ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-07-01(Thu)

 6月が終わり7月が始まり、つまりは2021年も半分が過ぎてしまった。ほんとうはもっとやりたいこともあるのだけれども、けっきょくはただダラダラと月日が過ぎ去っていくばかりだ。

 夜、ベッドに横たわるわたしの胸の上に乗るニェネント。わたしが死んでしまったあと、死後の世界で「ああ、オレは死んだんだよな」と、そっと眼を開くと、まずはこ~んなニェネントくんの顔が見られるのではないのか、という気になる(それはわたしにはとっても素晴らしく、また喜ばしい幻想<まぼろし>だ)。ニェネントはわたしに、「あんた、死んじゃったね!」と言うだろう。そしてわたしは生前のことを思い出しながら、この日記を書きはじめるのだ。

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 梅雨真っただ中で晴れ間は見られない。出勤のときから雨。しかし仕事を終えたときには雨はやんでいて、傘をさすことはなかった。自宅駅からの帰り、跨線橋の上からは厚い雲が空をおおっているのが見え、またいつでも雨が降り出しそうだ。

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 今日も「野良ネコ通り」の同じ場所で、またクロハナくんに出会った。やはりココがクロハナくんの「定位置」のようだ。おや、けっこう立派なしっぽを持っているんだね。

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 昨日届いた本、『歌うカタツムリ』を読み始めた。「専門書」というわけでもないのだが、「科学ライブラリー」のうちの一冊、というせいか、特に進化論に関しての専門用語が、説明もなくポンポンと飛び出してきて、そんな知識の持ち合わせのないわたくしめは「あらららら~」という感じでもあった。ま、なんとなく、わかっていない事柄も「わかっていること」にして読み進め(読み飛ばし)、「こういう本ってしばらく前に似てる本を読んだな~」と思い、「何の本だっけ?」って一所懸命思い出したら、アレかな? サイモン・シンの『フェルマーの最終定理』だったかな? などと考えるのだった。ま、読んでいればそのうちに、「カタツムリ」のことももっとたくさん出てくることだろう。そんなに大部の本でもないから、がんばって乗り切ろう。

 今日はネットのニュースなど読んでいたら、<東京オリパラ>開催中は、JR東日本終電車を大幅に延長させるということだった。「それってどういうこと?」と調べると、なんとウチの最寄り駅は夜中の2時過ぎまで電車が来るのだ。
 ‥‥だって、この「COVID-19禍」で、首都圏の電車はしばらく前に終電を早く繰り上げたばかりではないか。それに、飲食店の営業時間は「午後8時までよ~!」とされているというのに。
 これはどうも、<東京オリパラ>の競技時間が午後10時過ぎまでにも及ぶだろうということ、そして今、政府や五輪組織委員会らはもう「開催」は当然のこと。さらに観客を入れての「有観客」を目指しているわけで、そのような観客の「足」のために電車を遅くまで運行させたいということのようだ。

 これは誰だって呆れかえり、誰だって怒ることだろう。だって、今の政府や都の政策は皆に「遅くまで出歩いてるんじゃねえよ!」「早く家に帰りやがれ!」とやって、飲食店も早く閉めさせているというのに、これが「み~んな、オリンピックだからね~、遅くまで騒いでね!」と言ってるようなものではないか。
 たとえば競技が午後10時過ぎまで継続されたとして、そこに観客を入れて、さらに「どうぞ余裕をもって帰宅して下さいね~!」とやっているわけだ。いったい誰が「そりゃあそうだ」と思うのだろうか。
 もちろん、午後10時過ぎまで競技が続いたとして、競技終了後に「みなさ~ん、早く帰ってね~!」もしくは「みんな、早く家に帰りやがれ!」と追い出すならば、競技場周辺の交通機関ラッシュアワー並みの混雑になるだろう。それはそれで、「をいをい、<3密>はどうした!」となるだろう。それも避けなければならない案だ。じゃあ、「皆さん、一時に駅に押しかけないで、しばらくは駅の外で<外飲み>でもやってて下さいね~」とでもいうのだろうか。
 つまり、このことを考えただけでも、こんな状況で「観客を入れて」の開催とは「ナンセンス」だということがわかるだろう(そもそも、今からでも<中止>こそがいちばん望ましいのだが)。

 こういう奇々怪々な<案>(電車の運行時間を延長する)などというのは、ただ<東京オリパラ>はやる、そして「有観客」でやる、ということから逆算して考えるから生じる<不合理>な結論であり、政府や都、そして組織委員会の望む<東京オリパラ>というものが、今の段階でいかにナンセンスであるか、ということを彼ら自らが立証しているようなものであろう。バカバカしい。