ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2025-09-19(Fri)

 9月もそろそろ下旬になるというのに暑い日がつづいていたけれども、今朝目覚めるといつものような暑さは感じなかった。起き出してリヴィングへ行くと、暑くないどころか、これはちょっと肌寒いんじゃないかというぐらいだった。「長袖」の出番はまだまだ先のことだろうと考えていたばかりだけれども、今日は長袖を着てもいいな、という気候だ。
 窓の外は曇天。スマホでそのときのこのあたりの気温をチェックすると、「19℃」だという。テレビをみるとこの朝の気温の低さを伝えていたが、東京都心でも最低気温は18.6℃で、20℃を下回ったのは6月以来、約100日ぶりだということだった。当然この日の最高気温もあまり上がらず、東京で26.3℃までしか上がらなかった。このあたりは夕方にスマホでチェックすると最高気温は25.9℃、最低気温は18.5℃なのだった。いきなり「真夏」から「秋」に移行した感じで、もうちょっと途中の段階を踏んで、「ああ、だんだんに涼しくなってきたな」と思わせてくれながら涼しくなってくれればいいのに、とは思うのだった。
 涼しくなると押入れにこもる時間がみじかくなるニェネントくんだけれども、今日のような天候をどう感じているだろうか(今日の「押入れ引きこもり時間」は最近と変わるところはなかったけれども)。

     

 『あんぱん』も今日と、あとは来週の5回で終わりなのだけれども、今日はミュージカルの「怪傑アンパンマン」の舞台公演が成功するという話だった。それでちょびっと苦言を呈しておきたいのだけれども、この日映された、「怪傑アンパンマン」が上演された会場のキャパはせいぜい30人ほどの小さな小さな劇場。あれだけ一流のスタッフが関わり、公演の宣伝チラシもいっぱい印刷して配布してるのに、一公演で30人ぐらいの観客が入っただけでペイできるわけがない。でいうか少なくともこの百倍、一公演に三千人は入るキャパの劇場でやらなければ、とてもペイできないだろう。
 まあ観客席にあの人も来ていた、この人も来ていたというのを手際よく写さないといけないから、座席数をあまり多くは設置できなかったのだろう。見ながら脳内補正して「ほんとうはこの百倍の観客がいるのだ」と思わなければならないね。

 アメリカで右翼の政治活動家チャーリー・カーク氏が狙撃されて死亡したのだが、その後ソーシャルメディアで不適切な投稿を行ったとして、多くの人々が停職や解雇の処分を受けているそうだ。さらに先日はABCテレビの人気深夜トーク番組での司会者の発言が問題となり、ABCテレビはこの番組の「無期限中止」を発表したのだった。トランプ大統領は「視聴率が悪かったせいだ」と語ったらしいが、政府がテレビ局に圧力をかけていただろうことは容易に想像がつく。トランプ大統領による全アメリカへの言論の弾圧が進行しているという感じだ。
 トランプ大統領は犯行は「過激な左派組織」によるものとしているが、逮捕された青年は単独犯のようだし、彼が「左寄りの思想」の持ち主だったかどうかもまだはっきりとはしていない(実は犯人は「右派」だったのではないか、という噂も伝え聞いているが)。

 読んでいる大江健三郎の『万延元年のフットボール』は、あしたあさってのうちには読み終えるだろうと思うが、どうも「スカッ」とする読書ではないもので、先日「スカッ」としたくって映画『アントニオ・ダス・モルテス』を観たのだが、どうもまた「スカッ」とする映画を観たくなり、『アントニオ・ダス・モルテス』の終盤の銃撃戦とか気になるなあと思い、なぜか黒沢清監督の『Cloud クラウド』を「Amazon Prime Video」でまた観るのだった。わたしのなかでは、終盤の「皆殺し」の銃撃戦はやっぱり「スカッ」とするものなのだ。
 だいたい1年前に映画館で観た映画で、しかも1ヶ月に2回も観た映画なのだが、やっぱり1年経つと細かいところは忘れてしまっている。でもまた初めて観るつもりでいろいろと考え、これは思っていたよりもずっと素晴らしい映画、やはり「傑作」なんじゃないかと思うのだった。日本映画だけれども「日本語字幕」がついているのが、わたしにはありがたかったし、とても面白くって「スカッ」としたのだった。