ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-06-06(Sun)

 どうも、気分的に「うつ」である。空いた時間や寝つく時だとかに、自分の過去の愚行(い~~~っぱいやっているのだ)ばかりが思い出されてしまう。その「愚行」の前後関係、状況は思い出せなくても、イヤなことばかりが頭の中をかけめぐる。
 前にもこういうことがあった気もするけれども、今回は重症かもしれない。自分の容姿が限りなく醜いと思い(じっさいそうだろうが)、今はマスクとメガネとニット帽で顔のほとんどを隠しているからいいとしても、これで「COVID-19禍」が過ぎて皆がマスクを外すようになるとイヤだとも思うし、今の状態でも外に出かけたくない。来月の初めにはダンス公演を観に行くつもりでチケットを買ってあるけれども、今の気分ではとても観に出かけたくはない。特に知っている人たちに会いたくない。
 買い物は昨日すませていたので、今日は一歩も外に出ないで過ごした。

 気分を変えようと、昨日ピンチョンの『ブリーディング・エッジ』を読み終えたので、中断していた『メイスン&ディクスン』を読み始める。ついに下巻だが、やはり物語の流れを忘れているので、上巻を引っぱり出して最後の方をまた読み直したりする。そうか、「機械仕掛けのしゃべる鴨」が出しゃばって来るのだった。

 もうひとつ気分を変えようと、「GYAO!」の無料配信映画でダリオ・アルジェント監督の『サスペリア・テルザ 最後の魔女』を観始めたが、食事の準備とか、見たいテレビもあるので途中で中断。けっこう面白そうな映画だ。

 この日記には毎日、何かしら写真をアップしているので、「今日はニェネントくんの写真でも撮ろう」とカメラを向けたら、ちょうど大きなあくびをするところだった。この顔をみるとわたしに襲いかかる化け猫のようで怖いが。

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 ウチの近所に出没して世間を騒がせていた「ミナミジサイチョウ」は、とうとう今日捕獲されてしまったようだ。しかし捕獲されたのは先日目撃された場所からずっと南の方、手賀沼を越えた先のところみたいだった。
 その先日居た場所から捕獲場所を直線で結ぶと、ちょうどウチの真上あたりを通ったことになるのだが、あの鳥がウチの上あたりを飛び過ぎて行ったのだと思うと、ちょっとばかし興奮する。
 可能ならその飼育していたペットショップで今後も飼育されるのではなく、もっと環境を整えられる動物園とかで飼育してもらいたいとは思うのだが。

 <東京オリパラ>は、今の兆候ではこのまま開催されてしまいそうな潮流になっている感があるし、しかも観客を入れての開催ということにしたいらしい。しかも、小中学生ら81万人を観戦に「動員」するという計画が進んでいるらしい。
 わたしはあとで聞いたのか、おぼろげな記憶なのか、1964年の東京オリンピックでも小中学生が動員されたことを知っているが、その際の小中学生の座席は「観戦には不向きな悪席」で、つまり一般発売してもチケットが売れないような席だったという。これは要するに開催会場に「満員感」を出すための「座席埋め」対策なわけで、その席からはほとんど「何が進行しているのか」わからないような状態だったという。
 しかも屋内競技ならまだしも、開催時期の「真夏」に、屋外の国立競技場での観戦などとなると、まさに生徒児童らの健康に最大限の注意を払わなければならないだろう。ましてやその時期に「COVID-19禍」が収束しているとはとても思えないわけだし、これはまったく無意味な「学徒動員」ではあろう。感染者が出たり、熱中症で倒れる生徒児童が出たらどうするというのか。そんな「危険」を冒してまで生徒児童に見せなければならないものだろうか。

 先日の尾身会長の発言に対し、予想通り自民党周辺、東京オリパラ組織委員会周辺では強烈な「尾身バッシング」が始まっている。しかし、尾身会長の発言にいきおいを得て「開催反対」を訴える声もまた大きくなっているようだし、メディアもこの問題を無視できなくなっているようだ(NHKは無視しているみたいだが)。
 仮にこのまま、まずはオリンピックを開催するとして、今の「緊急事態宣言」はそれまでに解除させるということなのだろうか。おそらくはそこで「数のごまかし」をやるのだろうな~。今げんざいも、東京の新規感染者数は徐々に減少しているわけだけれども、実のところその基準となるPCR検査数がどんどん減少していることは、ちょっと調べればわかることではある。しかしそのことをメディアは決して報道しようとしていない。
 その昔、太平洋戦争の時、日本はバンバン敗北を続けていたというのに、国内にはそのことをごまかして「敵基地を大破す」とか「敵壊滅」などと報道していたことを、この2021年になってまた繰り返しているのが、この日本という国なのだ。わたしも「うつ」になるというものだ。