ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-05-16(Tue)

 今日は天気が良く、午前中に外に買い物に出ると雲ひとつ見えない青空だった。そんな天気のせいか、この日はツバメの姿が多く見られた。ウチのそばの電線にもツバメがとまっていた。

     

 いつのもツバメの巣を見ていると、巣の中から顔を出して来たツバメと顔を合わせてしまった。

     

 スズメもけっこうの数が見られたが、これは珍しい(?)スズメのお尻の写真だ。

     

 先週からアルコール断ちを始め、今のところ順調に「アルコールのない生活」をしているが、買い物に行くとついつい、酒のおつまみ系のスナックとかパックの焼きとりとかを買ってしまい、帰宅してそういうのを食べようとするとき「酒がないなあ」と思ってしまう。そういうおつまみは美味しいのだがアルコールを呼んでしまうわけで、これからはそういうのではないスナックとかを考えなくってはいけない(どうしても食間に何か食べたくなるのだ)。

 昼から、ネットのNHK海外向けオンデマンド配信の「NHK Documentary」で、「Dying Out of Sight: Hikikomori in an Aging Japan」という番組を見た。これは3年前に国内でNHKスペシャル「ある、ひきこもりの死 扉の向こうの家族」として放送されたもののようだ。わたしもそのときに見ていたようで、いくらか記憶に残っているところもあった。
 これは「中高年ひきこもりと、その支援者」を追ったドキュメントで、支援のおかげで地域のコミュニティ・センターへ通うようになって「ひきこもり」から脱するきっかけをつかんだ方のこともあるが、支援の甲斐なく孤独死をされた方のことも出て来る。
 専門的な英語も出て来て、聞き取りもけっこうむずかしかったけれども、日本人の出て来るところは日本語なので(あたりまえ)、だいたいの内容はわかった。

 こうしてこういう番組を見ると、わたし自身もまた「ひここもり」であるというか、少なくとも「ひきこもり予備軍」ではあるだろうと思う。じっさい、仕事を辞めてからはもう知己知り合いに会うこともなくなっているし、今は会おうとも思わない。今はかろうじてFacebookとかで友人らの動向を知ることも出来、わたしもニェネントくんのことや近所で出会った動物らのことを書き込んだりするが、「もうFacebookもやめようかな」と思ったりもする。
 この「ワニ狩り連絡帳」という日記も、外に向けて発信しているとはいえるのだろうが、別にこの日記で何かを外に期待しているということもなく、読者を増やそうなどと思ってもいない。ただ、この日記を書いているのはどこまでも「自分」のためではある。今のところ、この日記をやめようなどとは思っていない。

 この日のYahoo!Newsを見ていると、日本維新の会の議員が参議院の法務委員会で、入管施設で亡くなったスリランカ人女性の死因について「ハンガーストライキによる体調不良だったかもしれない」と主張したという。相当問題発言なのだが、では百万歩譲って仮にそうだったとして、入管施設の職員が彼女を医師にもみせず「見殺し」にしたことは容認されるとでもいうのだろうか。
 こういう無茶なことを言うのが「日本維新の会」で、もしもこの党が「野党第一党」になったりしたら、それは自民党をもっともっと右側に後押しする集団として機能するだろう。
 例によってこのニュースのコメントにも「読むに堪え得ない」ものが並んでいて、わたしもすぐに読むのをやめてしまったが、「日本維新の会」の政治意識というのは、こういう「ヤフコメ」と同程度なのではないのだろうか。うんざりする世の中だ。
 今日も他の記事では、日本に難民認定されずに今はニュージーランドで暮らしているクルド人への取材記事が掲載されていて、その方は日本にいたとき「難民の保護は、難民自身の問題ではない。人権、民主主義、人類の問題」と語っていたという。まさにその通りだろうと思う。

 この日はまたキアロスタミ監督の作品『風が吹くまま』を観たが、この作品はまさに、イラン国内のクルド人集落にクルド人の風習を取材に行こうとした男の話ではあった。