ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-05-29(Fri)

 Stay Home53日目。そして、わたしのStay Homeは明後日までと決まった。会社から連絡があり、6月1日から通常業務を再開するそうだ。
 しかし、「通常業務」といっても、COVID-19禍はまだまだおさまったわけではないし、業務の中でも「いかにして感染を防ぐか」という問題をクリアしなければならない。いろいろと「どうしようか」と考えることが多い。
 じっさいに夕方のニュースでは、緊急事態解除後の東京では徐々に感染者数が増加してきているようだ。また、北九州市のこのところの感染者数の増加も深刻だ。「無為無策」でCOVID-19禍に対応してきた安倍政権だけに、今回の「緊急事態解除」には疑問もあったのだが、今回ばかりはそんな杞憂が現実にならなければいいと強く思う。

 その安倍首相だが、今日は「医療関係者への敬意と感謝」として東京の空に自衛隊の「ブルーインパルス」を飛ばしたのだった。いったいなぜ、東京の空を軍用ジェット機が飛ぶことが「医療関係者への敬意と感謝」になるのかわからない。医療関係者が国から欲しいのは、具体的な「援助」なのだろうに。
 おそらくは最近の調査で「危機的状態」まで支持率の落ち込んだ安倍首相が、目に見えるかたちで「グッジョブ」といわれるようなことをやり、支持率を回復させようという目論見もあるのだろう。それでテレビといわずネットのニュースといわず、このイヴェント(?)を持ち上げて報道しているのだから、情けなくなってしまう。
 しかも、別の報道では「COVID-19禍への対応を検討する政府の専門家会議」の、議事録が残されていないのだという。「桜を見る会」問題以降、政府は過去の議事録を廃棄し、以降議事録を残さないというとんでもないことをやっているのだが、こういう事項にまで議事録を残さないでいるというのは、正常な国家のやることではない。酷い国になってしまったものだ。

 ニェネントは、今日もまたわたしとの距離感がある。まあわたしといっしょにリヴィングでくつろいでいることも多いのだけれども、「あれ?いないな」と思うと和室に引っ込んで出てこなかったりするし、和室のベッドでわたしが寝ていても、今までにそんなところには行かなかったような、ベッドの影の場所を新しい「避難場所」として、そこから出てこない。「どこかからだの具合が悪いのだろうか?」と思い、抱き上げてからだ中を「触診」してみるのだけれども、どこをさわっても嫌がったりしないし、食事も良く食べて水も普通に飲んでいるので、しろうと判断ではあるけれども、からだの具合が悪いというのでもないようだ。
 ひょっとしたらこのところ突然に、わたしを厭うような理由ができてしまったのだろうか? 考えても思い当たることもないし、わからない。とりあえずは夜に寝るとき、ニェネントをむりやり拉致してわたしの胸の上にのせ、あれこれとニェネントの「お気に入り」のポイントをなでてあげた。その間はおとなしくしていて、特に逃げていこうとはしないので、「いやだ、やめてくれ」という気もちではないようだ。まあもう少し様子をみるしかないだろうが、ちょっとばかり寂しいのは確か。

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 すっかり日課になってしまった今日の「Gyao!」配信映画の鑑賞は、あと2日で無料配信終了の『フェリーニのアマルコルド』を観た。ほんとうはフェリーニの後期の作品というのはあまりわたしの好みではなく、『フェリーニのアマルコルド』はその「境い目」の作品ではないかという気もちでもあって、観ないでパスしようかとも思っていたのだが、観ればまた新しい発見とかあって、作品を見直すことにもなるだろうかと思ったし、ニーノ・ロータの音楽を聴くだけでも価値はあるだろうと、やはりこの機会に観ておくことにした。
 観終わって、やはり疑問を感じるところもあったのだけれども、もちろん「観てよかった」と思うところもいっぱいあった。

 本日の食事は、昼も夜も昨日の「肉じゃが」がおかず。夕食ではおなかいっぱいになってしまったので、うまく割り振れば「もう一食」、このおかずで行けたことだろう。