ワニ狩り連絡帳2

前世のワニ狩りの楽しい思い出。ネコのニェネントとの暮らし。

2022-04-03(Sun)

 昨日、シネコンのロビーに「ガチャポン」が並んでいて、その中に「ケーブルアクセサリー」という小さな小鳥が売られていたので、ついつい「ガチャ!」とやってしまった。
 これはどうやら、「ジュウシマツ」らしい。「カルガモ」や「カワセミ」もあったはずなので、わたし的にはちょっと「はずれ」っぽい。でもまあ、邪険に扱わないで、ずっとこの場所にいてもらおうと思う。本来の「ケーブルアクセサリー」にはなっていないけれども。

     f:id:crosstalk:20220404155544j:plain:w500

 日曜日。この頃はわたしも『成城だより』の大岡昇平氏的に、お出かけした翌日は疲れが出てぐったりとしてしまう。この日は天気も悪く、ずっと曇天で時に雨も降っている。昨日洗濯しておいて良かったと思う。

 午前中、雨の降っていない合い間をみて、北のスーパーに買い物に出た。この日の買い物のいちばんの目的は「たまご」。このスーパーは、日曜日に1000円以上のお買い物をすれば、たまごは10個98円(税抜き)になるのだ。そのために無理して1000円以上の買い物をしようとすれば「本末転倒」なのだが、ニェネントくん用のネコ缶とかまとめ買いすれば、すぐに1000円は超える。
 「うちにパスタのストックがなくなってるな」と、いつも買うパスタのコーナーへ行くと、先週まで1キロ198円だったパスタが、とつぜん238円に値上げされていた。まあ原料は小麦だからなあ。しかし値上げ率が大きいな。

 帰り道、ウチの近くの電線にハトがとまっていた。逆光だからよくわからないが、ドバトは電線にとまる習性はないと思うから、これはキジバトだろうと思う。

     f:id:crosstalk:20220403105855j:plain:w500

 カメラを向けて撮影したら、すぐそのあとにもう一羽がやって来て並んで、カップル成立だった。

     f:id:crosstalk:20220403105932j:plain:w500

 あとで写真を見て、やっぱりこの鳥は「キジバト」だったということを確認した。

 今日のYahoo!ニュースに、ナボコフの翻訳などでわたしも知っている沼野充義氏がインタヴューに答え、今のロシアによるウクライナ侵攻を「あまりに冷酷でひどい。昔のソ連時代に逆戻りしたように感じる。暗たんたる思いでいる」と語られているのを読んだ。自身のTwitterでも、「ロシア文学者として<身を切られるほど痛く、恥ずかしい>」と投稿されていたという。

 ナボコフのことで考えれば、今はアチラの世界にいらっしゃるナボコフ氏も「やっぱりロシアはね~」とか思っていらっしゃるだろうか。
 もちろん「貴族階級」であったとはいえ、ロシア革命後に西ヨーロッパに亡命されたナボコフは、ヨーロッパ亡命時代に「ソ連」をモデルにしたようなディストピア小説『断頭台への招待』、『ベンドシニスター』などという作品を書いていた。これは今考えると、もちろん「ソ連」への痛烈な<批判>であると同時に、自らの「貴族階級」という出自を振り切った作品とも解釈出来、ここからアメリカへの出国以降の『ロリータ』その他の<傑作群>へのスタートが切れたのではないか、とも思える。

 明日からわたしは、そのナボコフアメリカの大学で講義したテキスト『ロシア文学講義』を読み始めようと思っているが、そのあとはまた、その『断頭台への招待』、『ベンドシニスター』を読み返そうかと思うようになった。

 「ウクライナ情勢」だが、最近読んだ記事で、プーチンは「COVID-19」禍以降、感染を恐れて側近など人に対面することを避けるようになり、それで的確な情報を得ることが出来なくなっているのではないか?という視点があった。
 プーチンの側近は、現実にウクライナで苦戦していることを正直にプーチンに伝えられないでいるとの意見もある。プーチン自身が「情報弱者」であり、そんな中でロシアの行動を決定しているという視点は、まさに「ディストピア小説」のプロットのようでもある。