ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-11-03(Tue)

 夜、ひとしきりニェネントくんをかまって遊んであげ、ニェネントもそのうちにベッドから降りて行ってしまうのでわたしはちょっと本を読み、それで読書のライトも消して寝てしまうのだけれども、夜中になってニェネントが「んっ!」とか唸ってベッドにまた跳び乗ってきて、それでわたしも目が覚める。
 ニェネントはわたしの胸の上にのぼってきながら、前足を交互にわたしの胸に押っぺしてくる。これがけっこう重いので、わたしもとても眠れない。ニェネントはそんなことをやりながらも、のどをゴロゴロいわせている。「楽しいわ~!」って感じなのだろうか。
 ニェネントはこんなことをしばらくつづけて、ようやくわたしの胸の上からわたしの左わきに降りてそこで丸くなって居座る。そのまま寝てしまったのかそれとも起きているのか、もうそこでいつまでもじっとしている。わたしもそのうち寝てしまうのだけれども、次にわたしが目が覚めると、ニェネントはやはりわたしの左わきで横になったままなのである。
 毎回書いているが、これが最近毎夜繰り返されるわたしとニェネントとの日課である。わたしも、こういう状態こそ「幸福」と呼んでいいのではないかと思ったりする。

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 今日は「文化の日」とかいうことで仕事も休みなのだけれども、外は昨日から雨が降りつづいている。午後にはその雨もやむらしいので、それから買い物に出かけることにして、午前中は「GYAO!」で配信されている『そこのみにて光輝く』という映画を観て過ごした。
 昼食を食べたあと午後になって予報通り雨もやみ、北のスーパーに買い物に出た。買いたかったレタスが安かったので喜ぶ。それで先日「518円」などというふざけた価格になっていたインスタントラーメンが、今日見てみると、(特に「特価価格」というのではなく)なんと「358円」という価格になっていた。いったいこの価格差はどうしたことだろうとあきれるが、まあ「358円」ならば安いだろうと、買ってしまうのだった。

 スーパーの帰り道、民家の庭に下を向いて咲く黄色い花が目についた。よく目にする花だけれども、これは「キダチチョウセンアサガオ」という。海外でも知られた花らしく、英語圏では「Angel's Trumpet」と呼ばれているらしい。

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 夕食は、買ってあった白菜をまるで使わないで放置してあったので、最近在庫過剰気味の鶏肉と、これもけっこう量のあるネギとで「水炊き」ということにした。久しぶりの「水炊き」は手間もかからず、けっこうおいしく食べることができた。

 さて、観たくて観られなかった演劇、市原佐津子作・演出の『バッコスの信女』の全篇がネットで無料配信されていることを知り、「それは願ってもないこと」と喜び、観ようと努力してみた。
 まず、PCで見ることは出来ず、スマホで見るしかないことがわかった。そんな小さな画面で観るのはイヤだなあとも思ったが、まあがんばって観てみようと先に進んだ。そうするとやはり、その配信サービスの会員にならなければダメなのだった。有料である。ただ加入して30日間は無料視聴期間で、そのあいだに退会してもOKらしい。それで「じゃあすぐに退会しよう」と思ったのだが、その先で名前やメアドを登録する必要があり、そのさいごにはクレジットカードの登録が必要なのだった。‥‥これで「アウト」である。残念でした。

 わたしは前に、行こうと思った美術館がクレジットカードでの予約のみ受け付けると知ったときにけっこうショックで、それで「では何とかクレジットカードを取得しよう」というのではなく、「だったらそういうスポットには行かない。こうなったらもう意地でもクレカを取得しないでやってやろう」と、心に決めたのだった。
 今回も「ダメ押し」のように「クレカ持てよ!」という要請を受け、なおさらに「クレカなしで暮らしてやろう」と思うことになった。もちろん、現在のCOVID-19禍のもとで、「キャッシュレス決済」を進めようという空気を無視するわけではなく、わたしだって「交通カード」だとか、スーパー独自のカードなどは活用している。ただ、憲法ですべての国民に保障されている「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を、「クレカを持っている・持っていない」という閾を設けて侵害することが許せないと思っているのである。