ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-05-26(Tue)

 「Stay Home」は50日目になった。わたしの場合は「緊急事態宣言」の前に退院しての自宅療養期間があるので、かれこれ60日近くは自宅にこもっている。それ以来、2~3回の通院でちょっと長い時間家をあけ、週に2回ぐらいの買い物をする以外は家にこもりっきりで、ずっとネコのニェネントといっしょの生活である。そのあいだにニェネントとの仲が今まで以上に親密になったりしたわけだが、その「緊急事態宣言」もこの日で首都圏でも解除され、近いうちにまた仕事が始まり通勤しなくてはならなくなる。そのあたりを会社に問い合わせてみたが、今すぐに仕事が再開されるわけではないようで、おそらくは早くて来週、6月1日あたりからになるのではないかと想像する。
 でも、ほんとうにCOVID-19を封じ込めたのだろうか。このわたしの危惧は、この先どうなるかをみないとわからないのだろう。

 わたしももうこの2~3日は「そろそろこの<Stay Home>もおしまいだろう」とは思っていて、そういう不安が無意識下にあるのか、実は今朝の目覚めの精神状態はよろしくなく、朝食も満足にすぐには食べられなかった。残っていたバナナ1本で朝食の代わりにし、いつものようにリラックスした気分ではない。

 最近の日課になっていた「音楽を聴きながら本を読む」ということもやらず、リヴィングでテレビをつけっぱなしにして見るでも見ないでもなく、ぼんやりと時が過ぎるにまかせる。ニェネントも、「あれ?なんか違うんじゃないの?」という感じなのか、あまりわたしにまとわりつかないでいる。「まだ今週中は家にいられるのだろうから、今までのようにニェネントと楽しく暮らそう」と気もちを切り替え、午後からはニェネントをいっぱいかまってやった。しかし、読書はあまり進まなかった。

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 夕方からまた「Gyao!」の無料配信の映画を何か観ようと思い、前にリストに上がっていた『青いパパイヤの香り』を観ようとしたら「無料配信期間」が終わってしまっていて観られなかった。「Gyao!」は無料で手軽にけっこうマイナーな映画が観ることができていいのだけれども、それぞれの作品に「無料配信期間」が設定されていて、油断していたり不注意だったりすると、こうやって見逃してしまう。まあその代わりに新しく無料配信される映画もアップされてくるし、マメなチェックは欠かせない。
 今のところは「観たい!」とチェックした作品で、すぐに配信の終了作品もないようだけれども、この日はアントニオーニ監督の『夜』を観た。

 映画を観終えると夕食なのだが、この日は米をといで炊くのが面倒に思えて、ずいぶんと久しぶりに「お好み焼き」をつくってみることにした。
 お好み焼きというのは自分でつくるとつい分量が多くなって食べすぎてしまうわけで、思い出すのは十年ほど前にお好み焼きを食べすぎたら、そのときにけっこう知らずに十二指腸潰瘍が進行していて、食べすぎのために十二指腸に穴があく「穿孔」ということになってしまったこと。この痛みというのはまさに七転八倒、地獄に落とされたような痛みで、わたしは今でも「あれ以上の痛みというのはもう体験しないだろう」とさえ思っているのだが、痛みに耐えかねて自分で救急車を呼び、生まれて初めて「救急搬送」されたのだった。そのときに「満腹状態」になっていたのですぐに手術できず(開腹したら「エイリアン」ならぬ「お好み焼きの未消化の食べかす」が、執刀医に向けて飛びだしてくるのだ)、痛み止めで痛みを抑えて翌日に開腹手術をしたのだった。
 「お好み焼き」にはそんな思い出があるから、「つくりすぎに気をつけなければ」とは思っていたというのに、もうしばらくつくっていないのでやはり分量を多くとりすぎ、けっきょく「満腹状態」になってしまったのだった。
 あまり満腹状態ですぐに寝てしまうと胃腸に良くないので、しばらくはテレビとか見ていたのだけれども面白くなく、ベッドで本を読んでいたらすぐに眠くなって寝てしまった。映画をもう1本観るとかすればよかったと、あとで反省した。