今日は休日。夜中に目が覚めてしまい、時計を見ると3時ごろだったのでまた寝ようとしたのだけれども、枕元のカーテンのあいだ、窓の外の高い位置で明るい黄色い光が見えた。「ああ、また月が見えているのか」と思ってカーテンをめくって外の空をみると、まだまだ下半分が欠けている黄色い月が見えた。これが月末になると真ん丸になって、わたしが出勤準備で目覚めるころにまたカーテンのすき間から月光がさしこむようになるのだろう。
だんだんと日中の気温が上がるようになってきて、この2~3日はすっかり春の陽気になった。わたしは冬のあいだ、毎日半分ずつ出してあげるニェネントのネコ缶の残りは冷蔵庫に入れず、冷蔵庫で冷たくなったごはんでは食べても味気ないだろうと外にそのまま出しておいてるのだけれども、暖かくなると外に出しっぱなしだと傷んでしまう。そろそろ冷蔵庫にしまっておく季節になるのかな(考えたら、レンジでちょっと温めてやって出してあげればいいのだが)。
それでも明日からはまた寒くなるようで、スマホの天気予報をみると、金曜日には「雪ダルマ」マークがついていたりする。まだまだ「冬」は終わってはいないのだ。
ニェネントはリヴィングの窓ぎわに置いてある、新しい「爪とぎ段ボール」の上でくつろいでいる。暖かくなると、ニェネントの「抜け毛」もすごいことになって、わたしの着る服までネコの毛だらけになってしまうのだ。そろそろそういう時期だ。
COVID-19のワクチン接種の件で、当初は「3週間ぐらい時期を置いて」2回接種するのだと言っていた政府自民党は、昨日になって「2回接種せずとも1回でいいのではないか」などと言いはじめたようだ。やはりわたしなどが思っていた通り、国民全体に行きわたるだけのワクチンの確保が難しくなってきたらしく、「1回でも効果あるんじゃないの?」ということらしい。
しかし、ワクチン製造元のアメリカのファイザー社は、「2回打つ必要がある」としているのである。にもかかわらず「1回でいい」などというのは、つまりは医者から処方された薬を患者に仲介したヤツが、処方箋を守らずにじっさいの患者に提供するということである。そんなことが許されるわけがない。
政府自民党は本心では、国民がCOVID-19に感染して発病しようが死んでしまおうがかまわないと思っているのではないだろうか。
これも、とにかくはワクチン接種をはじめるということで、ムリヤリにも<東京オリパラ>を開催させようとしているのかと思ったのだけれども、この件でも、新しく五輪相に就任した丸川大臣は「ワクチン接種を前提としなくても安全安心な大会を開催できるよう、総合的な感染症対策の検討を進めている」などと言いはじめた。
わたしなどは、「たしかに今はCOVID-19対策は<無為無策>だが、ワクチンが来たぜ!これでオリンピックが開催できる!」という論法で突っ走るつもりかと思っていたのだが、ワクチンのことは関係なく<東京オリパラ>は開催できるというのだ。それはつまり、「COVID-19対策は<無為無策>だが、<東京オリパラ>は開催するぜ!」ということなのだ。
スカ総理は今まで、何度も何度も何度も何度も「コロナに打ち勝った証としてのオリンピック」と公言している(先日は「G7」の会議でもまた同じことを言っている)のだが、「打ち勝つ」ために何の手立ても打たないでいて、勝てるわけはないではないか。先日アメリカのバイデン大統領は「オリンピックの開催は<科学>に基づいて判断されなければならない」と語ったのだが、(このことは前にも書いたかもしれないが)この発言はいつまでも「精神論」ばかりでそういった論理的、科学的裏付けをまったく伴わないスカ総理の発言に向けて言われたものではないかと思う。
スカ総理は、そのG7で各国首脳から自分の発言が賛同を得たと鼻高々のようだが、海外の首脳からすれば「そう言いたいのなら言わせておけ」ぐらいのものだろうし、別に親身にサポートするわけではない。結果として「中止」になっても、「そうか、残念だったね」と言うぐらいのものでしまないだろう。
というか、スカ総理は今、民間企業の自分の長男と総務省との「接待問題」でズブズブになっている。昨日の国会中継でも立憲民主党の議員がこの件で追及をして、おどろくような話がいろいろと出てきたのだ。これは相当に大きな問題なのだけれども、また明日書こう。
それで、夜寝る前にちょっとずつ読んできた『世界動物発見史』も、ようやく明日には読み終わりそうだ。そうすると次には『カモノハシの博物誌』が、読まれる順番を待っている。『世界動物発見史』も楽しい読書だったけれども、『カモノハシの博物誌』も楽しみでしょうがない。