ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『L.A.コンフィデンシャル』(1997)ジェイムズ・エルロイ:原作 カーティス・ハンソン:監督

L.A.コンフィデンシャル [DVD]ラッセル・クロウAmazon 監督のカーティス・ハンソンは数年前に亡くなられたようだけれども、この1990年代に彼は絶好調で、中でもこの『L.A.コンフィデンシャル』は、彼の最高傑作だろうと思う。 原作はベストセラーになったジ…

2023-12-30(Sat)

ニェネントくんは今日も、ホットカーペットの上で気もちよさそうにお休みになられていた。でも、さいしょにホットカーペットを買ったころに比べて、ホットカーペットの上に滞在する時間は短かくなってきた。今では午前中に3時間ぐらい、そして夜になって30…

『卍』(1964)谷崎潤一郎:原作 増村保造:監督

卍(まんじ) 修復版 [Blu-ray]若尾文子Amazon 谷崎潤一郎が1931年に発表した『卍』の映画化で、この原作は海外も含めて以降5回も映画化されているようで、今年(2023年)には井土紀州監督も映画化しているみたいだ。それは観たいな。 この最初の映画化作品は…

2023-12-29(Fri)

おとといは今年最後の満月で、この日記にアップしたように、その夜は月は雲に隠れてしまっていたのだけれども、昨夜は月もよく見えた。満月の写真というのはいつもいつも同じようなものだけれども、満月になると「写真を撮っておこう」と思ってしまう。 12月…

2023-12-28(Thu)

この日はニェネントくんのキャットフードを引き取りに、どうぶつ病院へ行くつもり。それでそのどうぶつ病院へ行くのに「ふるさと公園」を横断して行くことにして、だいたいいつものお散歩コースになった。 この日はおそらく、この冬でいちばん寒かった。家を…

『女経』(1960)増村保造・市川崑・吉村公三郎:監督

女経 [DVD]若尾文子Amazon 3人の監督による、30分ほどの作品3本のオムニバス映画。それぞれ若尾文子、山本富士子、京マチ子が主演していて、そんな当時のトップ女優3人をいっぺんに楽しめる映画。 原作は溝口健二の『残菊物語』を書いた村松梢風だけれど…

2023-12-27(Wed)

今日は、となりの市の図書館へ本を借りに行く。もうすっかり図書館で本を借りることをしなくなってしまっているし、調べるともう4年ほどは図書館を利用していない。それに、今日行こうとする図書館で本を借りるのは初めてのことだ(以前はウチからその図書…

『ロリータ』(1955) ウラジーミル・ナボコフ:著 若島正:訳

ロリータ (新潮文庫)作者:ウラジーミル ナボコフ新潮社Amazon 前にこの『ロリータ』を読んだのはもう6年も前で、それから今までのあいだにわたしは記憶障害も起こしていて、『ロリータ』の内容は誰もが読まなくても知っているぐらいのことしかわかっていな…

2023-12-26(Tue)

「ホットカーペット」という新しいアイテムを得たニェネントくんだが、今日も昨日と同じような過ごし方で、午前中はずっとホットカーペットの上でまどろみ、午後にはキャットタワーの上でひなたぼっこ。夕食後はわたしのふとんの上で丸くなっていた。 ホット…

『妻二人』(1967)増村保造:監督

妻二人 [DVD]若尾文子Amazon この映画、原作はパトリック・クェンティンのミステリー、『二人の妻をもつ男』で、それを新藤兼人が脚色し、増村保造が監督した作品。出演は若尾文子プラス、なんと岡田茉莉子。この時期岡田茉莉子は事実上「フリー」という立場…

2023-12-25(Mon)

今日は12月25日のクリスマス。わたしはクリスチャンではないが、この日にちなんで、ニェネントくんに「ペット用ホットカーペット」をクリスマスプレゼントする。 昨日書いたように、まずは「はたしてニェネントくんがこのホットカーペットの上に乗っかると<…

『ゴーン・ガール』(2014)デヴィッド・フィンチャー:監督

ゴーン・ガール [DVD]ベン・アフレックAmazon ギリアン・フィンによるベストセラー小説の、デヴィッド・フィンチャーによる映画化で、ギリアン・フィンは脚本も担当した。 ニック(ベン・アフレック)とエイミー(ロザムンド・パイク)の夫婦は結婚5周年を…

2023-12-24(Sun)

この写真は、昨日歩いたときにウチの近くの公園で撮ったもの。おそらく葉枝を剪定したあとに、この実のなった小枝だけが残されたもののようだ。調べたらこの木は「クロガネモチ」というらしい。このあたりではよく見かける木だと思うが。 暗くなってから、注…

『パトリシア・ハイスミスに恋して』(2022)エヴァ・ヴィティヤ:脚本・監督

「パトリシア・ハイスミスとは、いったいどんな人物だったのか?」という問いかけの、その答えの一端でも見出せればという気もちでこの映画を観た。 わたしは(そのほとんどを忘れてしまっているとはいえ)パトリシア・ハイスミスの作品はいちおう、邦訳され…

2023-12-23(Sat)

昨日計画したように、今日はとなり駅の映画館にまた『パトリシア・ハイスミスに恋して』を観に行って、その帰りに市立図書館へ行ってみようと。 またニェネントくんにおやつのちゅ~るを出してあげ、9時ぐらいに家を出た。今日もいい天気で空には雲ひとつな…

『爛』(1962)増村保造:監督

爛 [DVD]若尾文子Amazon 原作は日本自然主義の作家の徳田秋声が1913年(大正2年)に発表した中編で、今は1911年に発表した『黴』との2作で文庫になっているみたいだ。「爛」(ただれ)、そして「黴」(かび)。何とも洗剤に漬けてジャブジャブゴシゴシ洗っ…

2023-12-22(Fri)

今日も寒い。朝起きてベッドから出るとき「う~っ!寒い」という感じ。すぐにストーブのスイッチを入れるのだが、この朝はニェネントくんもリヴィングにやって来て、しばらくはストーブの前でうずくまって丸くなっているのだった。ニェネントくんも寒いのだ。…

『浮草』(1959)小津安二郎:監督

浮草 [DVD]中村鴈治郎Amazon 小津監督は、前年に大映から山本富士子を借りて『彼岸花』を撮った見返りに、大映でこの『浮草』を撮った。同じように、1960年に『秋日和』を撮った際に東宝から原節子と司葉子とを借りてきた翌年に、東宝系列の宝塚映画で『小早…

2023-12-21(Thu)

いよいよ本格的な冬になり、この日は北日本のみならず西日本でも雪になったところが多かったようだし、テレビを見ていたら「大阪でも初雪」なんて報じられていた。 わたしは今日は一歩も外に出なかったが、部屋の中もしんしんと冷えてストーブのお世話になり…

『ゴジラ-1.0(IMAX)』(2023)山崎貴:脚本・VFX・監督

というわけで、2回目の鑑賞。そもそも日記に書いたように、先に通常上映でこの作品を観たときにあまりにもサウンドトラックの音量が小さく、「もっと音量が大きければもっと迫力を感じられたことだろうに」と感じたことから、この2回目の鑑賞になったわけ…

2023-12-20(Wed)

今日で、ニェネントくんが子宮の悪性腫瘍の摘出手術を受けてから一年になる。手術後は再発もせずにすっかり元気になり、今は長年の便秘の症状も改善されてまさに「健康」。 手術費用はかかったけれども、あのとき手術を受けていなければ今ごろニェネントくん…

2023-12-19(Tue)

いっそう寒くなり、本格的に真冬用のセーターを着込んだ。ニェネントくんは午前中の朝食のあとは和室のふとんの下にもぐり込んでいたけれども、午後になるとわたしのそばの椅子の上でまどろんでいた。それで夕食を出してあげたあとはまた和室に行ってしまう。…

『清作の妻』(1965)増村保造:監督

清作の妻 [DVD]若尾文子Amazon 原作は大正~昭和初期の作家、吉田絃二郎が1918年に発表したもので、1924年には村田実監督、浦辺粂子主演でいちど映画化されているらしい。 本作は新藤兼人の脚本によるもので、日露戦争の時代を背景にして、ムラ社会の差別や…

2023-12-18(Mon)

月曜日で、「ふるさと公園」へと歩いた。今日は外に出るとかなり寒く、「冬だなあ」という感じ。空はしっかり晴れている。 「ふるさと公園」はオオバンの数が増え、逆にカモたちの姿はこの日は見られなかった。この日はコブハクチョウの家族も来ていたが、オ…

『キャロル』(2015)パトリシア・ハイスミス:原作 トッド・ヘインズ:監督

キャロル [DVD]ケイト・ブランシェットAmazon パトリシア・ハイスミスの原作については、ここでは書かないで別に書くけれども、この映画の監督はトッド・ヘインズで、これは彼がゲイだとカミングアウトしているからこそ、さいしょっからこの映画の監督に抜擢…

2023-12-17(Sun)

昨日に比べてグンと寒くなった。でも重ね着すればしのげるのだけれども、ニェネントくんのことを考えたら、彼女のために暖房をつけてあげるべき。 暖房でリヴィングが温まったせいか、ニェネントくんは今日は和室のベッドに避難しないで、ずっとリヴィングの…

『パトリシア・ハイスミスに恋して』(2022)エヴァ・ヴィティヤ:脚本・監督

観る前から予想はしていたが、パトリシア・ハイスミスの著作を年代的に紹介しながら彼女の私生活を追っていくような展開ではなく、彼女の著作で紹介されるのはデビュー作の『見知らぬ乗客』、それと『トム・リプリー・シリーズ』、そしてもちろん『キャロル…

2023-12-16(Sat)

今日から、となり駅の映画館で観たかった『パトリシア・ハイスミスに恋して』が始まる。それで初日の今日、観に行くことにした。 ただ、上映時間が2時40分からなので、それがいつものニェネントくんの夕食時間の3時半にかかってしまう。わたしが出かける前…

『最高殊勲夫人』(1959)増村保造:監督

最高殊勲夫人 [DVD]若尾文子Amazon 先日観た『青空娘』(1957)が好評だったもので、再び源氏鶏太の原作で、脚本は白坂依志夫、主演は若尾文子で撮られた作品。『青空娘』は「シンデレラ」を思わせる展開だったけれども、この『最高殊勲夫人』も、どこか「おと…

2023-12-15(Fri)

曇天で、早い時間には雨も降っていたようだ。10時ごろに買い物に出たのだが、いつ雨が降り始めてもおかしくないような雲行きだったので、傘を持って家を出た。 家のすぐそばの道ばたにたくさんのスズメが降りていて、何かをしきりについばんでいる様子だった…