ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『ダゲール街の人々』(1976) アニエス・ヴァルダ:監督

ダゲール街の人々 [DVD]パリ14区ダゲール街の人々Amazon この作品は、アニエス・ヴァルダが事務所兼住居を構えたパリ14区のダゲール通りに暮らす人々を撮った、ドキュメンタリー作品。 ダゲール通りはモンパルナスにある庶民的な通りということだけれども…

2024-02-28(Wed)

夜中に、ニェネントくんが寝ているわたしの上にあがってくる気配で目が覚めた。それでしばらくはわたしの胸の上とかでまどろんでいて、そのうちにまたいなくなってしまう。 今は夜に寝るときにはわたしの足元の段ボール箱に丸くなって寝ていて、なかなかわた…

『太陽がいっぱい』(1955) パトリシア・ハイスミス:著 青田勝:訳

太陽がいっぱい パトリシア・ハイスミス 青田勝訳 角川文庫 角川書店作者:パトリシア・ハイスミス 青田勝訳ノーブランド品Amazon 凛としたアラン・ドロンのたたずまい(わたしにはマリー・ラフォレの美しさこそ!)と、ニーノ・ロータの甘美な映画主題曲でよ…

『幸福(しあわせ)』(1965) アニエス・ヴァルダ:脚本・監督

幸福(しあわせ) アニエス・ヴァルダ HDマスター [DVD]ジャン=クロード・ドルオAmazon アニエス・ヴァルダが『5時から7時までのクレオ』の次に撮ったのがこの作品。この作品はベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞し、日本でも、1966年のキネマ旬報ベストテン…

2024-02-27(Tue)

昨日「ふるさと公園」からの帰りに、前回わたしが勝手に「サビーネ」と名前をつけたサビ猫に再会した。40日ぶりの再会だ。元気そうで何より。また会おうね。 今日も天気は良く、窓の外からの陽射しも明るかった。昨日よりは少し暖かいのかもしれないが、やは…

『ラ・ポワント・クールト』(1954) アニエス・ヴァルダ:脚本・監督

すでに写真家としてのキャリアをスタートさせていたアニエス・ヴァルダは、1954年にこの映画デビュー作を撮ったけれども、この作品は「ヌーヴェル・ヴァーグ」の先駆け、もしくは「ヌーヴェル・ヴァーグ」の最初の作品とみなされているようだ。 ラ・ポワント…

2024-02-26(Mon)

今日は久しぶりに空に青空が見え、昨日などよりもちょっと暖かくなった。午前中に「ふるさと公園」へと散歩した。 この日もまた、公園の中の芝生に足を踏み入れると、あたりのハトがみ~んなわたしのそばに寄ってきた。50羽ぐらいはいるだろう。 「なぜわた…

『5時から7時までのクレオ』(1962) アニエス・ヴァルダ:脚本・監督

5時から7時までのクレオ アニエス・ヴァルダ HDマスター [DVD]コリンヌ・マルシャンAmazon アニエス・ヴァルダの作品を観るのは、これが初めてか。「ヌーヴェル・ヴァーグ」の作家を、セーヌ川をはさんで「右岸派」と「左岸派」とに分ける見方もあるのだけれ…

2024-02-25(Sun)

夜中に目が覚めると、わたしの肩のところでニェネントくんがわたしと並んで寝ていた。「夢をみていたなあ」と、そのときにスマホに夢のことをメモしたのだが、朝に目覚めてからそれを見てみると、「雲の上の阪神」と書いてあった。いったい何のことだかさっ…

2024-02-24(Sat)

昨夜、駅からの帰り道で撮った写真。わたしは夜の道を歩くということはもう最近では体験しないことで、こういう街灯に照らされた暗い道はとても新鮮に思えた。いつも渡る跨線橋も、雨上がりのせいもあって夜にはまったく違って見える。 この日は午後には晴れ…

『瞳をとじて』(2023) ヴィクトル・エリセ:監督

二回目の鑑賞。わたしは前回、自分自身の記憶障害とこの作品とをあまりに関連付けて観ようとしてしまい、いささか道に迷ってしまったのだったが、今回はさいしょのときのそのような先入観を捨て、もっとストレートに観ることにしたのだった。 ただ、いちど観…

『落下の解剖学』(2023) ジュスティーヌ・トリエ:監督

わたしはまず、この作品のポスターのイメージに惹かれた。「雪の上に血を流して倒れている人物を見つめる人物」というイメージは、『ウィンド・リバー』という作品でも用いられていたし、古くは『ファーゴ』にもそういうイメージがあったと思う。どちらの作…

2024-02-23(Fri)

決めたように、今日は2本の映画を観に出かける。どちらの映画もちょっと長めで、『落下の解剖学』は2時間半、『瞳をとじて』は3時間だ。トイレのことがちょっと心配だな。 朝起きたら外は雨が降っていた。気温は低いようで、部屋の中も寒い。この日はひょ…

2024-02-22(Thu)

今日は2月22日で、ニャンニャンニャンの「ネコの日」。このところニェネントくんに特別にごちそうをしてあげることがなかったので、買い物に出たときにニェネントくん用に「サーモンの刺身」を買った。前に「まぐろの切り身」を買ってあげたときにそ~んなに…

2024-02-21(Wed)

朝起きて、キッチンの方へ歩いて行くと、「ぐにゅっ」と、ヌルヌルしたものを踏んづけてしまった。もう、踏んだしゅんかんに「ニェネントくんが吐いたな」とわかる。 たいていは朝食にがっつきすぎて、食後すぐに食べたばかりのものを吐き戻してしまうのだけ…

『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』(2019) イーブス・バーノー:監督

トルーマン・カポーティ 真実のテープ [DVD]トルーマン・カポーティAmazon 日記の方にも書いたが、わたしはジョージ・プリンプトンによる評伝『トルーマン・カポーティ』を読んで持っていたし、カポーティの『冷血』も読んだ。カポーティ―の本で読んだことが…

2024-02-20(Tue)

最近は暖かい日がつづくのだけれども、今日はもっともっと暖かくなり、このあたりでも軽く20℃を超えるだろうという予報。下手したら5月の陽気になるわけで、やっぱりちょっと異常なのではないかと思ってしまう。 この日わたしは「ふるさと公園」へと散歩に…

『ザリガニの鳴くところ』(2022) ディーリア・オーウェンズ:原作 オリヴィア・ニューマン:監督

ザリガニの鳴くところ (字幕版)デイジー・エドガー=ジョーンズAmazon 原題は「Where the Crawdads Sing」。「鳴くところ」というよりも「歌うところ」というニュアンスだろうか。原作小説は2018年から2022年までの長期間ベストセラーになり、「史上最も売れ…

2024-02-19(Mon)

昨日映画を観た帰り、今は野良ネコの姿をみることもなくなった「野良ネコ通り」で、空き地に一羽の鳥が降りてきているのを見た。最近はヒヨドリを目にすることが多いので「またヒヨドリかな」と思ったけれども、こうやって木の枝ではなく石の上とかに降りて…

『瞳をとじて』(2023) ヴィクトル・エリセ:監督

83歳のヴィクトル・エリセ監督、『マルメロの陽光』以来31年ぶりになる、彼の長編第4作。観る前の予備知識で、「記憶喪失に陥った男(俳優)」の話ということを知っていたので、記憶障害を抱えたわたしとしては、そんな心の準備をしてこの作品を観たのだっ…

2024-02-18(Sun)

昨日考えたように、この日は朝早くに起きて、まるで「お勤めの人」のように8時前に電車に乗って映画館へ行き、午前中はどっぷりと映画を鑑賞するつもり。観る映画はヴィクトル・エリセ監督の31年ぶりの長編新作、『瞳をとじて』だ。 昨夜は読書もはかどらず…

『ナイトメア・アリー』(2021) ギレルモ・デル・トロ:監督

ナイトメア・アリー ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]ブラッドリー・クーパーAmazon この作品の世界観、特にその美術の面からも、この作品には先日観た『切り裂き魔ゴーレム』の世界との親近性が感じられる。まあ要するに「ゴシック・ホラー」という世界なの…

2024-02-17(Sat)

テレビでネコのことをやっていて、「ネコたちは人に飼われるようになっても、<狩り>の本能を決して忘れていない」みたいなことを言っていた。それで思ったんだけれども、「実はネコは、ハンターとしてもっとも効率のいい方法を考え出したのだ。それは人間…

2024-02-16(Fri)

最近のニェネントくんは、もう2~3年前に買ってあったペット用のクッションの上でまどろんでいることが多い(ホットカーペットの上よりこっちの方がいいようだ)。 しばらく前までこのクッションは和室の隅に置いてあったのだけれども、ニェネントくんはし…

『プードルの身代金』(1972) パトリシア・ハイスミス:著 岡田葉子:訳

プードルの身代金 (扶桑社ミステリー ハ 8-9)作者:パトリシア ハイスミス扶桑社Amazon ハイスミスの作品には、読後感のよろしくないものがあれこれとあるけれども、この『プードルの身代金』からは、読み終わってもただ「やりきれない」という気もちから抜け…

2024-02-15(Thu)

夜中に、ニェネントくんが「むふっ!」と声を出し、わたしの左の枕元に跳び上がってきた。そのあとわたしの胸の上を横断して、わたしの右側でわたしに並んでのびのびと寝るのだった。時計を見るとちょうど夜中の12時だった。わたしはそのあと目覚めて、横を…

『ナイル殺人事件』(2022)アガサ・クリスティ:原作 ケネス・ブラナー:監督

ナイル殺人事件 ブルーレイ+DVDセットウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社Amazon 昨日『ユージュアル・サスペクツ』を観て、ちょっとがっかりしたもので、今日はアガサ・クリスティの原作、ケネス・ブラナーの監督と主演の『ナイル殺人事件』を観てみた…

2024-02-14(Wed)

今朝も、ニェネントくんのわたしの顔への「鼻息」で起こされた。こないだは右側からの鼻息攻撃だったが、今朝は左側から攻めて来た。「もう起きなよ~」というのだろうか。時計を見ると5時半前。ちょっと早いな。でもいつもより早く起きて(わたしが起きる…

『ユージュアル・サスペクツ』(1995)ブライアン・シンガー:監督

ユージュアル・サスペクツ [DVD]スティーヴン・ボールドウィンAmazon 「カイザー・ソゼ」とはいったい誰か?っつう映画というか、この映画に出演しているケヴィン・スペイシーは、この2年後に出演した『L.A.コンフィデンシャル』でも「ロロ・トマシ」とは誰…

2024-02-13(Tue)

昨日は、「ふるさと公園」から駅への道沿いにある公園の近くで、このあたりでよく姿を見た美猫の「ノラ・ミャオ」くん(わたしが前回このコに出会ったあと、勝手につけた名前)に、久しぶりにめぐり合った。顔見知りのネコに出会うのはうれしいことだが、「…