映画だなあと思ったら、じっさいに「裏切りの街角」という曲はあったのだな。わたしゃどんな曲か記憶してはいないけれども。 ちなみに、この映画…

『魔の家』(1932) ジェイムズ・ホエール:監督

魔の家 [DVD]ボリス・カーロフAmazon 見る順番は前後したけれども、ジェイムズ・ホエール監督は1931年に『フランケンシュタイン』を撮ったあと、1932年に『The Impatient Maiden』と、つづいてこの『魔の家(The Old Dark House)』を撮り、1本置いて1933年に…

『透明人間』(1933)H・G・ウェルズ:原作 ジェイムズ・ホエール:監督

(字幕版)透明人間クロード・レインズAmazon ユニヴァーサル映画が『フランケンシュタイン』などホラー映画を連続してヒットさせたのは、まず1931年の『魔人ドラキュラ』(監督:トッド・ブラウニング、主演:ベラ・ルゴシ)の大ヒットがあったがゆえのこと…

『フランケンシュタインの花嫁』(1935)メアリー・シェリー:原作 ジェイムズ・ホエール:監督

フランケンシュタインの花嫁(字幕版)ボリス・カーロフAmazon ユニヴァーサル映画は完成した『フランケンシュタイン』の試写を見て、すぐに続篇の制作を決定した。このため、『フランケンシュタイン』のラストでヘンリー・フランケンシュタインが死んでしまう…

『フランケンシュタイン』(1931)メアリー・シェリー:原作 ジェイムズ・ホエール:監督

フランケンシュタイン(字幕版)ボリス・カーロフAmazon ユニヴァーサル映画は1931年2月12日に公開された『魔人ドラキュラ』が大ヒットしたことを受けて、ただちにさらなるホラー映画の製作に取り組む。選ばれたのはメアリー・シェリー原作の『フランケンシ…

『暗い鏡』(1946)ロバート・シオドマク:監督

暗い鏡Amazon この作品のプロデュース、そして脚本はナナリー・ジョンソンという人だが、この人は『怒りの葡萄』や『飾窓の女』などの脚本も手掛けた人で、同時に多くの作品のプロデューサーでもあった。この『暗い鏡』は、オリヴィア・デ・ハヴィランドの「…

『殺人者』(1946)アーネスト・ヘミングウェイ:原作 ロバート・シオドマク:監督

殺人者(字幕版)バート・ランカスターAmazon なんとヘミングウェイの原作なのだが、その原作はこの映画の冒頭の、2人の殺し屋が男を撃ち殺すまでのストーリーであって、映画での、そこに至るまでの究明というのは、映画でのオリジナルらしい。しかしヘミン…

『ハリーおじさんの悪夢』(1945)ロバート・シオドマク:監督

ハリーおじさんの悪夢(字幕版)Amazon 原作は1938年に初演されたトーマス・ジョブ作の舞台劇で、1942年にはブロードウェイで430回上映されたというヒット作。これを『幻の女』のプロデューサー、ジョーン・ハリソンが、ロバート・シオドマクとの次の作品に…

『容疑者』(1944) ロバート・シオドマク:監督

容疑者(字幕版)チャールズ・ロートン Amazon 20世紀初頭のロンドンが舞台。主人公のフィリップ・マーシャル(チャールズ・ロートン)は、口うるさくて意地の悪い妻のコーラ(ロザリンド・アイヴァン)との生活が悩みだが、心優しい男である。ある日、仕…

『クリスマスの休暇』(1944)サマセット・モーム:原作 ロバート・シオドマク:監督

クリスマスの休暇Amazon 原作はサマセット・モームで、この本は当時ベストセラーになっていたらしい。映画化権はユニヴァーサル・ピクチャーズが獲て、プロデューサーはフェリックス・ジャクソンが担当した。 このフェリックス・ジャクソンは当時大人気だっ…

『幻の女』(1944)ウィリアム・アイリッシュ:原作 ロバート・シオドマク:監督

幻の女(字幕版)フランチョット・トーンAmazon 特に日本で人気の高い、ウィリアム・アイリッシュの『幻の女』の映画化。 ロバート・シオドマク監督は先日観た『罠』のあと、ナチスの進出によりフランスを出てハリウッドに渡るのだけれども、渡米後の数本は…

『罠』(1939)ロバート・シオドマク:監督

罠1939(字幕版)モーリス・シュヴァリエAmazon 前に観たロバート・シオドマク監督の『フロウ氏の犯罪』は、素材はミステリーだけれども、演出は思いっきりコミカルに振れたものだったわけで、その前に観た、シオドマク監督がアメリカで撮った『らせん階段』…

『フロウ氏の犯罪』(1936)ロバート・シオドマク:監督

フロウ氏の犯罪(字幕版)フェルナン・グラヴェAmazon ドイツで映画監督のキャリアをスタートさせていたロバート・シオドマクはナチスの台頭で1933年にフランスに移り住み、その後6年間フランスで数本の映画を撮ることになるが、その時代に撮った映画は「コ…

『ロビンソンの庭』(1987)山本政志:監督

ロビンソンの庭太田久美子Amazon 1981年の16ミリ自主製作映画『闇のカーニバル』が世界で評判を呼んだ山本政志監督が、1987年に発表した劇場映画第1作。主演は『闇のカーニバル』につづいて太田久美子で、その他町田康(当時は町田町蔵)、江戸アケミ、田口…

『らせん階段』(1946)ロバート・シオドマク:監督

らせん階段 [DVD]ドロシー・マクガイアAmazon 監督のロバート・シオドマクは、フリッツ・ラングとまったく同じようにドイツでその映画監督としてのキャリアをスタートさせたが、ユダヤ系だったためにナチスの台頭からフランスに逃れ、さらにハリウッドへ渡っ…