ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-03-24(Sun)

 X(旧Twitter)を閲覧していると、このあたりの人はたいていの映画は流山おおたかの森駅のそばの「TOHOシネマズ」で観ることができるし、ちょっとカルトな映画なら柏駅のそばの「キネマ旬報シアター」で観られる、映画を観るにはずいぶんと恵まれた地域だという書き込みがあり、それはわたしも最近、ずっと感じていることだ。おかげで、「この映画は観たいな」というのは、わざわざ都心とかの映画館に行かなくっても、上記映画館のどちらかでたいていは上映してくれて観ることができる。
 前に観たいと思った『パトリシア・ハイスミスに恋して』も、上映館は都内でもわずかだったけれども、「キネマ旬報シアター」で上映してくれたわけだし、カウリスマキ監督の『枯れ葉』もここで観れた。
 やはり上映館の少なかったヴィクトル・エリセ監督の新作『瞳をとじて』も「TOHOシネマズ」で上映されたし(この作品、もうすぐ「キネマ旬報シアター」でも上映されるようだ)、ほんとうにわたしが観たいと思う作品、このどちらかの映画館で上映してくれるみたいだ。
 スクリーンで観たいと思っていた、トーキング・ヘッズのライヴ『STOP MAKING SENSE』も「TOHOシネマズ」でやっていて、「行きたい」と思っているうちに終わってしまった。それが来月には「キネマ旬報シアター」の方でやってくれるそうで、観に行ける。ありがたいことである。

 昨日は「キネマ旬報シアター」に『12日の殺人』を観に行って、映画が面白かったということとは別に精神的に元気になって、「映画を観に出かけてよかった」と思ったのだった。
 でも一日経って今朝目覚めると、また「鬱っぽい気分」に囚われてしまっていた。
 「こういうときは外出すればいい」というわけで、午前中に北のスーパーへ買い物に出かけた。この日もあまり暖かくはなく、空には青空も見えるけれども、けっこう雲もかかっていた。
 今日は「料理酒」と「牛乳」を買うのを忘れないように、と思っていたのだけれども、帰ってから考えてみたら、ニェネントくんの夕食にいつもトッピングしてあげる「ネコ用のカニカマ」とかを買い忘れていた。

 帰り道、道沿いの空き地に、ムクドリにまじってムクドリじゃない鳥がいるのを見た。ちょっとヒヨドリに似ている。しかしわたしは少し学習したので、この季節に木の枝にとまらずに地面に降りて来る鳥、そしてヒヨドリにちょっと似ている鳥というのは、「ツグミ」だとわかるようになった。眼の上に白い線が見えれば、まちがいなく「ツグミ」ではある。今の季節、ヒヨドリに比べれば目にする機会の少ない鳥だ。

     

 おとといパトリシア・ハイスミスの『アメリカの友人』を読み終えたので、ヴィム・ヴェンダースが映画化した、デニス・ホッパーブルーノ・ガンツの主演した『アメリカの友人』をサブスクで観たいと思っていて、「無料」ではないけどいいや、と思ったけれど、昨日観た『12日の殺人』の監督の前の作品『悪なき殺人』というのが、「Amazon Prime Video」の「スターチャンネル」に加入すれば観られることがわかった。「スターチャンネル」に加入してしまえば『アメリカの友人』も観られるし、前は「観なくてもいいかな」と思っていたヴェンダースの旧作もいろいろ観ることができる。
 うん、これから1ヶ月はその「スターチャンネル」を楽しもうか。ルネ・クレマンの『太陽がいっぱい』を何十年ぶりに観てみるというのもいいだろう。

 それでさっそく1ヶ月契約し、まずはヴェンダースの『アメリカの友人』を観た。さいしょに観たときの記憶などほとんど残ってないのだが、思っていたよりもずっと原作に忠実で、ちょっと驚いてしまった。

 映画を観たあとは大相撲の千秋楽中継を見た。昨日の取組みで足を痛め、この日出場するかどうかやきもきさせられた尊富士は負傷をおして出場したのだった。
 これが足の負傷を感じさせない相撲で見事に勝利して優勝を決め、大歓声に包まれた。新入幕の力士が優勝するのは110年ぶりのこと。また、初土俵から優勝までわずか10場所しかかからなかったというのも、これまでの記録を大幅に塗り替えたのだった。

 今はハイスミスリプリーシリーズの第4作、『リプリーをまねた少年』を読み始めたが、読み始めはいつもなかなかはかどらないのがいつものことで、この夜もほとんど読まないままに寝てしまった。