ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2024-02-17(Sat)

 テレビでネコのことをやっていて、「ネコたちは人に飼われるようになっても、<狩り>の本能を決して忘れていない」みたいなことを言っていた。それで思ったんだけれども、「実はネコは、ハンターとしてもっとも効率のいい方法を考え出したのだ。それは人間に媚を売って自分の魅力のとりこにし、自分は何もしないで代わりに人間にハンティングをやらせ、食べ物を持って来させればいいのではないか!」ということだ。多くの人間たちは、この「頂き女子」のようなネコの手口にすっかりやられてしまい、以後せっせとネコに貢ぎつづけてきたのだ。ネコはもう、いちにちじゅうゴロゴロ寝ていても、人間が食べ物を貢いでくれるのだ。
 ではイヌだって同じようなものではないかというとそうではなく、イヌは飼い主に忠誠心を示し、「ご主人さま!」とあげたてまつる努力を欠かさないわけだ。一方のネコは「ふん!わたしが<ご主人さま>よ!」と思っているに違いない。地球上最強のハンターであろう。
 ‥‥などとバカなことを考えていたが、これもニェネントくんが「つれない」せいでもあろう。
 ニェネントくんの「夕食」はちょっと早くって、毎日3時半なのだが、いつもニェネントくんの「腹時計」は正確で、3時を過ぎた頃になるとリヴィングとキッチンとのあいだに出てきてすわり込み、「わたしへの貢ぎもののごはんはまだかな?」とばかりに、わたしのことを「じいっ」と見つめつづけるのだ。その威圧感というのは、なかなかに強烈ではある。

 ということに関係なく、今日の写真はウチの近くにいたカラス。こうしてみるとカラスも威厳があってカッコいいと思う。カラスも頭が良くって、「スキあらば人間を利用してやろう」と考えているようだが、ざんねんながら「かわいい」とはいえないようなので、人間を支配することは成し得ていない。

     

 今日も暖かい一日になった。気分を取り直して、昨日見かけた『ナイトメア・アリー』を「初めて観る気分で」観終えた。なんか、もしも自分が悪事に手を染めても、この映画のブラッドリー・クーパーみたいな結末を迎える気がする。イイ線までは行けても、「超えてはいけない一線」の境界を読み損ねるのだ。

 毎週土曜日は今まで大河ドラマの「光る君へ」の再放送を見ていたのだけれども、もうめんどくさくなって、どうでも良くなってしまった。

 最近よく映画を観に行く映画館(となり駅で乗り換えて2つ目の駅のそばにある)で今、「観たいな」と思っている映画、『哀れなるものたち』と『瞳をとじて』とを上映しているはずと、上映スケジュールをみてみると、『哀れなるものたち』は昼間の上映だけれども、『瞳をとじて』は、明日なら朝の8時半からの上映なのだ。
 わたしは朝早い上映なら大歓迎で、早くに映画を観終えて昼食の時間に帰宅できれば最高なわけで、「これは明日観に行かなくっては!」と思うのだった。3時間近い映画なので、8時半に始まっても映画が終わるのは11時半になってしまうけれども。

 あと、これから上映される映画では、『落下の解剖学』という映画が観てみたい。この映画も来週には同じ映画館で上映が始まる。
 この映画のポスターは「雪の中に男が倒れている」というものだが、どうもこういう、「雪の中に人が倒れている」というポスターの映画は今までにもあったようで、わたしはなぜか、そういう絵を見るとその映画が観たくなってしまうという性癖があるようだ。

 今日も夜は『太陽がいっぱい』を読み継いだのだが、どうもまだまだ本の中に入って行けなくって、3日かかってようやっと50ページ、というスローペースだ。