ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-02-27(Tue)

 昨日「ふるさと公園」からの帰りに、前回わたしが勝手に「サビーネ」と名前をつけたサビ猫に再会した。40日ぶりの再会だ。元気そうで何より。また会おうね。

     

     

 今日も天気は良く、窓の外からの陽射しも明るかった。昨日よりは少し暖かいのかもしれないが、やはり寒い一日だった。
 先日買った猫草の栽培セット、今日見たら、種から根っこが伸びて来ていた。「早く芽が出るように」と、陽射しのあたる出窓のところに置いた。写真は芽が出てからにしよう。

 わたしは今大きくなっている川口・蕨での「クルド人排斥」の動きのことはこのところ書いてはいなかったが、その声が大きくなっていて、「何ということだ」という思いが強い。
 先日はついに、国会で「日本維新の会」の議員が、実はもう解決している問題でクルド人を攻撃する質問を行ったという。レイシストらが蕨駅前で「クルド人攻撃」の集会を開き、それに対してクルド人らが抗議したことに関して、クルド人らが「日本人死ね!」と叫んでいたという根拠のない書き込みがYahoo!Newsに掲載、拡散され、事実を知らない人たちが「クルド人はそんなにひどいのか」と思うようになっているようだ。
 まずはレイシストらが「クルド人排斥」の集会を蕨駅前で行っていることが「問題」で、これはそういったレイシストらがそれまで川崎で行っていたレイシズム活動が禁止され、「次の標的はクルド人だ」とばかりに川口・蕨を標的にしたわけで、以前書いたように、ここには「産経新聞」「夕刊フジ」そして「デイリー新潮」のレイシズム助長記事の後押しがある。
 レイシストらのやり方は今は固定していて、対象になるクルド人らに「罵声」をあびせかけ、その「罵声」に対してクルド人らが怒りをあらわすと、レイシストらは「ほら、あいつらはあ~んな怒り方をしている。危険だ!」とネットに書き込むのだ。
 このことは去年の杉並区の「移民・難民フェスティヴァル」のときに杉並のレイシスト区議会議員がフェスティヴァル会場を訪れ、参加者に「パスポート持ってるのか?」などとしつっこく問い詰め、そのことに怒りをあらわした参加者に「ほ~ら、怒りやがった!」と攻撃したやり方とおんなじで、彼らレイシストらの定型のやり方ではあるだろう。
 前にも書いたと思うが、川口・蕨の犯罪発生率は過去よりも減少しているし、川口・蕨の住民でクルドの人たちと友好関係を結んでいる人たちは大勢いる。

 このことでわたしが悲しく思うのは、人々が基本で持っているとわたしが思っている「ヒューマニズム」というものが、失われてしまっていることだろうか。
 この「ヒューマニズム」というもの、ロシアのプーチンイスラエルのネタニヤフも捨て去っているものだろうし、中国の習近平だってそうだろう。もちろんアメリカのトランプも「そんなもの、知ったこっちゃない」ということだろうし、日本の岸田文雄だって「持ち合わせはない」ようだ。

 皆は「民主主義」などと語るが、民主主義とは政治上の立場の一形態であって、わたしの考えでは普遍的なものではないと思える。今大事なのは「ヒューマニズム」なのではないのか。わたしはそう思う。
 ‥‥あら、ちょっと熱く書いてしまったかしらんね。

 今日は観続けているアニエス・ヴァルダ監督の、『幸福(しあわせ)』というのを観た。これは「驚き」の作品だった、かな。

 ついに、読んでいたパトリシア・ハイスミスの『太陽がいっぱい』も読み終えた。明日からは、またトム・リプリーの活躍する『贋作』を読むことになる。