ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2021-10-12(Tue)

 予報では、今日の午後から雨になるのではないかと言っている。もう、ずっと長いこと、毎週一度は雨が降るという天候がつづいている。「どうなのよ」と思って長期予報(コレはアテにならないのだが)をみると、やはり来週にも雨が降るということだった。

 早朝に駅への道を歩いていると、わたしの前を灰色のネコが道を横切って行った。この道でネコに出会ったことはないのだけれども、暗闇で街灯に照らされた道の隅で、ネコがうずくまっているのが見えた。そのネコの啼き声も聞こえてきて、近くに寄ってみたけれども、金網フェンスの向こう側に逃げて行ってしまった。
 この道は食べ物を得るにはキツいスポットだとは思うけれども、普段人の行き来もない道筋だから人に追われることもなく、食べ物以外の問題ならば生活して行きやすいスポットではないかと思う。

 この日は、昨日まで読んでいた本も読み終えたので、あたらしく「この本を読もう」というのを準備していたのだけれども、朝家を出るときに、その本をバッグにしまい忘れて家を出てしまった。
 電車に乗ってから本を忘れてきたのがわかったが、こういうのを何というのだったっけ、「電車の中で読む本がないと発狂する病気」。久しぶりにコイツに見舞われてしまい、しょうがないからスマホを見たり、寝たふりをして何とかやり過ごした。
 仕事の休憩時間は、しょうがないからスマホをずっとみていたが、なんだかTwitterをやめて以来、PCとかスマホとかそんなに興味がなくなってしまったか。

 仕事を終えての帰り、今日は「野良ネコ通り」を抜けて行く。最近「ハナクロ」や「ヒゲ殿下」をよく見かける駐車場の車の上に、今日は「ヒゲ殿下」が休んでおられた。わたしがカメラを向けると、それまで向こうを向いて寝転がっていた「殿下」は身を起こし、わたしの方を向いて下さった。
 う~ん、何とも「穏和」なお顔ですね。「殿下」のネーミングにふさわしいというか。

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 写真を撮らせてもらって、殿下に向けて「バイバイ、またね!」と手を振ってその場を離れようとしたけれども、そのとき、その車の停まった駐車場の奥のお家の窓の奥で、年配の女性の方がわたしに手を振ってくれているのが見えた。わたしが「ヒゲ殿下」に手を振っているところを見られたのだろう。わたしはもうそこから離れて歩きはじめていたので、あいさつをし返すことも出来なかったけれども、すごくうれしかったです。「ヒゲ殿下」のこと、よろしくお願いいたします!

 そのあとの帰り道は少しずつ雨が降り始め、けっきょくはウチに帰るまでには傘をささなければならなかった。めずらしく天気予報が的中しただろうか。

 この日は職場から帰路に着くとき、駅のそばの商業ビルの中の(ちょっとリッチな)スーパーの中を見て歩いて、そんなに高くなかった「海鮮天ぷら盛り」を買って帰っていて、自分的にはまたコレで「とろろそば」プラス「海鮮天ぷら」という昼食にしようかと考えていたのだけれども、帰宅してからは「そば」をゆでるのが面倒くさくなり、「海鮮天ぷら」だけでいいや、と、シンプルな昼食にした。
 ‥‥う~ん、やっぱり「リッチ」な店のお惣菜はそれなりに「美味」で、とっても満足した。これからもときどき、こうやって勤務先そばのスーパーで惣菜を買って帰って「昼食」とかにするのもいいな、などとは思うのだった。

 食事のあと、「GYAO!」でジョン・カーペンター監督の『ゼイリブ』を観た。ディストピアものとして、ジョージ・オーウェルの『一九八四年』的でもあり、先日観た黒沢清監督の『散歩する侵略者』的でもあり、面白いというか楽しいというか、そういう映画だった。