ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-05-25(Mon)

 Stay Home49日目。実は今日は、となり駅の「労働基準監督署」などというところに、「労働相談」に行く。詳しくは書かなかったが、一週間前に勤め先の社員とちょっとした面談をしたときにかなり不快な思いをしたのだった。まあ年末に交通事故に遭い、3月には(その後遺症だけれども)また倒れて入院したわたしの存在を忌避しているのだろうというスタンスも十分に理解できたのだが、そのときにちょっとした「要求」をされ、その「要求」が労働基準法、労働契約法に抵触しているのではないかと思ったわけで、ネットで検索してもそのあたりのことはわからないので、専門のところで聞いてみようということである。
 先週の金曜日にも行こうと思っていたのだが、午後になってしまい、午後から出かけてそれで帰ってくるとそのあとが中途半端になり、一日の過ごし方としてあまりやりたくはなかったので週明けを待っていた。だから午前中早くに出かけ、昼までには帰宅したい。
 労働基準監督署は8時半からオープンしているようなのだが、あまり早くに出かけると、また始まってしまっているだろうラッシュアワーにぶつかってしまうので、9時ちょっと前に家を出た。今日もいい天気で、昼にはもっと気温も上がるだろう。

 相談窓口でまずは相談の内容を用紙に記載して提出、それから面談になる。いろいろと前提となったことがらもあるのだけれども、とにかくは問題とすることだけを書いた。答えはつまり、「そういうことは労働基準法などで禁止されているわけではないので、まずはあなたと会社とで話し合い、それで問題が残れば<個別労働関係紛争>として調停することができる」ということではあった。
 まあ先週の社員との面談のあと、わたしの方から「会社としてわたしに求めることを、いちどメールなり手紙などで文書化して出してほしい」と伝えているのだが、いまだ返答は来ていない。ひょっとしたら会社側でもわたしに「要求しすぎたか」との気もちもあるのかもしれない。とにかくは「緊急事態宣言」も解除されるようだし、もう少し会社側の出方をみてみようと思った。

 帰りにちょっと目的があって、それは「ニェネントのごはんにいいものはないだろうか」と、駅周辺の店でチェックしてみようということ。自宅周辺の店のキャットフードは、もうどの店にどんなのが置かれているかみんなわかってしまっているので、このとなり駅(けっこうな商業地帯)でみてみたい。

 駅周辺のドラッグストアは意外とペット用品はまったく置かれていなくて、大量安売りショップの某ドン・キホーテに行ってみる。この店でペット用品を見かけたことはないのだが、店員さんに「ペットフードはありますか」と聞いてみると、「2階にあります」ということだった。今まで2階というのは行ったことがなかったからペットフードを見たことなかったのも当然だ。
 2階に行ってペット用品売り場を探し当てると、山のようにキャットフードが売られていた。これはすごい。以前わざわざ遠くまで歩いて買っていた、その頃はニェネントの夕食にあげていたネコ缶が、以前買っていた(218円)よりも相当に安く売られていた。このネコ缶はウチのあたりでも3缶のパックで250円ぐらいで売られているのだけれども、ここでは税抜きで188円だ。これは無視できない価格差だし、「なぜ早くに気がついてここで買わなかったのだろう」という感じだ。
 しかし、そのネコ缶はニェネントがけっこう食べ残すようになって別のモノに替えたのだった。それでこの店では、その隣に別のネコ缶がいっぱい置かれていて、それは知らないメーカーではないし、わたしがニェネントが好きだろうと勝手に思い込んでいる「ゼリー仕立て」だったのだ。
 まあ「ゼリー仕立て」のゼリーというのは単に増量剤で、栄養も何もないのだけれども、その「ゼリー」という言葉につい、甘いお菓子のようなイメージを抱いてしまうわけだ。というか、ニェネントがまだ幼かったころにはもっともっとネコ缶にはそんな「ゼリー仕立て」というものがたくさん売られていて、ニェネントはそんな「ゼリー仕立て」のネコ缶で育ってきたのだった。今でもたしかにゼリー仕立てだとたくさん食べるようだし、「ニェネントはゼリー仕立てが好き」ということは単にわたしの思い込みでもないのではないかという気がする。それで、その安い「ゼリー仕立て」のネコ缶を、もう「テスト」的にまずは少量、などというのではなく、ほぼ一ヶ月分ぐらいも買い込むのだった。

 それでレジに並んでいると、目の前に「衣服についたホコリ、髪の毛をキャッチ!」という「ケータイコロコロ」なるものが売られていて、実は今朝家を出るとき、はいている黒のパンツにニェネントの毛がい~っぱい付いていて気になっていたものだから、ついつい買ってしまった。ところがこれは帰宅してケースを開けてみると、まさに「コロコロ」で、その紙テープの芯は消耗品、使い切ったらまた買わなくてはいけないのだった。わたしは勝手に、ちょっと粘着性のゴムとかのついたクリーナーで、水洗いすれば何度でも使えるもの(昔そういうのを持っていた気がする)だと思い込んでいた。意外と高いものだったし、もうちょっとよく見て、考えて買えばよかったと反省するのだった。

 電車に乗って自宅駅で降り、駅の近くの農家経営の小さなスーパーを覗いてみると、キャベツが1玉100円で売られていたもので、昨日だかネットのニュースでちょっと見出しをみた記事で「今は野菜の値段が高沸していてキャベツが400円というところもある」というのを読んでいたし、まあ近所のスーパーでも150円以上はしていたし、ちょうどキャベツも切らしていたところだったのでバナナなどといっしょに買ってしまった。

 帰宅して11時ぐらいで、予定通りにあまりバタバタとしないスケジュールで一日を過ごすことができた。ただ、「夕食を何にしようか」と考え、冷凍庫に「生姜焼き用」と書かれた豚肉があったし、まだちょっと前に買ったショウガも残っていたし、「では豚肉の生姜焼きをつくろうか」と思ったのだったが、ショウガをおろす「おろし金」がなかったもので、反対側のとなり駅近くの、スーパーの上にある100円ショップに買いに行くことにした。
 スーパーに歩いた道沿いに、もうアジサイの花が咲き始めているのを見た。アジサイというと梅雨を思い浮かべてしまうが、梅雨の季節ももうすぐだな。

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 100円ショップに行き、ついでに「もうひとつハサミが欲しいかな」とハサミも買った。下の階に降りてみると、洗濯のできる布マスクが売られていた。今使っている布マスクも少し縫い目がほつれてきたので「買い替えたいな」とは思っていたので、ちょっと高かったけれども買ってしまった。パッケージには大きく「安心の日本製」などと書かれていて、これは誰もが「東南アジアからの輸入品」だと知っている、不良品だらけだった「アベノマスク」への「イヤミ」なのではないのか、などと思ってしまった。

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 帰宅して、「では」とつくってみた「豚肉生姜焼き」は、調味料、下味にマヨネーズをまぜてつくるというレシピを参考にしたのだったが、見かけはぐちゃぐちゃで良くなかったし、あまり「生姜焼き」らしさの感じられない味になってしまった(不味くはなかったが)。やはりオーソドックスな「生姜焼き」にした方が良かったなと、今日何度目かの反省をした。

 読んでいた金井美恵子の『恋愛太平記』を読み終わり、また「次は何を読もうか」と考える。フーコーの『知の考古学』はいつの間にか放ったらかしになってしまって今はあまり読む気もしなくなった。小説でもちょっと難物を読んでみようかとも思ったが、けっきょく、昔読んだものの今では何も記憶していないノヴァーリスの『青い花』を読むことにした。