ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-12-16(Sat)

 今日から、となり駅の映画館で観たかった『パトリシア・ハイスミスに恋して』が始まる。それで初日の今日、観に行くことにした。
 ただ、上映時間が2時40分からなので、それがいつものニェネントくんの夕食時間の3時半にかかってしまう。わたしが出かける前に、早くに夕食を出してあげてから出かけるか、ちょっと待ってもらってわたしが帰ってからの夕食にするか、迷うところ。
 映画の上映が終わるのは4時15分というから、帰ってくるのは5時ぐらいになってしまうだろう。それでは少し「待たせすぎ」だろうと思い、やはり出かける前に早い夕食にして、帰ってきてから「おやつ」をあげよう、ということにした。

 家を出るのは2時ぐらいで、その前にニェネントくんの夕食の準備をしてお皿に出す。ニェネントくんは和室の布団の下で寝ているので、「ニェネントく~ん、ごはんですよ!」と和室に声をかける。「ごはん」ということばがわかるニェネントくんが、布団から這い出して来る。
 それで、ニェネントくんがごはんを食べているときにドアを開けて出かけようとしたらニェネントくんがこっちを向き、目が合ってしまった。ニェネントくんはしばらくわたしを見つめ、「え? お出かけしちゃうのかよ?」とでもいうような表情。ごめんね、帰ったらおやつをあげるからね。

 予報で今日は20℃を超える暑さになると言っていたので、ちょっと厚手の長そでTシャツの上からシャツをはおるだけという、初秋の気分の服装で出かけたが、これがちょうどいい陽気だった。帰宅してテレビを見ると、千葉では気温が24℃にまで上がったのだという。

 上映開始20分ぐらい前に映画館に着き、いつものように最後列の中央通路際の席を選ぼうとしたら、右側も左側もすでにふさがっていたのだった。今までになかったことで、ちょっとびっくりしてしまった。
 まあパトリシア・ハイスミスなんて知名度もそんなに高いわけではないだろうから、映画館もガラ空きではないかと思っていたけれども、やはり公開初日ということもあってか、20人ぐらいのお客さんがあった(少ないといえば少ない観客数か)。

       

 上映前に、これからこの映画館で上映される作品の予告が流されるのだが、映画製作に復帰したアキ・カウリスマキ監督の新作『枯れ葉』も、この映画館でこれから上映されるのだ。やはりこの作品は観たい。
 あと、ハイスミス絡みで、来週からは『キャロル』もリヴァイヴァル上映される。おそらくこの作品がなかったら、パトリシア・ハイスミスは「ミステリー作家」という位置づけから出ることはなかったわけで、そうするとこのドキュメンタリー映画もつくられなかったかもしれない。

 本編はかつてのハイスミスの写真や動画がいっぱい見られたし、ハイスミスの「恋人」らへのインタビューもあって、わたしには興味深いものだった。ネコもいろいろ出てきたし。帰りには「きっと読みでがあるだろう」と、パンフレットも買った。

 映画館を出ると、もう日暮れどきになっていて外は薄暗くなっていた。こんな時間に外を歩くなんて、最近はもう絶えてなかったことだ。
 自宅駅に着いてまた駅前のスーパーに立ち寄ってみたが、小ぶりのブロッコリーが2株で100円で売られていたもので、また買ってしまった。これでまた、しばらくの献立はブロッコリーに左右されることになる。
 あと、また生麺のラーメンと、今日はラーメンに入れようとチャーシューなども買った(わびしい贅沢)。

 ウチへの道の跨線橋に上がって西の方を見ると、もう日は沈んでいるけれども夕焼けを見ることができた。頭の上には黒い雲がかかっている。

     

 ウチに着いてドアを開けると、わたしの足音を聞きつけてニェネントくんが「お出迎え」してくれていた。「お留守番、ありがとうね」と、「ちゅ~る」を出してあげるのだった。
 自分の夕食にはさっそく買ったブロッコリーを使い、このところのヘビーローテーション、「ブロッコリーともやしとウィンナの炒め物」をつくった。今日はキャベツもプラスして、ウィンナの代わりに鶏肉を使うのだった。こいつは基本の調味料を使いまわせば、いろんなヴァリエーション献立がつくれる。