ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-04-24(Wed)

 今日は、となり駅の映画館に『ストップ・メイキング・センス』を観に行くことにした。その映画館では音楽関係の作品上映のとき、日によって「爆音上映」といって通常時よりも音量を大きくして上映するのである。まあ「爆音」といっても、まさにライヴのような音量でやるわけではないわけで、そのあたりは「適度に」というところではあるが。それでこの日がその『ストップ・メイキング・センス』の「爆音上映」の日なので、今日観に行くことに決めたのである。
 上映は12時半からなので、ちょっと早く11時ぐらいに昼食にして、12時ちょっと前に家を出た。
 この日は朝から雨で、終日降り続くだろうという予報だった。映画館にさえ行ってしまえば外が雨だろうとかまわないので、傘をさして家を出た。気温もあまり高くなく、長袖Tシャツの上にシャツを着ただけではちょっと涼しいか、という感じではあったが。

 映画館に到着。いつもの最後列の中央通路側の席にする。
 もちろんむかし映画館で観たことのある映画だけれども、観てから30年ぐらい経ってるだろうか。もともとトーキング・ヘッズは好きで、2枚ほどアルバムも持っていたし、この映画の中で演奏される曲もけっこう記憶に残っていた(30年前に映画で観て、それで記憶に残っていた曲もあっただろう)。

 やはり「ライヴ」映画はいい。気もちも高揚する。もう、デヴィッド・バーンが登場して、1曲目の「Psycho Killer」を歌い始めると、ちょっとわたしの目に涙がにじんできてしまった。「爆音上映」というその音量も、「もっと大音量でもいいよ!」とは思ったけれども、こんなものだろう。
 さすがに「史上最高のコンサート映画」といわれる映画。これから先も、これ以上のコンサート映画というのは登場しないだろうとも思えた。

       

 映画が終わって場内を見回すと、お客さんは12~3人だったか(ちょっと少ない)。平日の昼だからわたしと同じような年配の人が多かったけれども、音楽が好きそうな若い人もいた。

 映画館から外に出ると、ほとんど雨もやんでいたようだったけれども、なんだか来たときよりも気温が下がっている感じで、この季節に似合わず肌寒い気もした(わたしが薄着だからいけない)。
 帰りに自宅駅前のスーパーに立ち寄ったが、今は「タケノコ」のニョキニョキ生える季節。そんなタケノコがすっごい安値で売られていた。これだけの大きさのタケノコが300円というのは、それは「激安」だろうと思う。しかしわたしはパンダではないので、タケノコを食べる習慣というのを持ち合わせてはいない。そもそも「あく抜き」とかの下処理がめっちゃたいへんそうだ。安いからといって買うわけもない。

       

 そのかわり、この日は「雨天サービス」というので、トマトが4個で198円と、かなりの安売りがされているのを買った。あと、先日買った「スイートチリソース」があんまり売れてなくってまだいっぱい残っていたので、ついつい、また買ってしまった。5月は「チリソース三昧」になるのか?

 帰宅して、観た映画の余韻も冷めやらず、「Amazon Music」で『ストップ・メイキング・センス』のサントラ盤を聴くのだった。聴いていると、またもう一度映画を観たくなってしまう。ただ、サントラ盤は曲と曲とのあいだが映画での過程がカットされてしまっていて、「無音」になってしまっていたのが、ちょびっと残念だった。

 夜はベッドでハイスミスの『死者と踊るリプリー』を続けて読む。「そうか、そう来たか」というラストの急展開で、「リプリーはどのようにこの危機をかわすのか?」という興味。残り30ページを切り、一気に読み終えることも出来そうだったけれども、それは明日の楽しみに取っておこう。

 本を読んでいるとき、「グラッ」と地震が来た。しばらく揺れていたが、わたしのそばのキャットタワーの上にいたニェネントくんを見ると、ニェネントくんもわたしの方を見ている。「あんたが揺らしてるんでしょ! やめてよね!」という顔つきだ。ちがうちがう、わたしじゃないよ。
 しばらくしてスマホをみたら、震源地はいつもの茨城の南西部。このあたりは「震度2」だったようだが、もうちょっと大きかった気がする。じっさい、ウチの北側の市では「震度4」だった。やはりこのところ、日本から台湾にかけての地震が多いことは、ちょっと気になってしまう。