ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-06-22(Tue)

 梅雨入りしてから、以降天気予報が気にかかる。先週の時点では今週は連日毎日雨になるような予報で、「それはまいったなあ」と思っていたのだが、週が明けてみるとそんな予報はすべてチャラになって、予報から傘のマークは消えてしまった(そのかわり、今度は来週が連日雨になるという予報が出ているのだが)。

 朝、家を出て東の空を振り向くと、東にかかっているすじ雲に朝日が反射して「黄金色」というような輝きをみせ、とても美しく感じられた。

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 今日は仕事で建物を巡回していると、先週見かけたヤモリが、また地下の階段のところに出てきていた。なんだ、けっきょく階段とかの空間が好きなのか。まあ地下の階段はほとんど人の通行もないから、このままにしていてもいいかと思った。階段とかの方が獲物もたくさん見つかるのだろう。
 ちょうど、そのヤモリの近くにハエトリグモがぴょこぴょこ跳ねていたもので、「キミ、これを食べるかい?」と、そのハエトリグモをつまんでヤモリのすぐそばに置いてやった。わたしがつまんだものでハエトリグモも傷ついてしまったのか、動き回れなくなってしまった。しばらく別のところへ行ってまた戻ってみると、ヤモリはまだまるで同じところにいたのだが、ハエトリグモの姿は見られなくなってしまった。きっと、しっかりヤモリくんが食べちゃったのだろう。大きな獲物を与えたわけだから、わたしのことを感謝してほしいものだ。

 仕事の帰りは「野良ネコ通り」を通って帰ったのだが、初対面のネコに出会うことができた。駐車してある車の陰に回り込んで行くところを発見。

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 反対側に行ってみると、ぐるっとそっちに回ってきていて顔を出してきたところだった。わたしのことを警戒しているような表情だ。

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 目の輪郭がくっきりしていて、江戸時代の浮世絵に描かれていたようなネコだな。ちょっとばかり、竹内栖鳳の「班猫」のネコを思い浮かべたりもする。しばらく見ていたら、その場でゴロンと横になってしまった。

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 「三毛猫」ということで、このあたりにいるネコの「殿」と、血縁関係にあるのかもしれない。また出会えるといいが。

 「野良ネコ通り」を過ぎて、JRを越える跨線橋まで来てみると、南の空にはけっこうモクモクとした雲が見られた。この雲は即、雨に結びつくような雲でもないと思うが、見た感じはけっこう強烈だった。

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 帰宅してテレビをつけてみると、<東京オリパラ>に関しての動きがあり、まずは「観客をどこまで入れるか?」という話が持ち上がっているということで、「東京オリパラは中止を!」という声だとか、「やるんなら無観客で!」という声はもうすっかり無視され、「一万人にするか、二万人にするか」などということになってしまっている。
 しかもそれにプラスして、「会場でアルコールを提供してもOK」というようなことも言われるようになっている。これはもうメチャクチャな話で、今まで<緊急事態宣言>下では散々「外飲み」はやめましょうとされていたのが、ほぼ「外飲み」みたいな条件下で、一万とか二万という人がいっせいに(まあ全員が酒を飲むわけではないにせよ)飲んでもいいよ、となるわけである。
 だいたい、昨日で<緊急事態宣言>が解除され<まん延防止等重点措置>に移行したとはいえ、それでもなおかつ、店内においても「グループは2人まで」、「時間は90分まで」とされているわけなのに、東京オリパラの会場では「何人で飲んでもいい」、「競技開催時間中はずっと飲んでいい」ということなのだ。
 そもそもスポーツ競技での対戦ゲームなどでは観客は熱狂しやすいことは、サッカー競技を思い浮かべても容易に想像がつくことだろうに、そこにアルコールをふりまけばどういうことになるか。これでは「皆さん、フーリガンになっていいですよ!」と言っているようなものだろう。

 だいたいが、COVID-19まん延下でいろいろな規制の入る市街地と、<東京オリパラ>管理下の<特別区>との「差異」がありすぎるというか、「ダブル・スタンダード」とかいうことではすまない、強烈な<東京オリパラ>優遇ではある。
 ここにはどうやら、「スポーツ(オリンピック・パラリンピック)はすべてに最優先されるべきである」と考える一部体育会系の思考と、<東京オリパラ>を開催することでさまざまな「利権」を得ることができるとする一部政治家らの思考との一致があるのではないかと思う。それは「利権」の下に体育会系が利用されている、という構図ではないのかとは思うのだが、彼らにとっては、「COVID-19禍」よりも「東京オリパラ」の開催の方がはるかに優先される。
 「COVID-19禍」に関しては「ワクチン接種」が順調に進行しているから、それ以外に対策を施す必要はないというのがその一部政治家の考えで、今は<東京オリパラ>開催に猪突猛進すべき時なのである。ここに、<東京オリパラ>開催に反対すべき大きな理由があるだろう。