ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-05-07(Tue)

 昨日「ふるさと公園」へ行ったとき、その帰りに公園の近くのドラッグストアに立ち寄ったのだけれども、そのドラッグストアの前の道路に3羽のスズメらしい鳥が集まっていて、そのうちの1羽がパンくずのような白いものをくわえていたもので、写真を撮っておこうとカメラを向けた。
 そのとき白いものをくわえていた1羽ともう1羽はフレームから外れてしまい、1羽だけしか撮れなかった。「まあいいや」と帰宅して、撮った写真を見てみると、あれれ? コレはスズメではないではないか。胴体は茶色っぽいけれども畳んだ羽根は黒と黄色のようだし、頭はちょっとウグイス色。ちょっと気の強そうな顔をしていて、くちばしの色も白っぽい。

     

 けっこうきれいな鳥なので、逃げた飼い鳥だったのかとも思って調べてみたのだが、この鳥は立派な野生鳥で、「カワラヒワ」という名前だった。実はそこまでに珍しい鳥ではなく、九州以北の日本中にいて、けっこう市街地にも棲息しているという。わたしはこの鳥のことはまったく知らなかったので、ちょっとびっくり。
 大きさも、ちょっと見の色もスズメに似ているので、よく間違えられるらしい。この鳥が羽根を拡げて飛び立つとその羽根は鮮やかな黄色をしていて、はっきりスズメではないとわかるらしいが。けっこう群れる習性があり、植物の種などを好んで食べるそうだ。
 わたしが昨日見た3羽も、きっとみんなカワラヒワだったのだろう。写真だとこれだけはっきりと羽根の色も写ったけれども、わたしも肉眼で見たときにはスズメと区別はつかなかったのだった。
 こんな鳥がウチの近くに棲んでいるなんてまったく知らなかったし、実は見かけていても「スズメだろう」と思っていたことだろう。これからは「スズメがいるな」と思ったときには、もうちょっと注意深く観察してみようと思うのだった。

 今日は朝から弱い雨が降りつづき、あまり気温も上がらなかった。わたしは午前中に北のスーパーに買い物に出かけた。
 今日もまた、道の途中のツバメの巣にツバメが来ているかどうか見てみたのだけれども、また今日も、わたしが巣を見たときに中からツバメが飛び出して行ったのだった。う~ん、わたしがいた場所はツバメの巣にそんなに近かったとも思わないのだけれども、やはりそれでもツバメを警戒させているのだろうか。
 そのツバメが飛んで行った方を見やると、先日は道路の向かいの電線にツバメがとまっていたのだけれども、この日はそのツバメがとまっていたところの近くの鉄柱の上に、カラスが居座っていてあたりを眺めているのだった。このカラス、ツバメを襲うつもりなのだろうか。おかげで近くにツバメもいなかったし、空にもツバメは飛んでいなかった。

     

 今日は各局のニュースで、5月1日に行われた「水俣病の被害者と環境大臣との懇談の場」で、被害者側の発言の途中で環境省職員が「発言持ち時間は3分」として、有無を言わせずマイクのスィッチを切っていたことが大きく報道された。
 問題発覚まで一週間かかったのは「時間かかり過ぎ」という気もするが、連休明けを待っていたのだろうか。
 わたしは当初の、ただ「懇談の場」が設けられたという報道のあとに、ニュースのコメントに「まだそんなことを言っているのか」というのを読んで怒り、それがきっかけで映画『MINAMATA-ミナマタ-』を観たのだったが、この報道でさらに怒りが増幅されてしまった。
 これはまさに、先日観た『悪は存在しない』の中で、「グランピング計画」推進のため、事業者が住民を集めての「説明会」と同じ構造で、事業者側は「事業推進のため、こうやって住民とも集会を開いて<良好な関係>にある」ということをでっち上げるための「説明会」だったのだが、この「水俣病の被害者と環境大臣との懇談の場」も、まったく同じことをやっていたわけだ。しかも報道の映像では参加者が主催者に抗議したとき、主催者の「環境庁特殊疾病対策室」の事務長とやらは、手ではもう撤収する準備を進めながら、なおざりに謝罪ではなく「不手際がありました」と述べるだけだったのだ。また、伊藤環境大臣もまた、その場で「マイクが切られたことについてどう思うか?」と聞かれたとき、「わたしはマイクを切ったことについて認識していません」などと答えたのだ。「被害者の声を聞く」ためにその場に居たはずの環境大臣が、発言の途中ではっきりとマイクが切られていたというのに「認識していない」というのは、「被害者の声」などまったく聞いていなかったということに他ならないだろう。
 環境省職員はもちろんその行動を責められるべきだろうが、伊藤環境大臣もまた、「何のためにこの会合に来ていたのか」と責められるべきだろう。

 この日は昼から、「ゴジラ映画」第2作『ゴジラの逆襲』を観たのだった。明日は『キングコング対ゴジラ』だな。

 寝る前にはナボコフの『偉業』を読み継いだのだけれども、昨日一日読まなかっただけで、内容を忘れてしまっていたというか、登場人物のこと「誰これ?」なんてなってしまった。情けない。また最初っから読み直そう。