ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2020-10-11(Sun)

 ニェネントがこの頃かわいい。とってもかわいい。鼻のまわりの黒ずみもすっかり取れてきれいな顔に戻ったし、動きも活発でよく食べていっぱいウンチをする。「かわいい」というより「健康」というか、元気いっぱい。今はちょっと気温も下がったので布団の上がいいのか、ベッドの布団の上で横になっていることが多い。って、あんまり活発でもないか。

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 台風チャンホンは北に来ることはなく、今は東に向かっていてそのうちに南に方向転換するらしい。そういうわけでこのあたりも曇ってはいるけれども、前の予報のように雨にはならないでいる。「それでは」と午前中に北のスーパーに買い物に行き、いつもの日曜日のように「肉まん」「バナナ」「ネコ缶」「たまご」などを買う。もうこのあたりはすっかり、毎日曜日のルーチンになってしまった。
 スーパーへ行く道のとちゅうに柿の木があり、柿の実がいっぱい実っていた。もうこの時期ならもっと濃い朱色になっていてもいいように思うが、まだちょっと青いですね。これはまだまだ食べられない。

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 ネットをみていると、COVID-19禍で日々の生活に不安をおぼえる人が多いということだ。それはもちろんCOVID-19への感染を恐れるということも大きいのだろうが、7月、8月の自殺者数も去年に比べて大幅に増加しているという。「感染を恐れて自殺する」ということも考えにくいので、そこにはまた別の心的障害があるのだろう。例えばCOVID-19まん延以前のように人と会って歓談し、ストレスを解消することが出来なくなって内にこもってしまうということはあるのだろうな。それはつらいことだろうとわたしも了解する。

 わたしもずいぶんと長いこと人と会って酒を飲むようなこともなくなってしまって、それは考えてみればつまらないことかもしれない。知人友人と会ってあれこれと会話をはずませれば、それはきっと「楽しいこと」だろうと思う。
 でもわたしの場合特殊というか、ちょうどCOVID-19がまん延して「非常事態宣言」とかが出される前に「慢性硬膜下血腫」で倒れて入院・手術・療養しているもので、これはある意味ではCOVID-19に感染したようなものと考えることも出来(と言ってしまえば、じっさいにCOVID-19に感染した人に失礼なことになるだろうけれども)、自分は3月4月と「健康な人」としていつもの日常を暮らしてはいなかったということが、あの時期の「体験」として記憶されている。そういう意味でずっと、「わたしは健康じゃないんだよな」という意識がついてまわっていて、そのことがわたしの日常を支配しているのではないかと思う。
 そういう意識の上でわたしは今も「療養期間」であって、「普通の人たちのようにこの世の中を楽しむことは出来なくなったのだ」という気もちで生きているのではないかと思う。それは特につらいことではなく、わたしはどこかでそんな状態の下での「新しい生き方」を探しているのだと思う。
 倒れて入院してから半年が過ぎたけれども、けっこう自分なりに「今の生き方」に不満もなく、そういう「新しい生き方」を見つけかけているのではないだろうかと思う(ほんとうは今、「今の生き方」にプラスしてやりたいことはあるのだけれども)。
 別にこのことは人さまに「わたしのような生き方をしてみたら?」と言えるようなことではなく、どなたにも参考になることでもないだろう。これはわたしという病人の特殊事情、その長いリハビリの過程であるにすぎないのだけれども、今は特に不満もなく、こんな「引きこもり」的な生活を楽しんでいる。