ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-05-20(Wed)

 Stay Home44日目。今日はずっと曇天で、肌寒い。セーターをまた引っぱり出したい気候だ。
 今日もまた、朝からYouTubeの別のGrateful Deadのライヴ映像を視聴する。やっぱりニェネントが和室からやって来て、わたしと並んでごろんとなっていっしょにGrateful Deadを聴くのである。ネコといっしょに生きる楽しさ、しあわせはここにある、という感覚である。わたしの「自宅待機」生活は、けっこう充実しているのではないだろうか(別にやりたいこともあることはあるのだが)。
 しかし今朝聴いたGrateful Deadは「歌」中心のライヴで、やはりきのうおとといと聴いた、演奏を主体としたライヴの方が好きだなと思う。

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 午後からは久々に買い物に出て、あまり買わないつもりがインスタントコーヒーが普段より安かったりして、けっきょく思っていたより金を使ってしまった。ニェネントのネコ缶がそろそろなくなるのでいつもはこのスーパーで置いてある棚を見てみたら、空っぽになっていた。「ニェネントにはネコ缶の好みがある」とわたしは思っているので、ニェネントの都合を聞かずに勝手に別の銘柄に変えるのは心苦しい。ただ一時的に在庫が切れているだけならいいのだけれども、実は前回買い物に来たときにも置かれてなかった。以前から、このスーパーの自社銘柄のネコ缶は隅っこに少量置かれているだけだったし、スーパーとしてはあんまり売る気もないようだ。もう置かないつもりということも考えられる。
 それでは困るので、ニェネントが好きだと思う「ゼリー仕立て」のものを探してみたが、缶詰のものでは見当たらず、1食分ずつパックになっている「おやつ」みたいなのを試しに3つほど買ってみた。前のネコ缶の倍の価格になるが、こういうことは仕方がない。

 部屋に戻って、また昨日録音したモノを和室で聴いたけれども、つまりわたしはメンバーのPhil Lesh(フィル・レッシュ)のベースが大好きなのだということがわかった。この人は大学時代にルチアーノ・ベリオに音楽を学んだのだという。
 そうやってベッドでGrateful Deadを聴いていると、もちろんニェネントがベッドの上にやって来て、またわたしといっしょにGrateful Deadを聴くのである。
 しばらくしてニェネントがわたしの胸から降りて行こうとするので、「ちょっと待てよ」とニェネントのしっぽをつかむがニェネントはすり抜けてしまう。するとわたしの手にはすっごい量のニェネントの下毛が抜けたのが残り、「ついおとといブラッシングしたばかりなのに、今の季節は毎日でもブラッシングしないといかんかな」と思うのだった。

 ニェネントの夕食の時間になり、まだネコ缶は多少残っているけれどもさっき買ったパックのものを1パック出してあげる。一回の食事量としては少ない感じがする。パックの裏側に書いてあるのを読むと、「成猫体重1kgあたり約1.3袋を目安に1日2回に分けて与えてください」と書いてある。ニェネントは4キロちょっとあるから、つまり1日に5袋ということか? それではわたしの食費にひっ迫するわけだし、1袋70グラムのパックを5袋というのは、350グラムということになる。それはいくら何でも多すぎるだろう。今まで朝はカリカリ(固形食)で、夕食は160グラム入りのネコ缶を2回に分けてあげていて、1缶の半分だと残すことも多いので、今は1缶を2.5回ぐらいに分けてあげている。そうすると、70グラムあるという今日買ったパックは、1袋で1回の食事に足りるわけだ。
 今までニェネントが腹を空かせているとか「やせている」とかいう認識はないし、逆に「ちょっと肥満?」ぐらいに思うこともあるから、今の食事量が足りないとは考えられない。まあ今日買ったパックをこれからも買いつづけると決めたわけではないけれども、今まで通りのグラム量でいいのではないかと思う。
 出してあげた新しい食事はニェネントくんも気に入ったようで、それこそあっという間に全部食べてしまった。まあ今のネコ缶が売られなくなったら、これが代替品の第一候補かな?

 わたしも夕食をとり、そのあとはまたベッドに横になってGrateful Deadを聴きながら、金井美恵子の『恋愛太平記』を読み継ぐ。もちろんニェネントがやって来てわたしの胸の上。今夜も香箱ずわりしてくつろいでいる。ずっとわたしの胸の上にいて、降りて行ったときに時計を見るとたっぷり30分は滞在していたようだし、そのあともまたベッドの上にやって来たりした。