2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧
注文していた、パソコンに外付けするDVDプレーヤーが届いた。それでまずはしょっぱなに、持っていたCDで映像の入っている「エンハンスドCD」をかけて、買ってからいちども観ることのできなかった映像を観てみたいと思った。CDは、Bert Janschの「L.A…
献灯使 (講談社文庫)作者: 多和田葉子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/08/09メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る 中編「献灯使」と、「韋駄天どこまでも」「不死の島」「彼岸」「動物たちのバベル」の4編の短編で構成。内容は密接に連結…
やはりまた、この日記を書くことに時間を取られることが重荷になってきた。少し簡単に書きたいと思う。 多和田葉子の『献灯使』を読み終わり、今日からの通勤の電車の中では、長いこと放置していたシュティルナーの『唯一者とその所有』の下巻を読み始めた。…
記録 磯崎未菜(美術家) 田中偉一郎(美術家) 三遊亭遊子(落語家) 村田峰紀(美術家) 三野新(写真家・舞台作家) 神村恵(振付家・ダンサー) 江戸家まねき猫(動物ものまね) 小林耕平・山形育弘(美術家)
書かなかったが、思い出してみれば昨日24日は、2年前のこの日に当時住んでいた茨城のアパートの2階が火事になるという、忌わしい思い出の日だった。そのことがあって今の住まいに転居することになったわけで、ま、おかげで東京に出るのには楽な生活サイ…
日本一元気な動物園―旭山動物園8年間の記録作者: 多田ヒロミ,ザライトスタッフオフィス出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 動物園というスポットには、今でも微妙な気もちを持ちつづけているところが…
日本文学研究者のドナルド・キーン氏が亡くなられたとの報道。96歳というから「大往生」ではあるだろうが、その最晩年まで精力的な活動を続けられた方だ。それで、おそらくはこれから「外人」でありながらも「日本」を賛美された、ネトウヨ的な「日本スゴ…
注文していたモノクロのプリンターが届いた。このプリンターをいっしょに活用する予定の小曽根氏もウチに来て、すぐにテストするつもりでいたのだが、届いてみると起動ソフトウェアCDディスクがついていて、つまりそのCDを読み込まなければならない。わ…
‥‥心に残る展覧会だった。タイトル通りに、彼女の母、愛猫のスーリー、彼女の父それぞれの死に向き合う作品だったのだけれども、わたしはこうして、いきなりに「死」に向かう準備もないままにギャラリー内に足を踏み入れてしまった。そして、そこで「死」に…
2月も終盤。今日は仕事のあと、この週末で終わる、上野の博物館動物園前駅での指輪ホテルのインスタレーション「アナウサギを追いかけて」を見に行こうと思う。そのあとは、六本木と銀座のソフィ・カルの個展を観たいという計画。 しかし、「アナウサギを追…
日は少しずつ長くなってきて、まだわたしが家を出る4時50分ぐらいの時間は外は真っ暗だけれども、電車に乗って勤め先でメトロから外に出ると、もうすっかり明るくなった。気温もちょっとずつ上がってきているようで、つまり「三寒四温」というところだけ…
昨日の朝は空がすっかり曇っていて、一昨日みた大きな明るい月をみることは出来なかったけれども、今朝家を出るとすぐに、向かいの家の屋根の上に明るい月が輝いているのがみえた。雲がうすくかかっていて、その方がケータイのチープなカメラ機能ではしっか…
しろいろの街の、その骨の体温の (朝日文庫)作者: 村田沙耶香出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2015/07/07メディア: 文庫この商品を含むブログ (11件) を見る 一種の「ジュブナイル」小説というのか、主人公の結佳の小学生四年生時代、そして中学二年生…
夜中に夢をみて目覚めた。夢の中の世界では戦争が行われていたのが、ついに終わったところだった。わたしは見知らぬ中年の女性とともに事務処理にあたっていて、戦地から帰還して来た人たち、疎開していた人たちがもとの地にもどることの案内をしていた。わ…
月曜日。今日からまた仕事。まだ外は真っ暗な時間に駅に向かうのだけれども、歩いて行く先の国道のあたりに、真っ黄色な、大きく丸く光る看板のようなものが見えた。ちょうどその明るさも看板などの照明の明るさに見えて、「こんなところにあんな看板があっ…
日本文学盛衰史 (講談社文庫)作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/06/15メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 35回この商品を含むブログ (98件) を見る 先日柄谷行人の「近代日本文学の起源」を読んだということもあり、楽しそうなこの本を読…
このところはしばらく、寝る前に「楽しい鉱物学」という本を読んでいる。職場で「捨てる」というのを譲り受けて来た本で、まるで知らない分野の学問ではあるのだけれども、たしかにこれは「楽しい」といえるだろう。わたしも、どこか近場で鉱物採集の出来る…
2月2日、北千住BUoYでの公演につづいて、2回目の鑑賞。
今日は横浜へ行き、会場を変えて行われるARICAの「孤島」をまた観る。前回ちょっとウトウトしてしまったこともあるし、既成の劇場空間ではない場所での公演というのは、わたしはいつも惹かれてしまう。果たして、前回の北千住とはちがう、どんな見え方がする…
「嘘をつく男」に引き続いてチェコスロヴァキアが製作に協力し、さらに撮影地となったチュニジアとフランスの3国での共同製作。そして、この作品がロブ=グリエにとって初めての「カラー映画」だったということ。この映画の魅力のひとつは、そのチュニジア…
曇天で寒い一日だった。仕事の帰り、自宅駅から外に出るときには、うっすらと細かい雪があたりに舞っていた。このような雪は風情があるというのか、寒さもあまり気にならなくなる。 ニェネントの「発情期」は続いていて、いつもわたしのそばに居たがり、わた…
この原作本(というのか?)はその当時日本でも翻訳が出ていたのだが、映画の方は公開されなかった。それが50年近いときが経って、このレトロスペクティブで日本初公開(過去にシネマテーク的に公開されたことはあったようだけれども)。 これまでに観た4…
読んでいる高橋源一郎の「日本文学盛衰史」で、著者の高橋源一郎氏の「胃潰瘍」〜緊急入院の場面になり、それがもちろん夏目漱石の「修善寺の大患」と比されるのだけれども、それは読んでいるとどうしても、わたしの10年ほど前の「十二指腸潰瘍〜穿孔」体…
この作品もジャン・ルイ・トランティニャンの主演なのだけれども、チェコスロヴァキア、イタリア、フランスの合作映画というかたちを取り、とりわけチェコスロヴァキアの貢献度は高く、撮影もチェコ、俳優人もほとんどチェコの俳優と、もうほとんど「チェコ…
安倍晋三が国会で「民主党政権の暗黒時代」みたいなことを言ったらしく、Twitterとかで皆が批難しているのだが、安倍の政治信条からすればそう語るのは当然のこと、当たり前のことだと思う。だからわたしなどは早く安倍政権を終わらせ、「安倍政権の暗黒時代…
なんと、主演はあのジャン・ルイ・トランティニャン。どうもロブ=グリエ自身がトランティニャンのファンだったらしいのだけれども、とにかくはトランティニャンのこの作品でのポーカーフェイスぶりを観ているだけでも、その他のおかずがなくってもご飯三杯…
また今日から仕事。朝の通勤電車の中では読みさしの高橋源一郎の「日本文学盛衰史」を読むのだが、これがちょうど、田山花袋がAVの監督をやってしまうという章にかかるあたりで、とにかくは「とんでもないポルノチックな描写」が続き、こういうのを早朝の5…
ロブ=グリエの初監督作品で、舞台はイスタンブール。ちらっとパンフレットを読むと、実はこの映画は「去年マリエンバートで」の前からプロジェクトが進んでいたのが、トルコの政情不安で一時中断、そのあいだに「去年マリエンバートで」が先に撮られたのだ…
‥‥ということで、アラン・ロブ=グリエの映画作品を、これからしばらく観続けようと思う。 ロブ=グリエという作家は、もちろんわたしの中では「小説家」、それも「ヌーヴォー・ロマン」とか「アンチ・ロマン」とか呼ばれたジャンルの代表的作家。ちょうど日…
ニェネントが、どうやら「発情期」になったらしい。夜に吼えながら和室からリヴィングへと行ったり来たりする。昼はわたしのそばにぴたっと寄り添って、それでわたしの顔を見上げて物欲しそうににゃ~にゃ~となく。前の日記で調べるとニェネントが前回に発…