ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2023-06-07(Wed)

 実は先日駅前のスーパーへ行ったとき、「独身者用スイカ」というのを買った。冷蔵庫にしまっておいたのだが、じっさいに食べるには勇気が必要な気がする。一気に食べてしまうのがもったいない気がするからだろうか。
 ニェネントくんといっしょの記念撮影をしておいたが、ニェネントくんはスイカを食べるだろうか? ゾウやカバはスイカが好物のようだが。

     

 今日もニェネントくんの体重を測ってみたが、5160グラムと、前回の測定からほとんど変化はない。前回5月29日は5190グラムだったので、30グラムの減量しか果たせていない。
 でも、これ以上急激に食事量を減らすのも良くないだろうから、今の食事量でもう少し様子をみてみよう。

 読んでいた『水族館の歴史 海が室内にやってきた』という本を読み終わった。実のところ、「水族館」について書かれているのはこの本のごく一部で、この本はいわゆる「アクアリウム」という、一般家庭の中で水生動物・水生植物を飼育する装置の歴史を書いた本だった。けっこう新鮮なアプローチの本で、面白く読み終えた。
 この本の著者のベアント・ブルンナーという人は特に専門の科学者ではなくいわゆるノンフィクション・ライターで、日本ではこの本のほかに同じ出版社から『月 人との豊かなかかわりの歴史』という本と、『熊 人類との「共存」の歴史』
との合計3冊が刊行されている。わたしは以前、この『水族館の歴史』と『月』の2冊は同じ古本屋で買って持っているので、どちらも一度読んでいた本だが、次は『月』を読んでみようということにした。そしてもう1冊の『熊』の本も面白そうだし、Amazonマーケットプレイスで安く出ていたので、『月』を読み終えたら次に読むつもりでその『熊』も注文してしまった。

 ウクライナは今なお不穏な状態が継続しているのだけれども、報道でウクライナ南部のダムが崩壊し、その下流は洪水状態になって広範囲な被害が出ているという。悲しいのは(もちろん人的被害がいちばん悲しいのだが)下流の動物園がすっかり水没してしまって多くの動物が溺死、生き残ったのはアヒルとハクチョウだけだったという。
 もちろんウクライナは「ロシアによるテロだ」と非難したのだが、ロシア側は「ウクライナの仕業だ」と主張しているという。
 日本の報道である方の意見では、このダムの崩壊は「砲撃により以前から損傷していたダムが水圧に耐えられなくなり、自然崩壊した可能性がある」という。
 じっさい、多くのロシア軍兵士がこのダムの崩壊で流されたというし、ロシアとしては将来的に占領しようとしていた地域の「水源」が破壊されてしまったということになるらしい。
 いずれにせよ、ニューヨークの国連安全保障理事会で欧米や日本は「ロシアのウクライナ侵攻が決壊の根本的原因だ」としてロシアの責任を追及したという。

 とにかくは「ダムへの攻撃」というのは大きな環境破壊にもつながり、完全な「無法行為」であろうし、仮にじっさいに今回、ロシアがダムを攻撃していなかったにせよ、日本の報道を信じれば、前からのロシアによる攻撃がこのダムの崩壊につながったわけで、ロシアは大々的に批判されるべきだろう。
 また、ロシア国内では民間の傭兵組織の「ワグネル」代表が表立ってプーチンの主張を否定したり、一般にも「反プーチン」の動きも報道されてもいて、ロシア国内での混乱もあらわになって来ているみたいだ。プーチンは独裁者としてウクライナ侵攻を指揮しているわけで、もう侵攻開始から1年を経て、国内でもプーチンへの疑問は大きくなっているのだろう。

 この日のヒッチコック作品連続鑑賞は、1936年の『サボタージュ』を観た。このところ、1作置きに「傑作」と「納得できない作品」を交互に観てきた感じだが(観る順番は製作順を遵守している)、その順番で行くとこの日は「傑作」になるはず。これがそのジンクス通り、わたしにとっては「傑作」なのだった。むむむ、明日観る作品がこわいが。
 ヒッチコックのあとはまた『時効警察』で、『サボタージュ』の余韻に浸りながら寝るのだった。