ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-04-24(Sat)

 今日も快晴のいい天気だ。ほとんど家から出ない一日になったけれども、部屋にいても暑くもなく快適。
 ニェネントくんは食事の時間が近づくとリヴィングに出てくるが、それ以外のときはずっと和室のベッドの上で横になっている。もうニェネントもそろそろ11歳になるし、「おばあさん」に近くなってきたのかいな?と思ったりする。

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 調べてみると、ネコの11歳というのは人間でいえば60歳相当になるという。まさに「還暦」と等しいわけだ。ネコの1年は人間の4年の生に相当するといい、あなた、もうじきニェネントはわたしを追い越して先に老化するわけか。
 今のところすこぶる健康といってよく、元気にクローゼットの上に跳び上がったりしてるけれども、どうかいつまでも健康で元気でいてくれて、それでいつまでもわたしといっしょに暮して行きましょう。

 午後からは「GYAO!」でE・M・フォースター原作の『ハワーズ・エンド』を観た。監督はジェームズ・アイヴォリー。意外と長い映画で、午後いっぱいほとんどつぶれてしまった。

 外も暗くなってから、「昨日のように月を撮影してみよう」とちょっと外に出てみた。昨日よりも少し丸くなったように見える月が、やはり天中にかかっていた。
 いちおう新しいデジカメの取扱説明書もパラパラと読んで、マニュアルでのシャッタースピードや露出の決め方もわかった。意外とかんたんである。それで初期設定のまま月を撮ると、やはり月面は真っ白になってしまってクレーターも撮れないので、露出を少し絞って撮影してみた。

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 ちょっと後処理で画面を暗くしたが、月面のクレーターもはっきりと撮れた。昨日の撮影に比べて多少クリアさに欠けるけれども、これからもうちょっと練習して、最適の露出などがわかるようになればもっとクリアな写真が撮れるようになるだろう。
 とりあえずは、新しいカメラで月のクレーターも撮影できるといいとは思っていたわけで、そういう「第一段階」はクリアできた思いがする。新しいデジカメはけっこう一眼レフカメラに近いぐらいにマニュアル設定ができるようで、これからいろいろと開発していきたい。

 ついにまた、明日から東京都、大阪府などで「緊急事態宣言」が再・再発令される。5月11日までの17日間の勝ち目のない「短期決戦」である。もうこのことは毎日書いているし、これで「よし、国や都の政策に協力してCOVID-19のまん延をくい止めよう!」と思う人がどれだけいることか。誰もが「どうせ効果も期待できないのにまたやるのかよ」という気もちだろう。
 ネット上での「この17日間で効果があると思うか?」とのアンケートでは、実に85パーセントの回答者が「効果がない」としている。一方で「オリンピックの聖火リレーをどうするか?」というアンケートでは80パーセントの人が「全体を中止すべき」と考えている。これは「東京オリパラは中止または延期すべき」と考えている人とだいたい同じ比率で、つまり今回の3回目の「緊急事態宣言」と、7月の「東京オリパラ開催」とに疑念を抱く人はアンケート上では共に8割を越えている。
 そもそも、現在のCOVID-19感染者、およびその変異ウィルス感染者の急速な増加は政府のCOVID-19抑止政策の失敗の結果であり、そのことへの根本的な反省もないままにまた「緊急事態宣言」など始められても、「いつまでこんなことやってるんだよ」とは誰もが思うだろう。それで今回は新しい対策としてまずはまたもや「飲食店」をやり玉にあげ、なんとアルコール類の販売をストップさせるという。
 はたして「COVID-19のまん延」に、そこまでに飲食店が悪玉かというのも疑問だが、今回はそれにプラスして昨日も書いたようにデパートや映画館、書店、美術館博物館、図書館も休業させるという。政府だかは「社会生活に不要」としているらしいが、これは言い換えれば「文化生活の否定」であろう。これはスカ政権とか自民党の連中がやってみたいのだろう「国民生活の統制」への第一歩なのかもしれん。彼らは「COVID-19のまん延」をいいことに、自分たちのやりたい「統制」を国民に強いてやろうとしている。
 ここで休業させられる「映画館、書店、美術館博物館、図書館」というのはつまり「文化事業」であり、このことはスカが首相になってさいしょにやったのが「日本学術会議」新規会員候補の任命を拒否したことともつながっているだろう。
 よく言われるように、全体主義国家は国民が知識を得ることを忌み嫌う。かつてカンボジアクメール・ルージュが教師、医者、公務員、芸術家らを捕え強制収容所送りにして虐殺したことはよく知られているが、どうやら日本もそのまねごとをやりたい連中がいるのかもしれない。このことはそれだけ文化施設を休業させながらも、<聖火リレー>だけはストップさせないことからも想像できることではある(他のスポーツ競技も、無観客とはいえ開催は継続されるのだ)。
 今ではもう日本は世界の中で「二流国(もしくは三流国)」でしかないのだが、これからはもっと下落して、今のミャンマーのような「世界の民主主義の潮流を脅かす国家」にまで成り果ててしまう可能性もある。暗黒の時代、悪夢の時代になるのだろうか。