ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-05-03(Fri)

 昨日、「もっと歩こう、そして今まで歩いてない道を歩こう」と決めたものだから、この日もただ歩くため、散歩のつもりで午前中に家を出た。今日も晴天だったが、そこまでに気温は高くないようだった。
 「今まで歩いたことのない道」つまり「行ったことのないところ」へ行ってみようと、今まで気になっていたところへ行ってみることにした。

 いつも「ふるさと公園」へ行くとき、JRの線路をくぐる短いトンネルを抜けるのだけれども、そのトンネルの上はJRの線路だけでなく丘陵がつづいていて、「ふるさと公園」への道に沿って土地が高台になり、その上は竹林、雑木林になっているように見えるのだった。
 この丘陵は東西につづいていて、そのトンネルの通る道で分断されているけれども、丘陵の南西の方には中世の城址、そして縄文時代の古墳があるのだ。今は私有地になっていて一般人がそばへ行くことも出来ないけれども、いつも「ふるさと公園」へ行くときに通る道路の東側には丘陵へと上がって行く段道があって、前から気になっていた。その登り道の両側はうっそうとした雑木林で、前から「この登り道を登ると何があるんだろう?」と、気にはなっていたのだ。それで今日、その道を登ってみることにした。

     

     

 あれれ? 道を登りきると林もなくなって視界がひらけ、何とそこは住宅地なのだった。トンネルのある道路からは4~5メートルは高台になるだろう。ちょっと北を走るJRの線路と同じ高さの住宅地。あらためて、このあたりは高低差の大きな地域だなあと思うのだった。
 しかし、もうちょっと違う景色、例えば雑木林を切り開いて公園がつくられてるとか期待したのだけれども、せっかく坂道を登って来たというのにあんまりおもしろい景色が見られたわけでもなかった。

 そんな高台の住宅地を歩いていると、一羽の鳥が目の前を飛んで、電線にとまるのだった。口に何か羽根のようなものをくわえている。「ありゃあ巣づくりの材料だな」と思った。

     

 その鳥を見ていると、そばの住宅の2階のひさしにとまり、そのそばの、壁からエアコンの配管が出ている穴の、配管とのすき間から建物の中に入って行ってしまった。住宅の屋根裏に営巣してるわけだろう。
 しかしこの鳥、胸は白いし頭は茶色いし、そういうのはスズメと同じなのだけれども、ぜったいにスズメよりはずっと大きい。何という鳥なんだろう。帰宅して調べたけれども、民家の屋根裏に営巣するのはこのあたりの鳥では「スズメ」か「ヒヨドリ」かだ。この鳥の大きさはヒヨドリだけれども、体の特徴はヒヨドリではない。

 今日の散歩はこれでおしまい。帰りにウチのそばの空き地にスズメがいるのを見ていたら、すぐそばの空中でホバリングしていた小さなハチらしい虫に狙いをさだめ、フッと飛び上がって「パクリ!」とひとくちで食べてしまった。なかなかに面白い瞬間を目にすることが出来たなあ。

 さて、この日から「Amazon Prime Video」では、東宝ゴジラ映画全30本だかが、すべて観られるようになったのだった。しばらくはそんな「国産ゴジラ映画」を観てもいいなと思うのだが、この日はやはりまた、『ゴジラ-1.0』を観てみるのだった。う~ん、ときどきあるのだが、いろんな音響に比べて人間の声のレンジが低すぎて、人間のセリフを聴けるようにするには思いっきりテレビの音声ボリュームを上げないとならないし、そうすると例えばゴジラが雄叫びをあげたりすると大音声になり、近所から苦情が来そうなことになってしまう。
 しょうがないから、「セリフが聴き取れなくってもいいや」という見方になってしまった。ま、他のことをやりながら観ていて、そこまで熱心に観ていたわけではないけれども。これからはこういう場合はヘッドフォンを使おう(ヘッドフォンは好きじゃないのだが)。

 寝る前にハイスミスの『11の物語』を読み、この夜でほとんど読み終えたのだった。