ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『切り裂き魔ゴーレム』(2016)フアン・カルロス・メディナ:監督

切り裂き魔ゴーレム [DVD]ビル・ナイAmazon 原題は「The Limehouse Golem」で、ピーター・アクロイドによる原作は邦訳も出ているが、「ライムハウス」とはロンドンの船着き場で、「貧民街」でもあったらしい。「ゴーレム」については、ユダヤ教の伝承とはま…

2024-02-12(Mon)

朝早くに目が覚めると、わたしの顔の横でニェネントくんがわたしと並んで寝ていた。こういうのがいちばんうれしいかもしれないな。 今日はいつもの月曜日のように「ふるさと公園」へと歩いた。なんと、ユリカモメはまだ公園に居すわっている。もうすっかり公…

『午前2時の勇気』(1945)アンソニー・マン:監督

午前2時の勇気トム・コンウェイAmazon 原作はゲレット・バージェスの1934年の小説なのだけれども、このゲレット・バージェスという人物はなんちゅうか、めっちゃ興味深い人物で、若い頃はナンセンス詩の作者であり前衛作家であり、「キュビズム」をアメリカ…

2024-02-11(Sun)

早朝というか夜中に、ニェネントくんの鼻息がわたしの顔にかかって目が覚めた。ニェネントくんはわたしの顔の横をちょうど通り過ぎて行くところで、特にわたしの上に乗っかるというようなこともしないで行ってしまった。でも、鼻息がかかったというのは、寝…

2024-02-10(Sat)

昨日ニェネントくんのことを「おばさん」などと書いてしまったのだが、考えてみると「おばさん」という言葉、先日麻生副首相がくっちゃべって、「そりゃあ差別用語だろうが」と、問題にされたばかりなのではあった。いやあ、わたしはニェネントくんを揶揄す…

『saltburn』(2023)エメラルド・フェンネル:脚本・監督

Saltburnバリー・キオガンAmazon 今は「Amazon Prime Video」だけでストリーミング配信されている作品で、わたしはこのように配信されている作品を観るのは初めてのことだけれども、これからはこういう作品を観ることも多くなるのだろうかと思う。昔でいえば…

2024-02-09(Fri)

今朝もニェネントくんは、わたしが寝てしまってからわたしの胸の上にあがって来ていた。それで目が覚めたが、あまり長くはわたしの上にとどまらず、けっこう早くに跳び下りて行ってしまうのだった。 それでなんだかこの頃、ニェネントくんはまた少し太ったん…

『スモールg(ジー)の夜』(1995) パトリシア・ハイスミス:著 加地美知子:訳

スモールgの夜 (扶桑社ミステリー ハ 8-6)作者:パトリシア ハイスミス扶桑社Amazon(実はこの本、2021年10月にも読んでいて、わたしのことだから読んだ記憶はまるで残っていなかったのだけれども、この日この本の感想を書くにあたって、その2021年10月にこの…

2024-02-08(Thu)

この日も天気が良く気温も上がったようで、月曜日の雪は、日陰以外はもうすっかり融けてしまった。これからは「春へ一直線」というところで、天気予報では、来週とかは3月とか、ひょっとしたら4月ぐらいの陽気になると言っている。そろそろ、「この冬も乗…

『テオレマ』(1968)ピエル・パオロ・パゾリーニ:脚本・監督

テオレマ 4Kスキャン版 [DVD]テレンス・スタンプAmazon この映画、わたしはもう何十年も前に映画館で観ていたのだが、それ以来観ていないし、もちろん内容はほとんど記憶していない。それがこの日この映画を観始めると、「あれ? この音楽、記憶している!」…

2024-02-07(Wed)

3時ごろにいちど目覚めると、ニェネントくんがわたしの上に乗っていた。この朝はわたしの胸の真上にいて、目を開けるとわたしの目の前にニェネントくんの顔が「どアップ」なのだった。 このところ、わたしがベッドに入るときにはベッドの上にはやって来なく…

『TAR/ター』(2022)トッド・フィールズ:脚本・監督

TAR/ター [DVD]ケイト・ブランシェットAmazon ケイト・ブランシェットの主演、出ずっぱりで、女性初のベルリン・フィルの主席指揮者にまで昇りつめた主人公が、パワハラ、セクハラのスキャンダルによって没落して行く姿を描いたもの。 ケイト・ブランシェッ…

2024-02-06(Tue)

昨日の日記は、午後からの雪のことばかりを書いたので、その前に「ふるさと公園」に散歩したことなど、一日遅れで書いておきたい。 昨日もまだユリカモメらは公園に数羽残っていて、鉄塔の高いところで休んでいるのが見られた。とうとう1月のあいだもずっと…

2024-02-05(Mon)

早朝、3時ごろに目が覚めた。「あれ? 何だか肩のあたりが重たいんだけど?」と思って顔を向けると、目の前、わたしの肩の上あたりにニェネントくんがうずくまっていて、わたしと目が合ってしまった。 わたしが動いたせいで、ニェネントくんはすぐにわたし…

『女王陛下のお気に入り』(2018)ヨルゴス・ランティモス:監督

女王陛下のお気に入り [AmazonDVDコレクション]オリヴィア・コールマンAmazon この作品は1998年にデボラ・ディヴィスの書いた脚本から始まり、その10年後にプロデューサーのエド・ギニーがその脚本を読み大いに興味を持ち、ランティモス監督に映画化の話を持…

2024-02-04(Sun)

想像した通り、やはりニェネントくんはわたしが寝ているふとんの上で寝ることはなくなってしまった。それでも、わたしが寝るためにふとんにもぐり込んだとき、一瞬だけわたしのふとんの上にあがってきて、そのあとふとんから降りて行ってしまうのだった。い…

『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(2017)ヨルゴス・ランティモス:監督

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア [DVD]コリン・ファレルAmazon 脚本は今まで観たヨルゴス・ランティモス監督の作品と同じく、ヨルゴス・ランティモスとエフティミス・フィリップによるもの。「The Killing of a Sacred Deer」という…

2024-02-03(Sat)

夜のニェネントくんは、わたしのふとんの上に乗っかるよりもいい場所を見つけてしまった。それはベッドのわたしの足元の近くに置いてある段ボール箱で、その中には古い寝具が敷いてあるのだ。 「段ボール箱」という、ネコ類がどうしても惹かれてしまうアイテ…

『籠の中の乙女』(2009)ヨルゴス・ランティモス:監督

籠の中の乙女 [DVD]クリストス・ステルギオグルAmazon 海外では、カフカ的な不条理な味わいの作品(現象)のことを「カフケスク(Kafkaesque)」と呼ぶらしいが、それならば、このミヒャエル・ハネケ的な味わいの作品を、「ハネケスク」と呼んでもいいような気…

2024-02-02(Fri)

イギリスとアメリカとのあいだで、「紅茶の淹れ方」に関して論争が起きているという報道をしばらく前に読んだが、昨日はテレビでもこの話題を取り上げていた。つまりアメリカで「美味しい紅茶」を淹れるには、塩をひとつまみ入れるといい、などということが…

『キング、クィーンそしてジャック』(1928) ウラジーミル・ナボコフ:著 出淵博:訳

世界の文学〈8〉ナボコフ (1977年)キング、クィーンそしてジャック 断頭台への招待作者:ナボコフAmazon (わたしが今回読んだのは、今手軽に入手できる新潮社刊の「ナボコフ・コレクション」によるものではなく、もっと古い、1977年に刊行された「集英社版 …

2024-02-01(Thu)

「能登半島地震」発生から一ヶ月が経過した。能登はまだまだ「復興」の端緒についたばかりという状態だろうし、いまだ行方不明の方もいらっしゃる。もう一ヶ月も避難場所で不便な生活を送られている方々の、その心労はいかばかりのものであろうかと心を痛め…

2024年01月のおさらい

映画: ●『PERFECT DAYS』(2023)ヴィム・ヴェンダース:監督 ●『君たちはどう生きるか』(2023)宮崎駿:脚本・監督Book: ●『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』(1941) ウラジーミル・ナボコフ:著 富士川義之:訳 ●『溝口健二の人と芸術』(1964) 依田義賢…

『ロブスター』(2015)ヨルゴス・ランティモス:監督

ロブスター(字幕版)コリン・ファレルAmazon むかし、マーガレット・アトウッドという作家の書いた『侍女の物語』というのが話題になり、映画化もされたのだった。わたしは読みも観もしていないけれども、フェミニズム的視点も持ったディストピア作品で、女性…

2024-01-31(Wed)

今日で1月もおしまい。早くも一年の十二分の一が過ぎて行く。もう気づいたら2024年も終わり、ってなことになってしまうことだろう。 先日から、災害時の避難にそなえての備品を準備し始めているのだけれども、「避難した場合、ペットボトルがあればいいとい…