ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-06-21(Mon)

 今日は夏至。一年でいちばん昼の時間が長い(日の出から日の入りまでの時間が長い)日である。「ああ、これからはだんだんに日の出が遅くなり、またそのうちに真っ暗な中を出勤するようになるのか」と思う。でも実のところ、今朝が日の出のいちばん早い日なのではなく、すでに2~3日前から日の出の時間は遅くなり始めているのだ。これは日の入りの時間との兼ね合いでこういうことになっているわけで、「夏至」の日に日の出の時間と日の入りの時間とが同時にシンクロしているわけではないのだ。
 「もうすでに、日の出の時間は遅くなり始めているのだ」と思うと何か悲しくなってしまうが、調べてみるとこれからはだいたい1日に20秒ぐらいずつ、日の出の時間は遅くなっていく。
 まだ7月はいいのだが、8月も後半になるとわたしの出勤の頃は薄暗くなりはじめ、9月には「暗いなあ」ということになるだろう。

 今日は空に雲は出ていたが、雨になることもなく、気温もあまり上がらずに過ごしやすい日になった。仕事の帰りには「ふるさと公園」経由で帰った。

 この日はまず、池の奥の方に小ぶりな水鳥が泳いでいるのが見られた。ときどき水面で羽ばたいてバシャバシャやっているのだが、遠いので肉眼では何の鳥だかわからないが、どうやら三羽いっしょになって同じあたりを泳いでいるようだ。
 写真もちょっとピンボケだったが、これはしばらく前にも見た「メジロガモ」ではないかと思う。ひょっとしたら、オスとメスと、その雛という家族なのではないかと思った。

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 公園の葦の茂みの中からは「ギッ、ギッ、ギッ」というような、または「ジッ、ジッ、ジッ」と聞こえるような鳥の鳴き声がひんぱんに聞こえてくる。「あれは何の鳥なのだろうか、姿を見たいものだ」とは思うが、ただ鳴き声だけでその姿は見られない。残念だ。

 公園を歩いて行くと、前回コブハクチョウを見かけたあたりで、岸に上がってくつろいでいるコブハクチョウの家族を見ることができた。天候もおだやかだし岸辺の緑も芝生みたいで、なんだか家族でピクニックをやっているような感じだ。今日もやはり雛(もう「雛」というような感じでもなくなったが)たちは三羽でかたまっていて、両親はちょっと距離を置いている。この場所は釣りの人が入って来ることもないところで、ハクチョウ家族にはのんびりとくつろげるスポットなのだろうか。

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 昨日で東京都の<緊急事態宣言>は解除され、今日からは<まん延防止等重点措置>ということになった。酒を出す飲食店の営業は午後8時までOKということになったようだが、客への酒の提供は午後7時まで、グループ入店は2人までで、酒を出すのは90分に限定するのだという。あくまでも「COVID-19感染」と「アルコール摂取」というのは密接に関係があるだろうという判断で、しかも「夜中に酒を飲むと感染するぜ!」みたいな、どうしてそういうことになるのかわからないことがまた始まるのだ。
 それでも、わたしの勤務先の駅のそばでずっと休業していたフレッシュジュースのスタンド、ハンバーガーを出すコーヒー店などは営業をようやく再開した。み~んな、都や国のわけのわからない対策に振り回されているというところだけれども、実のところこのところ、東京都の新規感染者数はまた増加しはじめている。
 じっさい、「外で酒を飲む」とかいうことよりも、外出することで人と接触することが感染増加の要因であることは容易に想像できることで、このところの新規感染者の増加は「な~んだ、オリンピックやるのかよ~!」ということでいささか呆れたしまった人々が、「だったらもう、言われるままに<自粛>とかするんじゃなく、自分の生活を楽しむぜ!」ということで動き始めたことによるものだろう。これは完全に「人心を判断することのできない」都や政府の責任であり、さらに<東京オリパラ>を開催すると決定することで、新規感染者増加の歯止めは効かないのではないだろうか。

 今の状態は<緊急事態宣言>の解除は早すぎた、というような状況ではあると思うのだけれども、とにかくは<東京オリパラ>を開催したいスカ首相は、ここから再度<緊急事態宣言>へとリターンすることは決してないだろう。これからは、今日から実施される<まん延防止等重点措置>だけでオリンピック~パラリンピック期間を乗り切ろうとすることだろうが、それは言葉を変えればスカ首相お得意の「無為無策」の延長であろう。
 これ以降は、たとえスカ首相が神頼みしている「ワクチン接種」がある程度進行しても、新規感染者は増加しつづけることだろう。しかも、今は変異ウィルスの「デルタ株」という変異種のまん延も危惧される。

 スカ首相がお得意の「無為無策」だと批判するのは簡単だが(でも批判しなければならないが)、その「無為無策」のせいで感染するのは、スカ首相でも小池都知事でもなく、「わたしたち」なのである。これからはもっと真剣に、「どのように行動すれば感染から身を守れるか」ということを考えなくってはならなくなる。まさに自分なりの「ロックダウン」を実行しなければいけなくなるだろうか。