ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-10-30(Fri)

 出勤時、家を出るときは外は真っ暗闇の深夜なのだけれども、勤め先の駅で降りて外に出る時間になるともうすっかり明るくなっている。しかし、これも12月になるとこの時間でも真っ暗になってしまう。出勤時に明るい道を歩けるのも、もうそんなに長いあいだのことではない。
 今朝は晴天というわけではなく、灰色の雲が空に浮かんでいる。もっと天気が崩れそうにも思えるけれども、天気予報では今日は晴れるといっている。しかしこのところの天気予報(特に週間予報)というものはそれこそネコの目のようにクルクル変わる。つい先日には来週の月曜、火曜は雨も降るような予報だったのが(その前の予報では「晴れ」だった)、今日になると雨は降らないことになっている。きっとまた明日には予報が変わっているのではないかと思うぞ。

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 仕事を終えて帰宅するときには、重い雲が空をおおっていたが、雨が降りそうな気配でもない。

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 「野良ネコ通り」に今日はネコの姿は見られなかった。この「野良ネコ通り」に限らず、最近は歩いているとわたしの10メートルぐらい先でネコが道路を横断することを目にすることが何度かあった。「おっ!」と思ってカメラをバッグから出して急いでそこまで行くが、もうネコは家の敷地の陰に行ってしまっていて、その姿も見えなくなってしまっている。
 でも、昨日見たサバネコのように、まだわたしが見ていないネコがこのあたりにはそれなりに棲息していることだろう。

 帰宅して、昼食はレトルトパックのミートソースを使ってスパゲッティにしようと思い、冷蔵庫の中で滅亡しかけていたトマトをプラスしようとし、「それならひき肉もタマネギも足してやろう」と思って調理を始めたら、別にレトルトパックを使わなくってもしっかりとミートソースが出来てしまったのだった。これと同じことは以前もやらかしたな、などと思い出したが、とにかくは死にかけていたトマトを役立てることができてよかった。これはちょっとした「自慢」なのだが、わたしは買った食材を傷めてしまって破棄するということはほとんどやっていない「優等生」ではある(先日、半分使った豆腐を「また後日使おう」と冷蔵庫に保存しておいたら、使おうとしたときに「これは豆腐ではないな」という状態になってしまっていて破棄したことがあるが)。

 テレビでは「国会中継」をやっておる。もちろん「日本学術会議」のことでの質問が今日もあるのだが、菅総理は「人事上のことでもあり、お答えできません」と答弁を逃げる。国会の場で総理大臣が答弁を拒否するようになれば議会制度はオシマイであるぜよ。
 いちおう菅総理が答弁したことというのは、「今の学術会議にバランスを取らせるため」ということで、「旧帝大のメンバーが多すぎること」「女性メンバーが少ないこと」などとのたまう。‥‥むむむ、「日本学術会議」というものは各々の学問で功績があったものが選ばれるわけで、「女性メンバーの少なさ」はさておいて、こういうところで妙に「平等」という概念を持ち出すのはおかしい。単にそれは「旧帝大」が学問レベルでやはり優勢だということだろう。だいたい、何のために大学への「運営費交付金」の予算を取っているのか。「優秀な学生を輩出するため」ではないのだろうか。
 「女性メンバーが少ない」ということは「日本学術会議」の問題ではなく、そもそもが日本の教育の問題として別に考えなくてはならないのではなかろうか。だいたいが今の菅内閣での女性閣僚の数を数えれば、おのずからわかるというものだろう。
 というか、それ以前に、今回菅総理が「日本学術会議」への任命を見送った6名の半分は「旧帝大卒」ではないし、1名は女性である。そもそも菅総理の答弁はまさに「矛盾」の、あまりに巨大なかたまりなのではないかと思える。
 だいたいが今回任命が見送られた6人は「政府の意向に従わないがため」任命されなかっただろうことはいっぱい報道されてもいることだし、誰もがそう思っている。菅総理もサッサと、「わたしが目指す国家とは<全体主義国家>なのであるから、その意向に沿わないヤツは任命しないだけの話だぜ」と<本心>を語ればいいではないか。もうすでに「そういう国」なのだから。

 今は夜に寝る前に、古い「朝日選書」の『20世紀の自然観革命』(和田純夫:著)という本を読もうとしているのだけれども、とにかくはベッドで本を拡げるととたんにニェネントくんがやって来て「かまってよ~!」となるので、一日に2ページぐらいしか読めないのである。本は読みたいし、ニェネントくんとの密接な交流はまさにこのときだし、なかなかにツラい時間ではある(けっきょくはニェネントくんと遊ぶのだが)。