ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-02-22(Fri)

 2月も終盤。今日は仕事のあと、この週末で終わる、上野の博物館動物園前駅での指輪ホテルのインスタレーションアナウサギを追いかけて」を見に行こうと思う。そのあとは、六本木と銀座のソフィ・カルの個展を観たいという計画。
 しかし、「アナウサギを追いかけて」の展示はもう明後日には終わってしまうわけだし、前にいちど行って門前払いを食らった感じでは入場者数も限られている感じで、「ダメかもしれないな」という気はしている。しかし、行けるのはこの日しかないので、とりあえずはトライ。
 天候は良く、上野公園を歩いていると暑いぐらい。半袖で歩いている人もいた。
 上野公園は「TOKYO酒屋魂/ご当地鍋フェス」というのをやっていて、屋台がいっぱい並んでいた。おいしそうな店が並んでいて食指をそそられる。‥‥昼飯を先に食べて来たのは失敗だった。

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 で、「アナウサギ」は案の定、入場整理券の配布は終わっていて、アウト。

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 それで上野駅に戻ろうとすると、国立博物館の「顔真卿」展もまたこの週末で終わるらしい。わたしは「書」というものにそれほどに興味があるわけでもないのだけれども、この「顔真卿」の展示は作品自体が日本で公開されることも奇跡的で、懇切丁寧な解説の評判も聞いている。もっと長くやっているものと思っていて、「そのうちに行こう」ぐらいの気もちだったのが、もう終わってしまうのだ。「では今日観なければチャンスはない」と、Uターンして博物館へ行ってみたけれども、やはり一時間以上待たされるという案内。そこまでの余裕はないのでやめた。急に思いついてもダメなのだが、残念。

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 それで、メトロの日比谷線に乗って六本木へ。2年前にオープンしたPERROTIN TOKYOでのソフィ・カル展を目指す。
 わたしはふだんギャラリー廻りということをほとんどやらないので、このPERROTIN TOKYOを訪れるのも初めてだし、すぐそばにシュウゴアーツなどのギャラリーの集合する「complex665」があるのをみつけ、「ここだったのか」と思う始末。

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 このPERROTINでの展示の感想は長くなるので別枠にして、とにかくは観終えて次は銀座のギャラリー小柳での展示「なぜなら(Parce que)」を観に行く。
 ここでは、彼女の新作9点の展示。額縁というか木の枠に布がかけられ、そこには原美術館での彼女の作品のように、刺繍で文字が書かれている。9点すべてが「par que」と書き始められているのだが、その布をめくってみると、その下に写真が貼られている。その書かれた<テキスト>と、写真という<映像>とのせめぎあい。その真ん中に、<わたし>という観客がいる。

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 ギャラリーを出てエレヴェーターに乗ると、そこには今日の日付け、今の時間とが表示されていた。「2」の数字が並ぶ。そう、今日は2月22日、「にゃんにゃんにゃん」のネコの日とされているらしい。これで2時22分だったら、おまけに「ネコの時」にもなったことだろう。階数表示も「2階」で、オール2、「にゃんにゃんにゃん、にゃんにゃんにゃん、おまけににゃん」となったことだろうに、エレヴェーターに乗った時間がわずかに早すぎて、一匹のワンコ(1)がまぎれこんでしまった。

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 帰りは銀座から東京駅に出て、駅をまたいで大手町から千代田線に乗る。なぜそんなに歩いたかというと、大手町からは通勤の定期を持っているから。少しでも節約したいのだ(無駄遣いするときは盛大にやるが)。

 帰路、ひとつ前の柏駅で下車してスーパーに寄り、安くなっていた「ちらし寿司」を買って帰った。帰宅してドアを開けても、発情期も終わって落ち着いてしまっているニェネントくんの<お出迎え>はなし。それでも、まだ残っている「かつおのたたき」を冷蔵庫から出そうとすると、気配(匂い?)を感じてすっ飛んでくるのだった。わたしも、ちらし寿司を食べながら、そのかつおのたたきを少し分けてもらった。ふたりで、顔を見合わせて「おいしいね!」と同意見(ニェネントとしては「わたしの分を横取りするなよ!」という意味だったようだが、人間は勝手な解釈をする)。