ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-02-24(Sat)

 昨夜、駅からの帰り道で撮った写真。わたしは夜の道を歩くということはもう最近では体験しないことで、こういう街灯に照らされた暗い道はとても新鮮に思えた。いつも渡る跨線橋も、雨上がりのせいもあって夜にはまったく違って見える。

     

 この日は午後には晴れて、窓の外も陽の光で明るかった。気温も上がり、昨日よりずいぶんと暖かい日だった。
 朝は土曜日なのでピーター・バラカンの「ウィークエンドサンシャイン」を聴いたが、この日は冒頭に笠置シヅ子の曲が3曲ほどかかった。
 笠置シヅ子は1950年に4ヶ月に及ぶアメリカ横断ツアーを行い、かなりの好評だったらしいが、この日の「ウィークエンドサンシャイン」でも、そのアメリカツアーの影響下に書かれた「オールマン・リバップ」もかけられた。面白い曲だった。
 毎朝のテレビ小説『ブギウギ』も、今は彼女の絶好調の時代にさしかかっていて、来週にはついに「買い物ブギ―」をやるみたいだ。昨日はちょびっとその来週の予告映像が流れたが、「買い物ブギ―」のときには舞台にさまざまな店のセットをつくり、福来スズ子は買い物かごを下げ、まさに「買い物姿」で歌っている様子が映されていた。これはあとでYouTubeを見て、じっさいの当時の映画の中で、笠置シヅ子がそういうセットの中で歌っている映像を見ることができた。これは今見ても楽しい映像だったし、「ミュージック・クリップ」としても最高のモノだと思った。

 Amazonに注文してあった、緊急時用の「折りたたみ水タンク」と、「猫草」とが到着していた。「折りたたみ水タンク」を註文したのは1月の末のことで、到着に4週間かかった。これで災害時対策で最低限必要なものはそろっただろうか。いつまでも使わないですめばいちばんいいのだけれども。

 「猫草」は、野菜でも配送されるように、すぐにネコが食べられる、もうすっかり成長しているものが配送されてくるのかな、ということもちょっと考えていたが、やはり届いてみると自分で容器に種をまいて育てるという、「栽培キット」なのだった。
 プラスチックの容器のなかに腐葉土と猫草の種とが別々にパックされて入っていて、まず容器の中に腐葉土の四分の三ぐらいを敷き詰めて、その上に種をまいて残りの腐葉土で種をおおう。軽く水を注いでしみこませ、余分な水は捨てればいいのだ。発芽まで今の季節なら十日ぐらいかかるのだろうか。写真ではまいた種が外から見える状態だけれども、ほんとうはぜんぶ土でおおってやるべきなのだ。

     

 セッティングもとってもかんたんなものだったが、まさか今になって自宅で植物を栽培することになろうとは思いもしなかった。でも今から「早く芽が出ないかな~」と、まるで小学生のような気分ではある。

 大相撲の世界で、幕内力士の北青鵬が同部屋力士への暴力行為などで、日本相撲協会から「引退勧告」を受け、北青鵬側は自ら引退届を提出して受理されたという。また彼の師匠である元白鵬宮城野親方監督責任を問われ、2階級降格、報酬減額などの懲戒処分となった。まあこれで宮城野親方も大相撲の中継で解説を行うこともなくなるだろうし、そもそも宮城野部屋を継続できるのか。いちおう彼の解説は相撲界の人間としては弁舌爽やかで聞きやすかったけれども、しょうがないことだろう。
 北青鵬はその2メートルを超す長身からも、当初は「すごい力士が出てきたな」とは思ったものだったが、去年あたりから、ただ対戦相手力士を受け止めて、棒立ちで動かない取り口ばかりになってしまっていて、「ありゃあ何だ」と思ってはいたのだった。あれはつまりは「楽して相撲を取る」やり方を身につけたわけだろう。宮城野親方の「庇護」もあって、世界をなめてかかっていたのだろうな。いなくなることを惜しいとも思わない。

 読んでいるハイスミスの『太陽がいっぱい』も、残りあと百ページぐらいになった。このあたり、まさに原題の「The Talented Mr. Ripley」にぴったりの内容で、「悪魔のように細心に、天使のように大胆に」というその行動は魅力的だ。