ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-02-13(Wed)

 安倍晋三が国会で「民主党政権の暗黒時代」みたいなことを言ったらしく、Twitterとかで皆が批難しているのだが、安倍の政治信条からすればそう語るのは当然のこと、当たり前のことだと思う。だからわたしなどは早く安倍政権を終わらせ、「安倍政権の暗黒時代」、いや、「地獄の時代」と言いたいわけだけれども、安倍が民主党時代を「暗黒時代」と言ったことを批難すれば、安倍の時代が終わったときに「アレは<暗黒時代>だった」と語ることも批難されるべきことになるのではないだろうか。右派が左派を「クソ」といい、左派が右派を「クソ」というのは、互いに「当然のこと」だろう。それはわたしだって今の「反・安倍」こそが圧倒的に正しいとは思っているが、たとえ安倍政権が限りなく全体主義に近接しているとしても、そんな安倍政権一派がヒトラーナチスのように「地上に二度と現れてはならない政治思想」とでも認定されない限り、彼らが自分の政治思想を語ることを阻止するのは間違いであると思う。要は、そんな思想を支持するか支持しないかという、国民の意思にかかっていることだ。
 もういちど書けば、安倍が「民主党の暗黒時代」ということを<ダメ>ということは、以後安倍政権が終わったとき、ロジカルには「安倍政権の暗黒時代」ということも<ダメ>になってしまうではないかと、わたしは思う。こんなことを土俵にしてはいけない。<民主主義>とは何か、よく考えるべきだ。
 こういうことでは前にTwitterで読んだツィートで、自分が電車の中で朝日新聞を読んでいたら、近くにいた女性が「じゃま」と言い出して、ツィート主は「ネトウヨ女が自分が朝日読んでいることにいちゃもん付けてきた」みたいに書いていたのだが、はたしてはたして、このツィート主の新聞の拡げ方がひょっとしたら本当に周囲の人に迷惑でなかったかどうか、読んでもわからないのである。同じように先日読んだツィートでは、「電車の中で夕刊フジを拡げて読んでいたネトウヨに腹立った」というようなのも読んだが、はたしてどっちがどっちなのか(紙面の大きさでは、タブロイド判の「夕刊フジ」の方が遥かに小さいが)。こういう、「オレはリベラル(正義)だからね」みたいな連中も、精神の狭義性ではネトウヨ(彼らも、「オレは正義だ」と思っている)と変わるところはないと思う。単にネトウヨが病んでいるのではなく、リベラル姿勢を装っていても「何も考えていない(実は保守?)」連中は思ったよりも多い。日本ももうおしまいだと、わたしが思うところのことではある。

 今日はロブ=グリエ3日目、「嘘をつく男」を観た。これで4本、あと残りは2本だ。映画館の帰りにウチの駅前のスーパー「農家の集い」に寄り、白菜と長ネギ、それから「イナゴの佃煮」などを買った。いい買い物だ。
     

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イナゴの佃煮(甘露煮)