ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-06-03(Thu)

 都心の勤め先のそばで、見たことのない昆虫を見つけた。勤務中でデジカメを持っていなかったけれども、スマホで撮影してみた。黒と黄色のツートーンカラーが鮮やかだけれども、少なくとも蜂ではない。

       f:id:crosstalk:20210604170942j:plain:w350

       f:id:crosstalk:20210604171003j:plain:w350

 帰宅してから何という虫だか知りたく、Googleフォトからその写真を呼び出して、その写真からの画像検索をかけてみたのだけれども、前にも書いたことがあるけれどもどうもウチのパソコンは画像検索がうまく行かない。まったくヒットするものがないわけで、そういうことは考えられないことである。
 そこで、スマホからの画像検索というか、スマホで写真を撮るときに検索をかける機能があるわけで、そっちで検索することにした。しかしスマホで撮影したデータをそのスマホ内で検索はかけられない。「撮影」するときにしか機能しないのだ。しょうがないからパソコン側でその写真をオープンして、そこにスマホのカメラを撮影モードで向けて検索をかけるという、実にまどろっこしい方策を取った。
 しかし結果はちゃんと出て、これは「シリアゲムシ」という種類の昆虫なのだとわかる。ただ、シリアゲムシで見られる画像とわたしが撮った写真とでは微妙に異なるところもあり、まあ「シリアゲムシ種」の何ものかであるだろう、というあたりまでしかわからなかった。「名は体をあらわす」というか、たしかにシリをあげてはいる。

 今日は朝からけっこう雲が出ていた。明日には雨になるというが、今日いっぱいは持ちこたえるらしい。

     f:id:crosstalk:20210603044923j:plain:w500

 けっきょくたしかに今日は雨にならず、わたしが仕事をやっているあいだにも雲は消え去り、陽射しがさしてくるようになった。けっこう気温も上がり、ちょっと蒸し暑い午後になった。
 今日は帰ってから昼食にニラを使った「台湾焼きそば」をつくり(焼きそば麺があと1食分残っているのだ)、どうせニラはいっぱい余るから、夕食には「レバニラ炒め」をつくろうと、仕事の帰りに2つ手前の駅で降りて駅前のスーパーでニラなどを買う。ちょうどうまい具合にニラがかなりの安値で売られていてラッキーだった。
 「台湾焼きそば」というのはウチの近くの中華の店で食べて、「これなら自分でつくれるな」と思い、それ以来ちょくちょく作っているメニュー。ひき肉とニラともやしを焼きそばの具にし、味付けは「鶏がらスープの素」と「鷹の爪」というシンプル料理。
 「レバニラ炒め」はいつもはちゃっちゃっと、「焼き肉のたれ」での味付けですませるのだけれども、今日はレシピを調べてキチンとつくってみた。しかしつくってみると、これなら「焼き肉のたれ」でつくった方が美味しいかも?などと思えるのだった。まだもやしもニラもレバー肉も残っているので、明日はいつものように「焼き肉のたれ」でつくろう。

 読んでいるピンチョンの『ブリーディング・エッジ』は、あと百ページのところまで来た。何とか明日には読み終えたいが、ここへ来て「仮想空間」、「仮想現実」が大きな意味を持つ描写が出てきて、「これはまさに<サイバーパンク>ではないか」という展開になってきた。まあピンチョン作品は『V.』にしても『重力の虹』にしても「サイバーパンク」的という読まれ方もしていたわけで、意外とこのあたりがピンチョンの「望むところ」なのかもしれない。読み終えるのが楽しみになってきた。

 「オリパラ問題」だけれども、今日になって政府の分科会の尾身会長が、「パンデミックの中での開催は普通でない」と強調し、開催するのであれば、政府や関係者が強い覚悟で感染対策などに取り組む必要があるという認識を示したという。
 これまではけっこうスカ首相のサポートに徹してきた感のある尾身会長だが、こういう発言をされたというのは、このまま開催が強行され、感染が今まで以上にまん延することになったならば(その可能性は極めて高いのではないだろうか)、スカ首相をサポートしつづけてきた自分に責任が転嫁されることをおそれて、ともいえるのではないのか。じっさい、スカ義偉という男、「専門家が<GO!>と言ったから開催したのだ」と言い出しかねない。そのくらい卑劣な男ではあるだろう。
 ここで尾身会長がある意味でスカ首相に「叛旗」をひるがえしたということは、まさにスカ首相がいつも述べていた「専門家の意見を聞きながら決定して行く」という言葉を無効にするものだろう。
 ではここでスカ首相が尾身会長を解任して、もっと自分の意のままになるような「専門家」をあとがまに据えるようなことがあれば(スカ首相はそういうことをやりたいだろうが)、今のなさけないマス・メディアでも大きな批判の声をあげるだろうし、普通の判断力を持つ国民であれば、「スカ首相のやっていることは異常だ」と思うことだろう。

 じっさい、今のスカ内閣そして小池都知事の意向は「オリパラ開催」へと猪突猛進している感があるし、NHKをはじめとしたテレビ局などはどこも、「オリンピック開催まで2ヶ月を切りましたね~」と、もうオリパラ開催が当然のような報道になっている。
 しかし、そうではないところでは、「東京オリパラ開催反対」の声は日ごとに大きくなっている感があるし、海外メディアからも開催への疑問の声がひんぱんに聞かれるようになっている。この尾身会長の発言が、このような状況の中に「一石を投じる」ことにはなるだろう。

 というか、この<東京オリパラ>問題、どういう風に転んで展開するにせよ、あとから振り返ってみればいろんなフィクションを絡めながら、インターネット上のさまざまな動向を含めて「サイバーパンク」的な総括が出来そうな気がする。誰が書く? 阿部和重かな???