今日で、ニェネントくんが子宮の悪性腫瘍の摘出手術を受けてから一年になる。手術後は再発もせずにすっかり元気になり、今は長年の便秘の症状も改善されてまさに「健康」。
手術費用はかかったけれども、あのとき手術を受けていなければ今ごろニェネントくんはもういなかったのかもしれないな、などと考えると、いっそう今のニェネントくんへの愛おしさがつのる。
写真は、夜わたしのふとんの上に乗っているニェネントくん。なんか悪そうな顔をしているが。
さて、気になっていた宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』を、やはり映画館で観たいなあとは思っていたのだが、先日調べたのでは、わたしが楽に行ける範囲の映画館では夜の上映しかなかったので、「夜ではなあ」と思っていたのだが、この日水曜日になって、どこの映画館も来週の上映スケジュールがわかるようになった。そうすると先日『ゴジラ-1.0』を観に行った映画館で、来週なら朝の11時から上映があるようで、「それなら来週、それを観に行こうか」と決めた。
あと、その映画館の上映スケジュールをみていると、今なら先日観た『ゴジラ-1.0』のIMAXでの上映がされているのだった。先日その『ゴジラ-1.0』を観たとき、「サウンドトラックの音量がまったく物足りない」とは思ったし、まだ体験していない「IMAX上映」というのを体験したくもなったし、何よりも『ゴジラ-1.0』をもう一回観てもいいなという思いも強くなり、上映時間も3時10分からとあまり終映時間も遅くならないことだし、「やはり観に行こう」ということにした。ちょうど午前中に見たネットの記事で、先週末からこの『ゴジラ-1.0』がイギリス、アイルランドでも劇場公開され、週末の興行収入でトップになったというのを読んだ。
行くのは今日でも明日でもいいのだが、今日ならば食事に昨日つくったシチューが残っていて、帰ってからはそれを温めればお手軽に夕食ができると考え、今日行くことにした。
せっかくのニェネントくんの「手術完了」一周年の日にまた「お留守番」をしてもらうのはちょっと心苦しいが、２時ちょっと前にニェネントくんの夕飯の準備をし、「ニェネントく～ん、ごはんだよ！」と呼び寄せて、ニェネントくんが食事をしているあいだに家を出た。
今日も外は寒く、この冬いちばんの寒さだとか言っていたので、厚手のセーターにパーカーを着て出かけたのだった。
映画館到着。映画館のあるビルは大きなショッピングセンターでもあり、装いはすっかりクリスマスモードになっていた。
上映スクリーンの観客の数は30人ぐらいだっただろうか。もう上映開始から50日ぐらいも経っているし、平日の昼間だし、こんなもんだろう。座席はさすがに最後列は選ばず、けっこう中央あたりの席を選んだ。
上映開始。スクリーンはデカいし、音はデカいし、満足ではあった（「IMAX」の料金600円が適切かというと、ちょっと高い気もしたが）。
あとやはり、前回観たときに見落としていたというか、もう忘れてしまっていたというか、そういう場面がけっこうあって、「わたしもダメだなあ」と思うのだった。やはり、同じ映画を何度も観るということで得るものは大きい。
映画が終わったのは5時半で、外に出るともうすっかり「夜」の暗さになっていた。駅前の広場の木立にはイルミネーションがつけられていた。
そのまままっすぐ帰宅して、時間は6時半。ニェネントくんのお出迎えを受け、おやつを出してあげて、わたしはシチューを温めて夕食にした。
この日はわたしの、クリスマスイヴェントということになったのか。とにかくは「いちど観た映画だからどうしようか」とも迷ったけれども、やはり観に出かけてよかった。
