ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-07-28(Thu)

 わたしは早朝に起き出すと、まずはわたしが起き出すのを待ちかね、わたしといっしょにリヴィングへ移動して来るニェネントに「おはよう、ニェネントくん!」とあいさつをして(これは必ず声に出してあいさつする)、ニェネントに朝食を出してあげることからその日が始まる。
 わたしはゆっくりと着替えをし、自分の朝食(バナナだけだが)を食べたりしながら出勤の準備をするのだが、そのあいだ、さっさと食事を終えたニェネントは、リヴィングの窓際のところでゴロリと横になっている。
 今朝、「そういえばこのところ、ニェネントくんとのスキンシップがないよな?」とか思い、ちょうどわたしのそばを抜けて行こうとするニェネントをつかまえ、膝の上で抱き上げて「かわいい、かわいい」と、クシャクシャとからだをなでてあげるのだった。
 ニェネントは例によって「ふにゃ~」とか啼くのだが、そこまでにわたしから逃げようとするわけではない。

 でもこの日、そうやって抱っこしたニェネントを膝から降ろしてやると、どこかよそへ行ってしまうのではなく、座っているわたしの、膝にそのまま並ぶようなかたちでうずくまってしまったのだった。それはアレか、「抱っこしてもらって気もち良かったから、もうちょっと抱っこしてよね!」ってことなのか。予想外の展開。「それでは」と、また抱き上げてアンコールで「かわいいね~!かわいいね~!」とやってあげた。

 普段わたしがニェネントとスキンシップを取ろうとすると、ぜったいに逃げて行ってしまうというのに、こうやってつかまえてしまうと「うん、よかったよ!」みたいな反応。まさに「ツンデレ」の極意である。

 今日は仕事から帰ってからまったりしていると、いつの間にかニェネントが出窓の上に跳び乗っていて、窓の外をじっと見つめているような気配だった。
 「どうしたの? 誰か来てるの?」と、わたしもニェネントと並んで窓の外を見やると、まさに向かいの家の庭のところに、茶白のネコが来ていたのだった。写真を撮ろうとしたが、そのネコはすぐにいなくなってしまった。
 もしかしたら、その外のネコが啼いたりした声を聴きつけて出窓に上がったのかもしれないけれども、一匹だけで彷徨しているネコがそんなに啼き声をあげるとも思えないところもある。
 やはりニェネントは部屋の中にいても、「外にネコが来ている」という気配がわかるのだろう。それは人間であるわたしなどからしたら、「超能力」のように思える。そんな外のネコをじっと監視するのは、ニェネントらしい「縄張り」意識なのだろう。

     

 昨日、「観に行くのはむずかしいかな?」と思っていた映画『こちらあみ子』だけれども、今日もういちど来週の上映時間を調べてみると、新宿の映画館では来週の月曜日以降、12時からの上映になるようだった。それは11時に仕事の終わるわたしには「ピッタリ」の上映時間というか、「どうか観に来てくださいね!」と言われているみたい。月曜から金曜のあいだで、体調とかいいときに観に行きたいと思う。映画評もチラッと読んでみたけれども、けっこう評判はいいみたいだ。観るのが楽しみだ。

 今日は、読んでいたマグナス・ミルズの『鑑識レコード俱楽部』を読み終えた。まあその曲のタイトルだけ列挙されている、この小説の中でかけられる「音楽」のことは、最終的に解ったのはやはり三分の一ぐらいかな?とは思ったが、この本(小説)は、出て来る「音楽」がどうのこうのという作品ではないから、ぜ~んぶ解らなくっても「問題ない」のだ(ピーター・バラカン氏も、知らない曲がずいぶんあったそうだ)。
 この小説自体への感想もあるけれども、前にちょっと書いたように、この本から触発されて「レコード盤とは?」(特に「シングル盤とは?」)ということをあれこれと考えて、ちょっと調べてみたりもした。せっかく考えたのだから、そのうちにこの日記に書いてみようかとも思っている(時間さえ取れれば、だが)。

 この日の報道で、東京でのCOVID-19の新規感染者が4万人を超えたのだという。日本全国では20万人をとうに超えている。ただ、今は重症化する割り合いはかなり減少していて、それこそ「インフルエンザみたいなモノ」という言い方も的外れでもないように思える。
 それで今日、郵便受けをチェックしてみたら、4回目の「ワクチン接種」の案内が届いていた。この頃郵便受けは放置していたので、届いていたのはしばらく前のことかもしれない。
 まあいくら「インフルエンザみたいなもの」と考えても、だから感染してもいいなどとは決して思わないわけで、予防接種は受けたいし、「マスクをしたり手を消毒したり」とかの予防処置も、もうちょっと注意して徹底したいとは思っている。

 相変わらず食欲もなく、だらだらとした日々を送っているのだけれども、夕食にインスタントのラーメンに肉とキャベツ、そしてたまごを入れてつくったら、けっこう食べていて「栄養分を摂取している」という気分にはなり、食べたあとの充足感も、このところ味わわなかったところのモノだった。