ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-09-27(Wed)

 今日は午後から部屋にいてもけっこう暑くなり、久々にエアコンをつけた。エアコンの爽やかで涼しい風がとっても気もちが良く、扇風機などは問題にならないのだ。そんなのはあたりまえのことだが、昔エアコンなんかには手が届かなかった時代にはすべて扇風機に頼っていたのだったな。
 まあ昔の夏の暑さと今の夏の暑さではぜんぜんちがうし、ウチの場合はニェネントくんがいるもんで窓を開けると出て行ってしまう。ほんとうは扇風機をつけるときには窓を開けて、というのが当然なのだけれども、ウチの場合はそうもいかないという事情もある。

     

 予報では明日はもっと暑くなり、ひょっとしたら「猛暑日」にもなるかもしれないといっている。どうやら今週いっぱい、つまりは9月いっぱい「真夏日」がつづき、ようやく来週から気温も30℃以下になるらしい。はたして予報は当たるだろうか。

 パソコンをいじっていて「Photoshop」を使いたくなり、探したがなかった。あたりまえだ。インストールしておこうと探したら、つまり有料のものしか見つからない。これもあたりまえなのだが、わたしは前のパソコンではなぜか無料の「Photoshop」を使っていた。「体験版」とかいうのではなく、いつまでも「無料」のままだった。今ではあの「Photoshop」をどうやって入手したのかもう思い出せないが、ちょっと残念な気がした。まあ「Paint」でも出来るようなことしかやってなかったし、じっさい困るわけでもないのだけれども、「Photoshop」がやり慣れてはいたわけだ(もう30年ぐらい前、「Photoshop」が無料だったときにはわたしも「Photoshop」をガンガン使って、わたしの主宰していたイヴェントのチラシをデザインし、その版下もつくって印刷所に持ち込んでいたのだけれども)。

 昼過ぎから「何か映画を観ようか」と、先日は『ゼロ・グラビティ』を観たわけだから、今日はそもそものそういうシリアスなSF映画のスタートといえる『2001年宇宙の旅』を観たのだった。
 月での科学者らの会議以外、ほぼすべてのストーリー展開は記憶していたけれども、やはりビンビンと刺激的な映画だった。映画を観たあと英語版のWikipediaでこの映画について読むと、知らなかったことがあれこれと書かれていたし、しばらくこの映画について考えてしまった。
 おかげでまた読んでいる『メイスン&ディクスン』の読書時間が短くなってしまったけれども、そもそも『メイスン&ディクスン』の前半のハイライト、メイスンとディクスンが観測する「金星の太陽面通過」というのも太陽と金星と地球とが一直線上に並ぶ現象であって、それは『2001年宇宙の旅』でファーストシーン以後何度も出てくる「天体の並列」ということではないか、などと思うのだった。

 今日はちょっと気になった報道のことを書くけれども、あえて名前も書けば「産経新聞」は、このところずっと「移民受け入れ反対」の立場の記事を書きつづけているわけだけれども、そんな中で特に川口に住まうクルド人のことを問題にしつづけている。
 実はそんな川口でこの7月にクルド人らの騒動があり、病院の前で騒いだという「事件」を、「産経新聞」は何度も取り上げていたのだが、つい先日、その「事件」で逮捕された7人のクルド人全員が不起訴処分になったということ。「産経新聞」はそのことを報じた記事で、「(不起訴になった)理由は明らかにしていない」と書き、いかにも「おかしいんじゃないか」と言いたげなのだが、つまりは「誰かが起訴されるような事件ではなかった」というだけのことではないか。「騒動」というが、いちばん騒いでいるのは「産経新聞」だったのではないか。
 「産経新聞」はこの前には駐日トルコ大使の談話としてそれらクルド人を非難するようなことばをニュースにしていたが、そもそもクルド人らがなぜ「難民」としてトルコから国外に逃れようとしているかというと、トルコ国内でクルド人は迫害され抑圧され、「テロリスト」視もされているゆえのことであり、トルコの大使にクルド人のことを聞けば非難する言葉が出てくるのは当然のことだろう。
 わたしは川口に行ってそこでクルドの人たちがどのように生活しているのか、見たわけではないけれども、ネットで検索してみた限りでは、(「産経新聞」以外は)日本の人らとクルドの人らの関係に否定的なことを書いているものは見つけられなかった。