ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-10-01(Sun)

 朝起きてリヴィングへ行き、ニェネントくんのトイレをのぞいてみると、ニェネントくん、今までにないくらいに大量のウンチをモリモリしていたのだった。「おお、やったね!」って感じでニェネントくんを褒めてやりたくなり、昼にはおやつのちゅ~るをふるまってあげた。
 昨日注文してあったネコ用の「乳酸菌」の錠剤も届いていたので、今日の夕食からは毎日、下剤と合わせてせっせとのんでもらうのだ。

 昼前に北のスーパーに買い物に出かけたが、国道を越える歩道橋の昇り口のそばの地面に、かわいい黄色い花が咲いていた。「らんまん」の万太郎ではないけれど「何という花だろう?」と、帰宅してから調べてみた。どうやら「ダールベルグデージー」という花らしかったが、雑草ではなく「園芸植物」として、ネットではその種が販売されているのだった。
 おそらくは近くの家の庭などで栽培されていたものが、その種子がここに飛んできて自生するようになったのだろう。こんなアスファルトのすき間に根付いて花を咲かせるなんて、強い生命力の植物なのだろう。ちょっと愛着を感じた。

     

 このあいだスーパーで「ベーキングパウダー」を買ってあって、別にパンを焼こうとかそういうつもりではなく、「お好み焼き」の小麦粉にちょっと混ぜてみようというつもり。それで夕食は「お好み焼き」にして「ベーキングパウダー」を使ってみたのだけれども、焼き上げてみると予想していたよりもずっとふっかふかになっていて、ちょびっと驚いた。食べてみるとけっこうおいしかった。ただ、ここまでにふんわりとならなくってもよかった気はする。次はやはりホットケーキを焼いてみようかと思うのだった。

 夜のテレビの「ダーウィンが来た!」は「動物の赤ちゃん」の特集で、日本各地の動物園で誕生した赤ちゃんたちの映像。まあわたしも動物の映像が好きで、パソコンに向かっている時間の半分ぐらいはそんな「かわいい動物たち」映像を見てるんじゃないかと思うぐらいではあるし。
 この日の放映では「ウミガメ」の孵化に尽力される水族館員の話が興味深かった。砂浜に産卵されて埋められたウミガメの卵は、その後の砂の温度でオスになるかメスになるかが決まるという。それで近年の地球温暖化で、ある地域では生まれるウミガメの99パーセントがメスになったりもするそうだ。そうなると水族館で温度調節のもと、たくさんのオスのウミガメを孵化させ、わずかなりとも自然界の不均衡の手助けにもなるのではないか、などと考えた。

 また昨日の「動物愛護」の話のつづきになるが、「自然の環境」ではない動物園で動物を飼育することへの反対論は多く、「動物園不要論」も出て来るのだけれども、逆に今のように自然界で「絶滅」のおそれがあるとされるような動物について、動物園でその生態を研究しながら飼育することで、その研究成果を自然界にフィードバックさせるという意味で、「動物園」の存在は重要になってくると思う。
 そういうのとはちょっとちがうが、先日テレビで見たのでは、今「アオリイカ」が産卵する海藻の「ホンダワラ」が減少し、アオリイカの産卵場所がなくなっているといい、その対策として「パンダ」の食べ残した「笹」(これが大量に食べ残すのだ)をそのまま(おもりをつけて)海中に沈めたのだが、みごとにその笹の葉のあいだにアオリイカが産卵していたのだという。このことも「動物園が役に立った」という実例になっていくのだろうか。
 ただ、「かわいいから」「人気があるから」というだけで動物園や水族館で飼育し、けっきょく繁殖もならずに飼育数が激減した「ラッコ」のようなケースはどうなのか。いまだにその芸を見せる「ショー」を呼び物にしている「イルカ」の飼育はどうなのか、などという問題はある。わたしもこの春に上野動物園に行ったとき、動物たちが生きていくには狭すぎるのではないか、コンクリートの壁にはあたたかみがないのではないか、などとは思ったのだったが。

 つい先日、「東北サファリパーク」で飼育員の方が檻の中でライオンに襲われて死亡されたという、まことに痛ましい事故もあったけれども、これは「安全管理」の問題だったとはいえ、実は「動物園」という空間、決して「人慣れ」することのない「猛獣」と共にある空間なのだと再認識させられたことだろう。
 動物園へ行き、ただ檻だけで隔てられてそんな猛獣と向き合うとき、そこに「動物はかわいい」というのとは別に、力では人間よりはるかに強い動物らに対し、「畏れ」という感情を知ることが大事ではないだろうか(このことは、北海道の「ヒグマ」問題とも近しい点があると思うが)。