早朝、家を出て「もうあと５分で駅に着く」というところで、家にスマホを忘れてきたことに気づいた。
わたしの場合、スマホは仕事中の時計代わりで、時計がないと時間配分とかいろいろと困ったことになってしまう。それで勤務しているビルの中にはなぜか時計がまるっきりどこにもなくて、かろうじて休憩室にあるだけなのだ。時間を確認するためにいちいち休憩室に行って時計を見るなどということはやってられない。
もう家にスマホを取りに戻ることはできないし、勤務先の駅の近くのコンビニで腕時計を買うしかない。実はこういうことは以前にも一度やった前科がある。まあ今の職場ではたらきはじめて３年ぐらいになるけれども、そのあいだに２回やらかしてしまったというのは、そこまでに悪い成績でもないと思うけれども、もちろんそういうことはノーミスでやらなくてはいけない。そのときもコンビニで１４００円ぐらいの腕時計を買ったのだったが、早朝でなければ１００均とかでもっと安い腕時計を買えるのだけれども、しょうがない（そのとき買った腕時計もなぜか、すぐにどこかに消えてしまった）。
ということで、コンビニでやはり１４００円ぐらいだった腕時計を買って出社した。それで腕時計をはめて仕事したのだけれども、こうやってみると意外と「腕時計」というものも便利なものだと思った。
わたしはよほど若い頃に腕時計をはめるという習慣を捨ててしまい、携帯電話をずっと時計代わりにしてきたわけだけれども、こうやってちょこっと腕を回して目をやればすぐに今の時間がわかるなんて、なんて便利なグッズだろうかと今さらながらに思うのだった。これからはとりあえず、仕事中は腕時計をはめて就労しようかしらんと思ったのだった。
今週は天気予報ではずっと雨は降らないようだ。このところわたしの思いでは天気予報ははずれっぱなしなので、あまりアテにしてはいないけれども、「秋」らしい日がつづくことを期待したい。今日はいつもの跨線橋のところから、なんだか乱れた雲の姿が見られた。
どうも最近は、「野良ネコ通り」でもネコたちに出会うことがなくなってしまった。それでわたしの興味はしかたなく、「今日はどんな雲がみえるかな？」ということになってしまった感じだ。
しかし、あのネコたちはみんなどうしたのだろう。しばらく前に冷たい雨が降っていたとき、あの「ヒゲ殿下」が雨にびしょ濡れになって草原にさまよっているのをみて、それ以来「ヒゲ殿下」の姿をみていないけれども、あの冷たい雨に打たれるダメージは大きかったことだろう。あのときは抱き上げてウチに連れて帰りたいと思ったものだったけれども、あれでダメだったのかもしれないなとも思う。立派なネコだった。また会いたいものだ。
昨日から「臨時国会」がはじまり、まず昨日は菅首相の「所信表明演説」がようやく行われた。聴いた感じ、ただ要点をちゃっちゃか読み上げただけみたいだし、しょっちゅう噛む。読み間違いもかなりあったという報道も見た。「日本学術会議」のこともひとこともふれなかったし、国民に「自分の政治観、政策を伝えなければ」という意志、気持ちも感じられない、ただ「凡庸」なスピーチだった。
あの安倍前首相だって、いちおう自分のスピーチを盛り上げようという意思はあったという気もしてしまうが、おそらくは日本の憲政史上でも「最低クラス」の「所信表明演説」だったのではないだろうか。もう、日本は日ごとに、わたしの腕の腕時計が時を刻むごとに「劣化」をつづけている。
今日はしばらく「GYAO!」の無料配信映画をチェックしていなかったものでチェックしてみたら、パトリシア・ハイスミスの『妻を殺したかった男』の最近の映画化作品、『ライク・ア・キラー』が無料配信リストに加わっていたもので、「おお！これは観てみなければ！」と、観ちゃったのだった。
