ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『ファンタスティック・プラネット』(1973) ルネ・ラルー:監督

ファンタスティック・プラネット [DVD]発売日: 2016/06/03メディア: DVD 製作されたのは1973年だけれども、日本で初公開されたのは1985年になってのこと。以来、ちょっとした「カルト・ムーヴィー」として知られている作品。 この作品ではローラン・トポール…

2020-05-30(Sat)

Stay Home54日目だが、それも明日でおしまいである。 朝起きて、ニェネントの朝ごはんを出してあげる。このところわたしとの距離を取り、また「ツンデレ」に戻ってしまったかというニェネントだが、今日は午前中にわたしがリヴィングで「ウイークエンド サン…

『フェリーニのアマルコルド』(1973) トニーノ・グエッラ:脚本 フェデリコ・フェリーニ:脚本・監督

フェリーニのアマルコルド 4K修復版 [DVD]発売日: 2017/11/02メディア: DVD 劇場公開時に映画館で観て以来の鑑賞。ほとんど記憶に残っていなかったのだけれども、断片的にヴィジュアルとして記憶していたシーンがいくつかあった。雪の中のクジャクだとか、盲…

2020-05-29(Fri)

Stay Home53日目。そして、わたしのStay Homeは明後日までと決まった。会社から連絡があり、6月1日から通常業務を再開するそうだ。 しかし、「通常業務」といっても、COVID-19禍はまだまだおさまったわけではないし、業務の中でも「いかにして感染を防ぐか…

『汚れた女(マリア)』(1998) 井土紀州:脚本 瀬々敬久:脚本・監督

「汚れた」は「けがれた」と読む。瀬々敬久と井土紀州とのコンビでは、この前に『雷魚』という傑作があったのだが、この『汚れた女(マリア)』もすばらしい作品。脚本の井土氏は、新聞に載せられた事件などから題材を求めて作品化するということをつづけて…

2020-05-28(Thu)

Stay Home52日目。ニェネントの古いネコ缶はまだ1缶残っているのだが、このところニェネントは食べ残すことが多く、今朝も昨夕の食べ残しが残っていた。以前はそれなりによく食べてくれていたのに、もう飽きてしまったのかな。それでは先日買った新しいネコ…

『美しき諍い女』(1991) ジャック・リヴェット:監督

美しき諍い女 無修正版 [DVD]発売日: 2002/11/22メディア: DVD まずは、今月亡くなられたミシェル・ピコリ氏を追悼。 この映画はオノレ・ド・バルザックの短編小説『知られざる傑作』を翻案したものということなのだが、わたしは(おそらく高校時代に)その…

2020-05-27(Wed)

Stay Home51日目。今週はリヴィングでGrateful Deadを聴いていない。するとニェネントがあんまりわたしにベタベタしなくなってしまった。抱いてもすぐに逃げて行ってしまったりするし、和室のベッドの上でひとりで寝ていたりする。やはりGrateful Deadの音が…

『夜』(1961) ミケランジェロ・アントニオーニ:監督

夜 [DVD]発売日: 2004/04/25メディア: DVD 脚本はアントニオーニ自身のもので、タルコフスキーの『ノスタルジア』でも脚本をサポートしたトニーノ・グエッラ、他1人の脚本のサポートがある。出演はマルチェロ・マストロヤンニ、ジャンヌ・モロー、そしてア…

2020-05-26(Tue)

「Stay Home」は50日目になった。わたしの場合は「緊急事態宣言」の前に退院しての自宅療養期間があるので、かれこれ60日近くは自宅にこもっている。それ以来、2~3回の通院でちょっと長い時間家をあけ、週に2回ぐらいの買い物をする以外は家にこもりっき…

『恋愛太平記』金井美恵子:著

恋愛太平記〈1〉作者:金井 美恵子メディア: 単行本恋愛太平記 2 (集英社文庫)作者:金井 美恵子発売日: 1999/11/19メディア: 文庫 美人姉妹と評判の、年ごろの四人姉妹が主人公で、タイトルが『恋愛太平記』というのであれば、ちょっと谷崎潤一郎のことを知っ…

2020-05-25(Mon)

Stay Home49日目。実は今日は、となり駅の「労働基準監督署」などというところに、「労働相談」に行く。詳しくは書かなかったが、一週間前に勤め先の社員とちょっとした面談をしたときにかなり不快な思いをしたのだった。まあ年末に交通事故に遭い、3月には…

『キツネとウサギ』(1973) ユーリー・ノルシュテイン:監督

ノルシュテイン監督の第三作だが、ノルシュテイン単独での監督作品はこれが初だということ。これまでの作品はたしかに、わたしなどのなじみのノルシュテイン作品とは距離があったわけだけれども、この作品はノルシュテインのタッチが濃くあらわれていると思…

2020-05-24(Sun)

Stay Home48日目。今週中にもまた仕事が始まるのかと思うと、正直ゆううつになってしまう。情けない話というのか、まずはニェネントとずっと、一日中いっしょにいたいという思いで、すっかりニェネントに情が移ってしまったのだ。 今日はいちにち晴れて気温…

『暗殺のオペラ』(1970) ホルヘ・ルイス・ボルヘス:原作 ベルナルド・ベルトリッチ:監督

暗殺のオペラ 2K修復版 [DVD]発売日: 2018/10/26メディア: DVD どうもベルトリッチ監督というのはよくわからないところがあって、『ラストタンゴ・イン・パリ』とか観る気しないし、食指の伸びない作品が多くて全作品とかとても観ていないのだけれども、『シ…

2020-05-23(Sat)

Stay Home47日目。もうそろそろ、この「Stay Home」も終わりに近づきつつあるのだろうか。たしかに首都圏での発表される新しいCOVID-19感染者の数はずいぶんと減少しているのだが、ツイッターをみていると、病院で確認された新しいCOVID-19感染者をカウント…

『SOSタイタニック/忘れえぬ夜』(1958) ロイ・ウォード・ベイカー:監督

SOSタイタニック [DVD]発売日: 2000/07/28メディア: DVD イギリス映画。原題は「A Night to Remember」で、「タイタニック」の文字はタイトルには示されていない。いちおう、二等航海士のチャールズ・ライトラー(ケネス・モア)の存在(事故から生き残った…

2020-05-22(Fri)

Stay Home46日目。やはりずっと曇天で、夕方には外から雨の降る音が聞こえた。一歩も外に出なかった。 すっかり、新しいこのところの一日のスケジュールが確立した。といっても一日中Grateful Deadのライヴを聴きながら本を読み、寄ってくるニェネントと遊ぶ…

『かくも長き不在』(1961) マルグリット・デュラス/ジェラール・ジャルロ:脚本 アンリ・コルピ:監督

かくも長き不在 デジタル修復版 [DVD]発売日: 2018/03/23メディア: DVD 映画の時制は撮影されたであろう1960年に合わせられているようで、当時まだ人々の心に残る残酷な戦争の傷あとを描いたもの。 主人公のテレーズはパリ郊外でカフェを経営しているの…

2020-05-21(Thu)

Stay Home45日目。今日も昨日と同じような曇天で寒い。天気予報だと、今週中ずっとこういう天気だという。 毎日発表されるCOVID-19の新しい感染者数はこのところ減少し、今日は首都圏と北海道以外の地域の緊急事態宣言は解除された。残りの地域も25日に再…

2020-05-20(Wed)

Stay Home44日目。今日はずっと曇天で、肌寒い。セーターをまた引っぱり出したい気候だ。 今日もまた、朝からYouTubeの別のGrateful Deadのライヴ映像を視聴する。やっぱりニェネントが和室からやって来て、わたしと並んでごろんとなっていっしょにGrateful …

少年王者舘第30回本公演『I KILL -イキル-』(2006) 天野天街:脚本・演出

わたしはかれこれ20年以上はずっと少年王者舘の公演を観ているわけだけれども、ほんとうは今年も9月ぐらいに新作の東京公演があるはずで楽しみにしていたところ、COVID-19禍で中止になってしまった。それでYouTubeにこの公演映像が劇団によって公式にアッ…

2020-05-19(Tue)

Stay Home43日目。外には一歩も出なかったし、テレビもほとんど見なかったので、天候がどうだとかいうことはよくわからないが、朝、洗濯しようとして外が曇っていたのでやめたのだった。気温は少し涼しめだったようだ。 昨日視聴したYouTubeでのGrateful Dea…

『女嫌いのための小品集』パトリシア・ハイスミス:著 宮脇孝雄:訳

女嫌いのための小品集 (河出文庫)作者:パトリシア ハイスミスメディア: 文庫 字間を大きくとった大きめの文字で、それでも数ページからせいぜい十数ページの短編(掌編)が17編収録。読書時間はそんなにかからない。原題は「Little Tales of Misogyny」と…

2020-05-18(Mon)

Stay Home42日目。今日は術後一ヶ月ごとの検査で病院へ行く。前の検診以来いちども東京に出ることもなかったし、つまり一ヶ月ぶりの遠出。 先月と同じ9時半ぐらいの電車に乗って出かけるが、「もう<緊急事態宣言解除>も間近いという空気から、電車も多少…

『科学者の夜想』ルイス・トマス:著 沢田整:訳

科学者の夜想 (地人選書 21)作者:ルイス・トマス発売日: 1986/09/01メディア: 単行本 日本では1986年に刊行された本(この本は今でも入手できるようだ)。この頃著者のルイス・トマスはけっこう人気があって、1974年の『細胞から大宇宙へ』という本…

2020-05-17(Sun)

Stay Home41日目。晴天で気温の上がった一日になった。暑くなってきたせいか、最近は夜にニェネントはわたしのところに遊びに来なくなってしまった。昼間ベッドで横になって読書しているときにはやってきて、いつものように遊ぶのだけれども、夜はダメなのだ…

『ノスタルジア』(1983) トニーノ・グエッラ:脚本 アンドレイ・タルコフスキー:脚本・監督

ノスタルジア [DVD]発売日: 2002/11/22メディア: DVD いつも映画を観たり小説を読んだりしてその感想を書くとき、ついついそのストーリーを長々と書いてしまうのだが、ほんとうはそういうことはあまりやりたくない。ダイレクトに感想を書きたいのだが、マイ…

2020-05-16(Sat)

Stay Homeも今日で40日目。発表される東京都での毎日のCOVID-19感染者数が格段と減少し、どうも気配としては来週中にも「緊急事態宣言」も解除されそうである。しかしじっさいにはPCR検査を受けられない隠れた感染者がどれだけ存在するか、わかったものでは…

『「世間」とは何か』阿部謹也:著

「世間」とは何か (講談社現代新書)作者:阿部 謹也発売日: 1995/07/20メディア: 新書 1995年刊行の講談社現代選書。わたしはこの本を、このところの「自粛警察」の過剰さにも触発されて読み直した(過去に読んだことはあるがやはり記憶に残ってはいなか…