Stay Home52日目。ニェネントの古いネコ缶はまだ1缶残っているのだが、このところニェネントは食べ残すことが多く、今朝も昨夕の食べ残しが残っていた。以前はそれなりによく食べてくれていたのに、もう飽きてしまったのかな。それでは先日買った新しいネコ缶を気に入ってくれるかどうかと、夕方に新しいネコ缶を開けて出してあげた。期待した通り、あっという間に全部食べてくれた。やはりニェネントは「ゼリー仕立て」に目がないのかと思うが、とりあえずは安心した(また飽きてしまって食べなくなることもあるかもしれないが)。
その新しいネコ缶の表示をみると「1日1/2缶を目安に、ドライフードと併用してお与えください」と書いてあり、「このネコ缶はそれだけカロリー値が高いのだろうか」とみるとそういうわけでもなく、ではネットでわたしが調べた「1日1缶以上」というのは何だったのか、それではあれこれと考えることもなく、やはり以前の食事量で問題なかったのではないかということになる。まあニェネントが肥満することも痩せてしまうこともなく、毎日健康にしていることがいちばんなのであるが。
この日もニェネントはちょっと、先週のニェネントにくらべるとわたしとの距離感がある。わたしがリヴィングにいても和室のベッドの上で寝ているし、そのうちにリヴィングに来てわたしが横になっているとわたしのそばには寄ってくるのだが、それで抱き上げて胸の上にのせても「にゃあにゃあ」ないて、それはいつもと変わりないのだけれども、わたしの胸の上にすわりこんでくつろいでいくというわけでもなく、意外とすぐにどこかへ行ってしまう。何が変わったのだろうか。Grateful Deadはずっとかけているというのに。
ようやく、市役所から10万円(「特別定額給付金」というらしい)の申請書が届いた。身分証明になる証書、そして振り込みを希望する口座の通帳のコピーが必要という。きっと今日あたり、コンビニのコピーサーヴィスは大繁盛だろうなと思ったが、夕方になってわたしも近くのコンビニにコピーしに行くと、たしかにわたしのあとにコピーを利用する人も運転免許らしいものをコピーしていて、わたしと同じような人だったようだ。
「コピーしよう」と家を出たとき、どうやらちょっと前まで雨が降っていたように地面が濡れていたのだが、もう雨は止んでいて西の空は晴れて陽の光が射していたのだが、頭の真上を境にして東の空はまだ暗い雲が空をおおっていた。「こういうときは虹が見られるのだよな」と思いながら歩いて行くと、まさに東の空に虹がかかっていた。家を出て空を見たときに部屋に戻って、カメラを持って出ればよかったなとは思ったが、まあ小さな虹であまりはっきりとしたものでもなかったから、「まあいいや」と。
帰宅してテレビのニュースをみていると、東京でも虹が見られたようなことを言っていたし、ツイッターには誰かの撮影したきれいな虹の画像がアップされていた。
このところ毎日のように「Gyao!」を観ているのだが、この日は「Gyao!」の無料配信映画にはいったいどんなものがあるのだろうかと、ちょっと徹底的に検索をしてみた。それで普通にざっと検索をしていても見つからない、20年ぐらい前のいわゆる日本の「ピンク映画」がけっこう配信されているのがわかった。実はそういう「ピンク映画」というのは、単に扇情的な「濡れ場シーン」だけを見せるものではなく、一時期のATG映画のように、低予算の自主製作映画という側面を持っていて、ある意味「日本映画の可能性」をみせるような作品が多かったのだ。
それで今日は検索していて、明日で「無料配信」も終わってしまうという、瀬々敬久監督の『汚れた女(マリア)』を見つけ出し、この映画は公開時に観ていたのだがもちろん何も憶えていないし、さっそくこの映画を観たのだった。
映画を観たあとは夕食なのだが、冷蔵庫に長いことジャガイモがかなりの量放り込んだままになっていて(まあジャガイモとかタマネギというのは冷蔵庫で保管する必要もなく常温保存でいいのだが、つい習慣で冷蔵庫に保存してしまっている)、もう芽が伸び出してしまっているのもあり、「今日はジャガイモを使った献立にしよう」と、豚肉もニンジンもタマネギも、さらにしらたきもあることだし、「肉じゃが」をつくるのだった。「肉じゃが」というのは煮込みとかに時間はかかるけれども、調理自体には手間がかからないわけで、同じ材料でつくれるカレーとかよりも簡単だ。
今日は合わせ調味料に多少砂糖を入れすぎたようだし、ちょっと煮込みに時間をかけすぎて、味の濃い甘い肉じゃがになってしまった。こういう味は「お弁当」にはぴったりではあるだろうが。