ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2019-04-23(Tue)

 今日から上野の都美術館で『クリムト展』が始まる。別に初日を待ちかねて、いさんで駆けつけるというわけではないが、この日は、この展覧会の監修者のベルヴェデーレ宮オーストリア絵画館の学芸員の方の「クリムト:その人生と芸術」と題された講演会がある。どんなことが語られるのか聞いてみたいと思ったのだ。
 講演は午後2時からなので、仕事を終えて上野へ行き、ある程度展示を観てから講演を聞けるだろう。

 今年は結構展覧会を観ているなと思ったのだが、この日記を見直してみるとそんなに観ているわけでもなく、2月に岡上淑子の展覧会を観て以来のこと。そう思ったのはつまり、今週はこのあと「ラファエル前派」と「ギュスターヴ・モロー」を観て、連休中には「ジョセフ・コーネル」を観るつもりでいるので、先回りして「いっぱい観ている」などと思ってしまっていたのだろう。とにかくはこれから、美術展はいろいろと観たい気もちではいる。

 平日だけれども今日は天気もよくて「陽春」という感じ。上野の杜の人出もそれなりに多かった。それでも美術館はそこまでに混んでもいなくって、ゆっくりと作品を観ることができた。やはり平日の午後、ちょっとご年配の観客が多い(わたしもね)。
 まずはチケットを買って入場し、「講演会を聞くにはどうしたらいんだろう」と、掲示されている文面を読んでいると、親切な係の人が、講演会の場所とか、再入場の仕方とかを教えてくれた。観客の動きをみて、「この人はインフォメーションを必要としているのだな」と読んで、聞かれるよりも先回りして教えてくれる。グッドジョブですね。ありがとう。
 展示を途中まで観て、「そろそろ講演会の方に行った方がいいだろう」と講演の行われる講堂の方へ行き、講演の終わったあとにまた展示を観る。それで考えていたように5時前に観終えて外に出て、帰宅のラッシュアワーに巻き込まれないうちに電車に乗ることができた。
 帰りは我孫子の駅まで乗り越して、スーパーに立ち寄ってまたお弁当を買って帰るのだった。このところ、自炊率が低い。

 夜、この夜もニェネントが寝ているわたしのところに遊びに来ないので、「なんだよ」と起きて、キャットタワーの上で丸くなっているニェネントを拉致して、無理矢理に遊ぶのだった。